うんたま森のキジムナー

人魚伝説

入江の沖にポツンと浮き出たような岩の上に月明かりに
照らされた人影。よく見ると、その岩の上には、上半身裸で腰の
あたりまで伸びた髪が胸を隠している、しかし下半身は鱗で
包まれた魚のヒレ。人魚という生き物を想像するとき、そんな
風景が頭に浮かぶ。

通り池には、「ヨナマタ(ジュゴン)伝説」「継母伝説」
「人魚伝説」がある。
観光がてら、通り池を陸側から見に行ったことがある。
すると地元のオジィが「通り池の中には人魚が住みついている」
と言う話をしてくれた。

通り池は海中で海につながっており、海までの間にある洞窟の中が、
その人魚の住み家だと言う。空気ボンベを背負って海に潜る
私達は、オジィの言う洞窟があるのは知っているが、とても
素潜りでいけるような場所ではない。
よほど素潜りの達人がその深さまで潜り、そのような伝説が
出来たのかさだかではないが何か住みついていてもおかしく
ないようなところだ。

オジィのいう人魚の姿は、私達が想像するアンデルセンに
出てくる人魚とは異なり人間と魚の中間的姿をしているらしい。
顔は魚のようで身体には鱗があり、時には近くの集落にまで
現れるそうだ。美しい人魚と言うより、アマゾンの半漁人に
近かく。

つまり「人魚伝説(にんぎょ)」は、「人魚(じんぎょ)伝説」
が正しいだろう。オジィいわく、通り池に食べ物を投げると
吸い込まれるように沈んでいくのは人魚(じんぎょ)が
取っていくからだとか・・・・

        

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