アラブの猫

ねこが好き。花が好き。おさんぽ大好き。
日々の暮らし。

ルーベンス展

2019年01月03日 | トウキョウ

ルーベンスは素晴らしい!

上野、国立西洋美術館の

ルーベンス展に行って参りました。

 

「フランダースの犬」の最終回に

ネロとパトラッシュがみたかった絵、

ルーベンスは貧しい人に絵を見せたくないなんて

思わなかったはずなのにと言っていた

ネロの大好きな

アントワープ聖母大聖堂の

「マリア被昇天」を事前チェック。

 

1月3日、13時ころ

思いのほか混雑もなく

一つ一つの絵を鑑賞することができました。

 

「マリア被昇天」は入り口すぐ

映像でみることができます。

天使がおりてきそうな

うつくしい白い壁と白い天井

大聖堂は現地にいったら

さぞきれいなのでしょうね。

 

17世紀を代表する画家ペーテル・ルーベンス(1577−1640)。

現在のベルギーの町アントウェルペンで工房を構え活動しました。

若い頃、イタリアに数年間滞在し、古代彫刻やミケランジェロ、ラファエロなの

盛期ルネサンス美術、それにカラヴァッジョらの同時代美術を吸収して、

自らの表現を確立しました。

同時に、イタリアに残した作品によって、

この地の美術にたしかな足跡を残しています。

 

私がきれいだなと思ったのは、43サウロの改宗 The Conversion of Saul

いいなと思ったのは、52へスペリデスの園で龍と闘うヘラクレス

Hercules Killing the Dragon in the Garden of the Hesperides

IV神話の力、ヘラクレスの絵が大集合しているブースは

ストーリーがあって

観るものをあきさせなくてよかったです。

リソウの男性美、ヘラクレス

リソウの女性美、ヴィーナス

 

ヘラクレスってこんなに魅力的だとは

いままで知らず

すっかりヘラクレスファンになった

ルーベンス展でした。

 

1月20日までです。

ラララ♫ラララ♫パトラッシュとあるいた〜♫

 

アートは素晴らしくてたのしいです。

 

 

 

 


カレーの市民

2019年01月03日 | トウキョウ

前庭にある

オーギュスト・ロダン

「カレーの市民」

1884年、カレー市民はかねて懸案になっていた

同市を救った恩人、ウスターシュ・ド・サン・ピエールの記念碑建設を決定し、

ロダンが指名されました。

 

ウスターシュは、中世百年戦争の時代、

イギリス国王が1347年に英仏海峡を越えて、同市を包囲した際、

他の5人の地位の高いカレー市民と友に人質として

イギリス国王の陣営に赴き、カレー市と市民のいのちを救ったのであった。

年代記を読んで感動したロダンはウスターシュ一人の代わりに6人の市民が

絶望を苦悩のうちに、市の鍵を手に、首に縄をまいて裸足で市の門をでていく群像を

作り上げました。

 

英雄の華々しい身振りを期待していた市当局はロダンの感動的な人間像を理解できずに

これを拒否し、カレー市で除幕式が行われたのは、

完成後7年経ってからでした。

 

 


弓を引くヘラクレス

2019年01月03日 | トウキョウ

こんばんは。

きょうは上野にある

国立西洋美術館

ルーベンス展に行ってきました。

 

美術館前庭に

「弓を引くヘラクレス」

があります。

ギリシア神話の英雄ヘラクレスの

「十二の功業」の一つに主題をかりています。

ヘラクレスが、怪鳥ステュムファリデスを

射るために渾身の力で弓をひき、

まさに矢を放とうとする瞬間

ヘラクレスの肉体はエネルギーに満ちています。

シャルル・モーリスは

レアリズムがイデアリスムの域にまで

達していると絶賛したそうです。

ヘラクレスはかっこいいですね☆