これまで、お手軽で高性能な望遠鏡:コルキットスピカ[1-2]や遊星號[3-4]を用いて天体観察を行ってきた[18-23]。
上記の望遠鏡でも観察対象を選べば、まだまだ楽しめるものの、今後の機材のステップアップについても調べて見たくなった。
そこで、アマチュア向け天体望遠鏡の現状の動向について、ネットで調べて見た。
(1)天体望遠鏡の視力と口径
人間の目から、市販の望遠鏡、すばる望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡も含めた天体望遠鏡全般の視力について、直感的でわかりやすい解説が、参考文献「宇宙を見る道具「望遠鏡」のおはなし」[5]にある。
ここでは、地上で用いる望遠鏡には、大気の揺らぎにより視力50の壁があることが記されている。
すなわち、高価な補償光学系[24]を使用しないアマチュア向けの望遠鏡は、視力50の小型反射望遠鏡(口径250mm程度)が一つの技術・コスト面の限界になり、この辺がアマチュア向け製品の主流となることを示唆している。
天体望遠鏡の視力と口径[5]
※参考文献[5]の表をプロットした。
※詳細は略すが、参考文献「光と光の記録--レンズ編」[6]も、望遠鏡の技術面(特にすばる望遠鏡の補償光学系など)での理解において、大変参考になった。
(2)小型反射望遠鏡
上記の情報に基づき、アマチュア向けの小型反射望遠鏡[7]について調べてみた。
具体的には、ニュートン式望遠鏡[8]と、シュミットカセグレン式望遠鏡[9]について調べてみた。
・ニュートン式望遠鏡
現状のアマチュア向けニュートン式望遠鏡は、大口径の望遠鏡を安価かつ軽量に製作できるドブソニアン望遠鏡[10]が主流のようだ。
このドブソニアン望遠鏡においては、台湾のSky-Watcher社[11-14]の製品が、現状では入手しやすいようだ。
また、このSky-Watcher社は、2019 SKY & TELESCOPE HOT PRODUCTに選ばれたAZ-GTi MOUNT(自動導入経緯台)[13]のメーカでもあり、この製品も注目に値する。
・シュミットカセグレン式望遠鏡
現状のシュミットカセグレン式望遠鏡は、コンパクト・シュミット・カセグレン系が主流で、鏡筒は密閉されているため筒内気流が少なく、比較的広い視野に渡り収差を良好に補正できるのが特徴のようである[9]。
このシュミットカセグレン式望遠鏡においては、最初に量産化に成功した米国のセレストロン社[15-16]の製品が、現状では入手しやすいようだ。
また、このセレストロン社は、GoToと呼ばれている天体導入技術も有しており[15]、こちらも製品技術として特筆に値する。
(3)まとめ
アマチュア向け天体望遠鏡の動向について、ネットで調べてみた。
現状では、GoToと呼ばれる自動天体導入技術を用いたドブソニアン望遠鏡が、アマチュア向け天体望遠鏡の主流であることがわかった。
一方で、初心者にも比較的扱いが容易なセレストロン社のシュミットカセグレン式鏡筒を、Sky-Watcher社のAZ-GTi赤道儀(GoTo mount)に搭載したセットも、大変興味深く感じた。
所感:
今回、現状のアマチュア向け天体望遠鏡についてネットで調べてみた結果、国内メーカ[17]は、入手しやすい製品の主流メーカとしては上がらなかった。
おそらく、国内メーカは、高い技術で、初心者よりは上級者・マニア向けに高価な製品を展開しているのだろう。
※蛇足であるが、アマチュアの語源は「愛する人」のようだ[25]。
参考文献:
(1)コルキットスピカ
(2)コルキットの楽しみ方
(3)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(4)スターライト・コーポレーション-Wikipedia
(5)宇宙を見る道具「望遠鏡」のおはなし
(6)光と光の記録---レンズ編
(7)天体望遠鏡の技術的説明
(8)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(9)シュミットカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(10)ドブソニアン望遠鏡-Wikipedia
(11)Sky-Watcher-Wikipedia
(12)Sky-Watcher Global Website
(13)AZ-GTi MOUNT RATED AS HOT PRODUCT OF 2019 ON SKY&TELESCOPE
(14)Dobsonians
(15)セレストロン-Wikipedia
(16)Celestron-Telescopes, Telescope Accessories, Outdoor and Scientific Products
(17)システム望遠鏡-Wikipedia
(18)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影-goo blog
(19)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(14)-goo blog
(20)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影-goo blog
(21)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(22)遊星號による天体観察-goo blog
(23)遊星號による天体観察(8)-goo blog
(24)補償光学-Wikipedia
(25)アマチュアとプロ
上記の望遠鏡でも観察対象を選べば、まだまだ楽しめるものの、今後の機材のステップアップについても調べて見たくなった。
そこで、アマチュア向け天体望遠鏡の現状の動向について、ネットで調べて見た。
(1)天体望遠鏡の視力と口径
人間の目から、市販の望遠鏡、すばる望遠鏡、ハッブル宇宙望遠鏡も含めた天体望遠鏡全般の視力について、直感的でわかりやすい解説が、参考文献「宇宙を見る道具「望遠鏡」のおはなし」[5]にある。
ここでは、地上で用いる望遠鏡には、大気の揺らぎにより視力50の壁があることが記されている。
すなわち、高価な補償光学系[24]を使用しないアマチュア向けの望遠鏡は、視力50の小型反射望遠鏡(口径250mm程度)が一つの技術・コスト面の限界になり、この辺がアマチュア向け製品の主流となることを示唆している。
天体望遠鏡の視力と口径[5]
※参考文献[5]の表をプロットした。
※詳細は略すが、参考文献「光と光の記録--レンズ編」[6]も、望遠鏡の技術面(特にすばる望遠鏡の補償光学系など)での理解において、大変参考になった。
(2)小型反射望遠鏡
上記の情報に基づき、アマチュア向けの小型反射望遠鏡[7]について調べてみた。
具体的には、ニュートン式望遠鏡[8]と、シュミットカセグレン式望遠鏡[9]について調べてみた。
・ニュートン式望遠鏡
現状のアマチュア向けニュートン式望遠鏡は、大口径の望遠鏡を安価かつ軽量に製作できるドブソニアン望遠鏡[10]が主流のようだ。
このドブソニアン望遠鏡においては、台湾のSky-Watcher社[11-14]の製品が、現状では入手しやすいようだ。
また、このSky-Watcher社は、2019 SKY & TELESCOPE HOT PRODUCTに選ばれたAZ-GTi MOUNT(自動導入経緯台)[13]のメーカでもあり、この製品も注目に値する。
・シュミットカセグレン式望遠鏡
現状のシュミットカセグレン式望遠鏡は、コンパクト・シュミット・カセグレン系が主流で、鏡筒は密閉されているため筒内気流が少なく、比較的広い視野に渡り収差を良好に補正できるのが特徴のようである[9]。
このシュミットカセグレン式望遠鏡においては、最初に量産化に成功した米国のセレストロン社[15-16]の製品が、現状では入手しやすいようだ。
また、このセレストロン社は、GoToと呼ばれている天体導入技術も有しており[15]、こちらも製品技術として特筆に値する。
(3)まとめ
アマチュア向け天体望遠鏡の動向について、ネットで調べてみた。
現状では、GoToと呼ばれる自動天体導入技術を用いたドブソニアン望遠鏡が、アマチュア向け天体望遠鏡の主流であることがわかった。
一方で、初心者にも比較的扱いが容易なセレストロン社のシュミットカセグレン式鏡筒を、Sky-Watcher社のAZ-GTi赤道儀(GoTo mount)に搭載したセットも、大変興味深く感じた。
所感:
今回、現状のアマチュア向け天体望遠鏡についてネットで調べてみた結果、国内メーカ[17]は、入手しやすい製品の主流メーカとしては上がらなかった。
おそらく、国内メーカは、高い技術で、初心者よりは上級者・マニア向けに高価な製品を展開しているのだろう。
※蛇足であるが、アマチュアの語源は「愛する人」のようだ[25]。
参考文献:
(1)コルキットスピカ
(2)コルキットの楽しみ方
(3)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(4)スターライト・コーポレーション-Wikipedia
(5)宇宙を見る道具「望遠鏡」のおはなし
(6)光と光の記録---レンズ編
(7)天体望遠鏡の技術的説明
(8)ニュートン式望遠鏡-Wikipedia
(9)シュミットカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(10)ドブソニアン望遠鏡-Wikipedia
(11)Sky-Watcher-Wikipedia
(12)Sky-Watcher Global Website
(13)AZ-GTi MOUNT RATED AS HOT PRODUCT OF 2019 ON SKY&TELESCOPE
(14)Dobsonians
(15)セレストロン-Wikipedia
(16)Celestron-Telescopes, Telescope Accessories, Outdoor and Scientific Products
(17)システム望遠鏡-Wikipedia
(18)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影-goo blog
(19)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(14)-goo blog
(20)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影-goo blog
(21)OLYMPUS E-PM2と遊星號を用いた直焦点撮影(5)-goo blog
(22)遊星號による天体観察-goo blog
(23)遊星號による天体観察(8)-goo blog
(24)補償光学-Wikipedia
(25)アマチュアとプロ