明け方、まだ暗い道を歩いているとブチッと踏みつけて割れた音がする。
その正体はカタツムリ。特に雨上がりのときは、できるだけ歩道を
歩かずに車道をあるくようにしている。
畑をしている友人がカタツムリの被害に悩まされている。
カタツムリは葉っぱを食べる。雨上がりの一晩でカタツムリ駆除して数を
数えると200匹以上いたそうだ。
その翌日も同じ場所で200以上駆除したという。
歩道一面がカタツムリに覆われていることもある。
カタツムリは方言で「ちんなん」という。
沖縄には日本産約800種のうち、約140種が分布しているが、
そのほとんどが固有種である。よく見かけるのはアフリカマイマイで、
これは外来種であり食用目的、薬用として1930年代に持ち込まれた。
現在沖縄県のほぼ全域に生息している。
「マイマイ」というのは方言で「大きい」という意味。
アフリカマイマイはカタツムリの中でも最大種である。
沖縄では親は子供に「絶対に触るな!」と教える。
アフリカマイマイには寄生虫がいて、この寄生虫から髄膜炎を起こす。
2000年には沖縄県内で10人ほどの感染者が確認されている。
珍しいからといって絶対に触ってはならないものの一つが
このアフリカマイマイ。10人の感染者は同じ店のサラダを食べたことが
原因であつという結果が出ている。
万が一触れたときはよく手洗いすること。