みんなで集まって食べるものといえば「焼肉」だった。
その焼肉が高級料理に変わっていったのが、有名大手焼肉店が
でき始めた頃だろう。
子供の頃の肉のご馳走は「すきやき」関西と関東では
食べ方も作り方も違うようだ。
家庭で焼肉を食べることは少なかった。昭和50年代あたりから
「焼肉のタレ」が売り出された頃からだと思う。
関西の私が暮らしていたあたりでは、タコ焼き屋と
焼肉屋が同じくらいあった。あの当時は内臓に税金がかからず、
「捨てる物」つまり「ホルモン」で
焼肉屋と言わずにホルモン屋と呼ぶことが多かった。
ここ宮古島もステーキ文化であったのが、この十数年で
焼肉屋が増えた。ほとんど肉を食べないので、どこが
美味しいのか聞かれても困る。
宮古牛ブームもあって、どこもかしこも「宮古牛」と看板が
出ているが宮古牛のほとんどが島外に販路があり、島で
消費される分がそれほどあるのか首をかしげたくなる。
肉にも肉質のランクがあり、良いものはやはり島外へと
出荷される。宮古牛の看板に期待してがっかりされる方も
多いだろう。
このあいだ、焼肉を食べに行く機会があった。
市内から離れたリゾートの近くにあるところで、沖縄で
美味しいと思って食べたのは初めてのことかもしれない。
「肉は安物がいい」と普段から公言していたが撤回する!
そこで食べたのは「エンピツ」と言われる部分と
「フカヒレ」と呼ばれる肉で、特別に
出していただいたのだが、美味しかった。
しかし、取れる部分が一頭に対してわずかしかないので、
いつもあるとは限らない。
美味しかったわぁ~
![](https://sea.ap.teacup.com/untamamori/timg/middle_1461920664.jpg)