都内で撮影したカシオペヤ座のRAW画像[5]を用い、天文用FITS[4]画像処理ソフト:マカリ[1-3]で、カシオペヤ座新星[11]の測光[6-7]を試みた。
ここでは、マカリを用いて、カシオペヤ座新星の色等級図[3,12-14]の作成を試みた結果を記す。
(1)処理手順概要
・フォーマット変換:IRIS[8] RAW→FITS[4]変換
・画像解析:マカリ 測光機能
(2)色等級図の試行作成結果[3]
・使用画像(RAW画像)
上:2021-07-28 00:54 北方向 カシオペヤ座[15]
下:2021-08-07 01:17 北方向 カシオペヤ座[16]
OLYMPUS E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6 ⅡR
Mモード, ISO800, 14mm, f/3.5, 8.0sec, MF, AWB
ここでは、2021-07-28と2021-08-07の2つのRAW画像をサンプルとして用いた。
・RAW→FITS変換
撮影したRAW画像(48bit=3x16bit)をIRISに読み込み、FITS画像として保存
上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)
・測光
マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある
マカリでの測光結果
ここでの比較星はτ Cas[10]を用い、その等級(g等級)はStellarium-Web[9]の値を用いた。
カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3,12-14]
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas) 2021-07-28と2021-08-07の2点をプロット
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星 τ Casと4 Casは、2021-07-28と2021-08-07で色指数の変化が見られる
(3)まとめ
都内で市販のデジタルカメラで撮影したRAW画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3]の作成を試みた。
具体的には、2021-07-28と2021-08-07のカシオペヤ座新星(V1405 Cas)2点について、色等級図[3]にプロットして比較した。
上記の2点のプロットした結果からは、2021-07-28(6.1等級)から2021-08-07(7.4等級)のカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の減光の間、色指数b-gの変化は小さく、主系列星[14]の特徴(暗い星ほど赤い)とは異なることがわかった。
参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)RAW画像-Wikipedia
(6)測光 (天文)-Wikipedia
(7)等級 (天文)-Wikipedia
(8)IRIS
(9)Stellarium-Web
(10)カシオペヤ座の恒星の一覧-Wikipedia
(11)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(12)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(13)色指数 (天文)-Wikipedia
(14)主系列星-Wikipedia
(15)都内の星座(23)-goo blog
(16)都内の星座(28)-goo blog
(17)特集 2021年3月~ カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
(18)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(17)-goo blog
ここでは、マカリを用いて、カシオペヤ座新星の色等級図[3,12-14]の作成を試みた結果を記す。
(1)処理手順概要
・フォーマット変換:IRIS[8] RAW→FITS[4]変換
・画像解析:マカリ 測光機能
(2)色等級図の試行作成結果[3]
・使用画像(RAW画像)
上:2021-07-28 00:54 北方向 カシオペヤ座[15]
下:2021-08-07 01:17 北方向 カシオペヤ座[16]
OLYMPUS E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6 ⅡR
Mモード, ISO800, 14mm, f/3.5, 8.0sec, MF, AWB
ここでは、2021-07-28と2021-08-07の2つのRAW画像をサンプルとして用いた。
・RAW→FITS変換
撮影したRAW画像(48bit=3x16bit)をIRISに読み込み、FITS画像として保存
上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)
・測光
マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある
マカリでの測光結果
ここでの比較星はτ Cas[10]を用い、その等級(g等級)はStellarium-Web[9]の値を用いた。
カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3,12-14]
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas) 2021-07-28と2021-08-07の2点をプロット
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星 τ Casと4 Casは、2021-07-28と2021-08-07で色指数の変化が見られる
(3)まとめ
都内で市販のデジタルカメラで撮影したRAW画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3]の作成を試みた。
具体的には、2021-07-28と2021-08-07のカシオペヤ座新星(V1405 Cas)2点について、色等級図[3]にプロットして比較した。
上記の2点のプロットした結果からは、2021-07-28(6.1等級)から2021-08-07(7.4等級)のカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の減光の間、色指数b-gの変化は小さく、主系列星[14]の特徴(暗い星ほど赤い)とは異なることがわかった。
参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)RAW画像-Wikipedia
(6)測光 (天文)-Wikipedia
(7)等級 (天文)-Wikipedia
(8)IRIS
(9)Stellarium-Web
(10)カシオペヤ座の恒星の一覧-Wikipedia
(11)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(12)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(13)色指数 (天文)-Wikipedia
(14)主系列星-Wikipedia
(15)都内の星座(23)-goo blog
(16)都内の星座(28)-goo blog
(17)特集 2021年3月~ カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
(18)OLYMPUS E-PM2とコルキットスピカを用いた直焦点撮影(17)-goo blog