1997年に大きな台風が沖縄を直撃した。
そのときに新聞の見出しが
「大型台風 ウークイを直撃」
お客さんが「沖縄にウークイって島があるんですか?」
と聞かれた。
ウークイとは、送り火のことで、
迎え火をウンケーと言う。
中日はナカヌヒー、そのまんまやね。
この送り火の日に台風が直撃したので、
「ウークイを直撃!」って見出しが出たわけ。
沖縄にとっては台風も大変な事だが、お盆で帰省している人が
飛行機が飛ばなければ帰れない。それにこの時期は夏休みで
本土からの観光客も多く、空港は大混雑してしまう。
確かに、あのときは大変だった。
沖縄のお盆には各地でエイサーも行われる。
エイサーは現世に戻ってくるご先祖様を送迎する儀式で、
なんと高野連(高校野球連盟)は、「奇異」の一言で
禁止してしまった。
沖縄の文化を否定するとは、なんたる事!
お盆の送り火には、サトウキビで作った杖を
玄関に置き、そして辻にはお菓子や御供え物を置き、
そこでウチカビ(あの世のお金)を燃やす。
翌日は朝早くから子供たちがお菓子をいただきに行った。
今は持って行くようなこともなくゴミとして捨てられる。
数年前までは、お盆になるとおばぁから
「オジィが帰ってきているから、一緒に酒でも飲め!」
と電話があったが、その電話も来なくなって
何年たつかなぁ~
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