うんたま森のキジムナー

漁船には、包丁、まな板、醤油、そして酢をのせている。
この中で、あまり必要ではないのが、まな板、その次に
醤油だろう。包丁は、魚だけでなく色々なものを切ったりするのに
どうしても必要でその次が酢。毒を持つ魚の棘に刺されたり、
糸に絡みついて上がってくるプランクトンで手がかぶれたり
するときに応急処置として酢を使う。また、海で疲れたときに
ほんの少量汁物に酢をいれる人もいる。

カツオやマグロ、シーラ、サワラなど船の上で刺身にして
食べるときは一度、酢で洗ってから醤油をぶっかけて食べる。
酢は船の必需品。

酢の起源は古く約1万年前から酒とともに共存したという古い
記録が残っているそうだ。もともと、酒造りの失敗作が酢だと
言う説もある。クレオパトラも真珠を酢に漬けこみ、毎日美容飲料
としてかかさず飲んでいたとか。

沖縄の酢は本土と少し違い、小さなプラスチックボトルに入って
売られている。メーカーにもよるが、
「3倍~4倍に薄めてお使いください。」と注意書きがあるほど
濃いく酸っぱいのが特徴。
「薄めてお使いください。」と書かれてあるが、薄めて使う人を
見たことはない。沖縄に長く住んでいるので、もうこの酸っぱさに
慣れてしまった。どれくらい酸っぱいかと言うと、酔っ払って
寝てしまった人を起こすとき「鼻の下に酢をぬれ」といわれるほどで、
塗られた人は飛び起きるそうだ。
いつか誰かにイタズラしてやろうかと思っているけれど、
まだ実行したことはない。


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