(1)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影概要
・撮影対象
リゲル[18]
シリウス[19]
・機材
望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-4]
ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
フィルタ:Player One IR850nm 1.25″ IR-Pass Filter[8]
架台:ポルタ経緯台
・画像処理
パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] 撮影時間:約30秒(1000フレーム)、aviファイル
スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[10] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
Wavelet処理:RegiStax6[11-12] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理
後処理:ImageMagick[13] bmp→jpg変換、リサイズ処理、トリミング処理
画像解析:マカリ[14-15] 対数表示機能、グラフ機能
(2)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果
2022-01-29 20:38 リゲル
Neptune-C Ⅱ(IR850), MAK127SP 1500mm F12
Neptune-C Ⅱ, Gain 450, Exp. 33ms, WB(B=50 G=0 R=50), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=33.349s
※リゲル部分をトリミング(640x480)
上記のRegiStax6出力(bmp)をマカリに読み込み、対数表示した画面例
※リゲルBが確認できる
マカリのグラフ機能(輝度分析)画面例
※リゲルAの中心から約27ピクセルの位置(離角:約10.8")にリゲルBの輝度のピークが確認できる
2022-01-29 21:33 シリウス
Neptune-C Ⅱ(IR850), MAK127SP 1500mm F12
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 33ms, WB(B=50 G=0 B=50), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=33.348s
※シリウス部分をトリミング(640x480)
上記のRegiStax6出力(bmp)をマカリに読み込み、対数表示した画面例
※シリウスBは確認できなかった
・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"
・イメージセンサ分解能:0.80"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
(3)まとめ
MAK127SPに、近赤外光フィルタIR850を装着したNeptune-C Ⅱを取り付けて、直焦点撮影を試みた。
都内の月のない薄雲のある星空の中で、リゲル、シリウスの近赤外光による撮影を試みた。
撮影した画像をマカリで分析した結果、リゲルBは確認できたが、シリウスBは確認することはできなかった。
参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series IR850nm 1.25″ IR-Pass Filter
(9)SharpCap
(10)AUTOSTAKKERT!
(11)RegiStax6
(12)RegiStax-Wikipedia
(13)ImageMagick
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)今日のほしぞら
(17)Stellarium-Web
(18)リゲル-Wikipedia
(19)シリウス-Wikipedia
(20)連星-Wikipedia
(21)カテゴリー 恒星-KIMUKAZU blog
(22)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(23)リゲル-天体写真ギャラリー
(24)二重星(Double Star)-阿南市科学センター/天文館 - 冬の二重星
(25)シリウスBにご注目 - 阿南市科学センター / 天文館 blog
(26)Sirius B-西はりま天文台
(27)シリウスの伴星Bを観測するチャンス到来!-EYEBELL
(28)シリウスの伴星 観測好機-おさのフォト日記
(29)観察報告の集計-シリウスBチャレンジ
(30)恒星-NAOJ
・撮影対象
リゲル[18]
シリウス[19]
・機材
望遠鏡:MAK127SP 1500mm F12[1-4]
ファインダ:AstroStreet 8x50mm 90°正立像ファインダ
イメージセンサ:Player One Neptune-C Ⅱ(SONY IMX464 1/1.8型 2712x1538 2.9μm)[5-7]
フィルタ:Player One IR850nm 1.25″ IR-Pass Filter[8]
架台:ポルタ経緯台
・画像処理
パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
イメージキャプチャ:SharpCap4.0[9] 撮影時間:約30秒(1000フレーム)、aviファイル
スタック処理:AS!3(AutoStakkert!3)[10] 取り込みフレームの品質上位50%をスタック
Wavelet処理:RegiStax6[11-12] AS!3からの出力画像(tif)をWavelet処理
後処理:ImageMagick[13] bmp→jpg変換、リサイズ処理、トリミング処理
画像解析:マカリ[14-15] 対数表示機能、グラフ機能
(2)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影結果
2022-01-29 20:38 リゲル
Neptune-C Ⅱ(IR850), MAK127SP 1500mm F12
Neptune-C Ⅱ, Gain 450, Exp. 33ms, WB(B=50 G=0 R=50), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=33.349s
※リゲル部分をトリミング(640x480)
上記のRegiStax6出力(bmp)をマカリに読み込み、対数表示した画面例
※リゲルBが確認できる
マカリのグラフ機能(輝度分析)画面例
※リゲルAの中心から約27ピクセルの位置(離角:約10.8")にリゲルBの輝度のピークが確認できる
2022-01-29 21:33 シリウス
Neptune-C Ⅱ(IR850), MAK127SP 1500mm F12
Neptune-C Ⅱ, Gain 300, Exp. 33ms, WB(B=50 G=0 B=50), 1920x1080, RGB24, FrameCount=1000, Duration=33.348s
※シリウス部分をトリミング(640x480)
上記のRegiStax6出力(bmp)をマカリに読み込み、対数表示した画面例
※シリウスBは確認できなかった
・口径:127mm
・ドーズの分解能:0.91"
・イメージセンサ分解能:0.80"相当
(イメージセンサ画素ピッチ:2.9μm)
(3)まとめ
MAK127SPに、近赤外光フィルタIR850を装着したNeptune-C Ⅱを取り付けて、直焦点撮影を試みた。
都内の月のない薄雲のある星空の中で、リゲル、シリウスの近赤外光による撮影を試みた。
撮影した画像をマカリで分析した結果、リゲルBは確認できたが、シリウスBは確認することはできなかった。
参考文献:
(1)Maksutov Cassegrains
(2)マクストフカセグレン式望遠鏡-Wikipedia
(3)Sky-Watcher-Wikipedia
(4)Sky-Watcher Global Website
(5)Neptune-C II USB3.0 Color Camera (IMX464)
(6)SONY IMX464LQR
(7)Player One - Cameras and Astrophotography
(8)S-series IR850nm 1.25″ IR-Pass Filter
(9)SharpCap
(10)AUTOSTAKKERT!
(11)RegiStax6
(12)RegiStax-Wikipedia
(13)ImageMagick
(14)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(15)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(16)今日のほしぞら
(17)Stellarium-Web
(18)リゲル-Wikipedia
(19)シリウス-Wikipedia
(20)連星-Wikipedia
(21)カテゴリー 恒星-KIMUKAZU blog
(22)MAK127SPとNeptune-C Ⅱを用いた直焦点撮影(3)-goo blog
(23)リゲル-天体写真ギャラリー
(24)二重星(Double Star)-阿南市科学センター/天文館 - 冬の二重星
(25)シリウスBにご注目 - 阿南市科学センター / 天文館 blog
(26)Sirius B-西はりま天文台
(27)シリウスの伴星Bを観測するチャンス到来!-EYEBELL
(28)シリウスの伴星 観測好機-おさのフォト日記
(29)観察報告の集計-シリウスBチャレンジ
(30)恒星-NAOJ
コメント、ありがとうございます。
ここ数日は寒いですが、風も月もなく、ベランダでの星空観察を楽しめました。
今回は、市街地での銀河の電視観望に適するという近赤外光フィルタを用いて、シリウスBチャレンジを試みました。
近赤外光での恒星観察は、今回が初めてでしたので、様々な試行錯誤が楽しめました。
今回得られたノウハウは、今後の銀河観察に活用したいと思います。
また、発注していたQBPフィルタも入手できましたので、同様にQBPフィルタを用いたシリウスBチャレンジを試みたいと思います。
さらに、明け方には南東の空に金星が輝くようになり、10cmF12(x2バロー)ニュートンで、目視観察も楽しんでおります。
カノープスの観察は、残念ながら、未達ですが、コロナがおさまり、再び外出できる際の楽しみにとっておこうと思います。
尚、ご指摘いただきましたシリウスB観察の留意点につきまして、参考にさせていただきます。
引き続き、ご指導よろしくお願いいたします。
リゲル・シリウスの写真、拝見しました。
フィルターに近赤外透過のものを使用して撮影されたようですね。
近赤外を含め赤外光線だけ透過するフィルターを使いますと、可視光線の波長はカットされてしまいます。
赤い散光星雲は低温で赤外光線をたくさん出していますので、赤外フィルターは撮影に非常に有効です。
しかし、赤外光線のあまり出ていない白色矮星であるシリウス伴星には不向きです。白色矮星は星の残骸で太陽のような核融合反応をしていません。
むしろ赤外カットフィルター(IRカットフィルター)の方が伴星撮影に有効です。
実際に貴殿撮影の赤外フィルターによるリゲル伴星は高感度で長露出の割に暗く写っています。
シリウス伴星はシーイング良好の時にIRカットフィルターで撮影した方が写るチャンスが多いと思います。
先回も書きましたが、まずは接眼レンズを使って眼視観察で観察できるかどうか確認することをお勧めします。
シリウス伴星はそう簡単には姿を見せてくれません。私もいろいろと試行して今に至っています。
どうぞ今季にシリウス伴星の観察・撮影に成功するとを願っています。
また、フィルターの特性と目的星の発する波長が合っているかについても調べて頂きたいです。
長く書きましたが、どうぞよろしくお願いします。
くれぐれも体調に気を付けて、無理のないようご自愛ください。