出かけた。寒いときは、温かい汁物が
喜ばれる。身体の温まるような汁物の
材料はないかな?とスーパーの中を
うろついていると馴染みの居酒屋の
大将と出会った。
大将は料理の達人!「なんぞ身体が温まる
美味しい汁物はないか?」と聞くと「薩摩汁が
いいんじゃねぇかい!」(宮古生まれだが
東京での修行が長く江戸弁)
「サツマイモは煮崩れするからメークインを
入れんだよ」「そりゃええな!ほな、それで
決まりや」さっそく材料を仕入れようとすると
「待ちなよコノヤロ!ハイそうですかと
作ったんじゃ面白くねぇじゃねぇか」
「料理っーのはよ、ひとひねり工夫すんだよ
バカヤロ」サツマイモの代わりにメークイン入れて
野菜ほり込んで味噌いれたらええんやろ。
「ヤダネェーど素人は!次の棚に酒かすがあらぁな、
宮古じゃ酒かすなんて使わねぇだろ、酒かすを
一枚ミキサーでつぶして味噌に混ぜるんだよ、
するとよ味にまろみが出んだよ」
「一口、二口、三口と口に入りゃぁ、海で冷えた
身体もポカポカしてくらぁ」
「喰った客の顔が赤くなって、美味しいですねって
言われりゃこっちの勝ちでぇ」
別に勝ち負けやあらへんがな!そやけど、さすが
料理の達人だけあっていいことを
教えてもらった。さっそく作ってみよう。
食べたお客さんの顔がポカポカと赤みを
おびてきたら勝ちやな!
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