iMac DV SEのヘッドフォン出力から臨場感の高いクラッシック音楽を聴きたいということで、PC用アクティブスピーカをいろいろ調べてみた[1-3]。しかし、そこにはある意味コストの限界があるように感じたが、その過程の中でPC用アクティブスピーカをわざわざ改造してパッシブ化し、それに中国製のデジタルアンプを接続する記事[4]を見つけた。しかも、この手法は、低価格にもかかわらず、非常にクリアで良い音が得られるようである。
この情報を参考に、低価格のデジタルアンプに、名機と言われるスピーカ(パッシブ型、オークションで低価格で入手可能なもの)を接続したら、仮に音源がiMacのヘッドフォン出力でも、高いクオリティーの音楽が楽しめるのではないかと考えて調べてみた[5,6]。
【名機スピーカ】
私はオーディオ機器にはそれほど詳しくないので、ネットで名機と言われるスピーカを調べてみた[7-9]。いくつか入手できそうな小型スピーカの名機として、下記が候補に挙がった。
-ONKYO D-200 II Liverpool[10]
最大入力:150W
周波数特性:35Hz-45kHz
出力音圧:89dB/W/m
-KENWOOD LS-K711
最大入力:80W
周波数特性:50Hz-45kHz
出力音圧:85dB/W/m
-KENWOOD LS-K701
最大入力:80W
周波数特性:50Hz-30kHz
出力音圧:83dB/W/m
-DENON SC-M33
最大入力:60W(EIAJ), 120W(PEAK)
周波数特性:45Hz-80kHz
出力音圧:89dB/W/m
私が実際に入手できたのは、ONKYO D-200 II Liverpool(エッジリペア品:ヤフオクで¥4,000程度で入手)である。新品にこだわらなければ、数千円で名機が手に入るので、本当に良い時代になったと思う。
また、前記以外にも、比較のため、既に入手済みのDENONミニコンポ用スピーカ:SC-MG33も使用してみた。
-DENON SC-MG33
最大入力:50W
周波数特性:(不明)
出力音圧:(不明)
【デジタルアンプ/Tripath TA2020】
音響機器用アンプには、従来のアナログアンプからデジタルアンプまで様々な種類があり、また、そのデジタルアンプの中でも、PWM方式やPDM方式など、いくつかの方式がある[11]。ここでは、前記PWM方式を用いたTripath社のTA2020を用いたデジタルアンプに着目した[12-15]。
TA2020を用いたデジタルアンプにはいくつか製品があるが、私はトーンコントロール機能を有した中国製のLepai LP-2020A+[16-19]をamazonで購入してみた(電源込みで¥3,000弱)。
【試聴結果】
試聴に用いた機器構成は、次の通りである。
音源1:iMac DV SE (Mac OSX 10.4.11, iTunes 9.1.1(12))
音源2:iPod shuffle (4th gen.)
アンプ:Lepai LP-2020A+
スピーカ1:ONKYO D-200 II Liverpool(エッジリペア品)
スピーカ2:DENON SC-MG33
評価曲:ドボルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95 新世界より 第4楽章:アレグロ・コン・フォーコ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
デジタルアンプLepai LP-2020A+の電源ON/OFF時には、ボリュームを絞っても、ポップノイズを避けることはできなかった。しかし、電源ON後の定常状態ではノイズは皆無で、アンプのS/N比の高さを実証している。
ボリュームを徐々に上げていくと非常に透明感のある音が聴こえてきた。ヘッドフォンでは気づかなかった弦のこすれや、コントラバスの響く低音を感じることができた。また、クラッシックの小音量のパートも美しく表現し、クライマックスの迫力ある大音量も広いダイナミックレンジで見事に表現できていた。
ラジカセ並みの価格で、この表現力の高さを入手できたことは、正直、衝撃を覚えた。数十万円のオーディオセットを凌駕する破壊力を感じた。まさに驚きの一言である。
iMac DV SE、iPod shuffleに記録された音源技術のすばらしさはもちろん、特に低価格でクリアでトランスペアレントな表現を実現した中国製デジタルアンプに脅威を感じた。
さらに、このデジタルアンプは消費電力も少ないようで、アンプがほのかに温かくなる程度で全く熱くならない。これも驚きであった。
一方、中国製デジタルアンプの品質に関する課題を指摘する記事[16,17]も有るが、幸い私の購入した製品には全く問題は発生していない。この点も、大きな心配は無いように思う。
正直、これからいろいろな名機と言われているスピーカをデジタルアンプに接続し、どんな音が表現できるのか試して見たくなった。
参考文献:
(1)PC用アクティブスピーカ
(2)2012 Best Computer Speaker Comparisons and Reviews
(3)スピーカー
(4)Under10k で最強かもしれん音を~
(5)アンプのブラインドテスト
(6)オーディオの真実
(7)オーディオ攻略メモ
(8)中古オーディオで作る2ランク上のPCサウンド環境
(9)林 正儀のオーディオ講座
(10)ONKYO D-200 Liverpool
(11)アンプ (音響機器)
(12)TA2020-020
(13)Tripath TA2020-20 DataSheet
(14)Tripath TA2020-020 という伝説
(15)デジタルパワーアンプ TA2020
(16)Lepai デジタルアンプ LP-2020A+ Tripath TA2020-020
(17)Lepai LP-2020A+ 2Way切替付タイプの最新版の特長と現況について
(18)LEPAI LP-2020(TA2020使用) D級アンプの簡易改造
(19)Lepai LP-2020A+ mini amp - YouTube
この情報を参考に、低価格のデジタルアンプに、名機と言われるスピーカ(パッシブ型、オークションで低価格で入手可能なもの)を接続したら、仮に音源がiMacのヘッドフォン出力でも、高いクオリティーの音楽が楽しめるのではないかと考えて調べてみた[5,6]。
【名機スピーカ】
私はオーディオ機器にはそれほど詳しくないので、ネットで名機と言われるスピーカを調べてみた[7-9]。いくつか入手できそうな小型スピーカの名機として、下記が候補に挙がった。
-ONKYO D-200 II Liverpool[10]
最大入力:150W
周波数特性:35Hz-45kHz
出力音圧:89dB/W/m
-KENWOOD LS-K711
最大入力:80W
周波数特性:50Hz-45kHz
出力音圧:85dB/W/m
-KENWOOD LS-K701
最大入力:80W
周波数特性:50Hz-30kHz
出力音圧:83dB/W/m
-DENON SC-M33
最大入力:60W(EIAJ), 120W(PEAK)
周波数特性:45Hz-80kHz
出力音圧:89dB/W/m
私が実際に入手できたのは、ONKYO D-200 II Liverpool(エッジリペア品:ヤフオクで¥4,000程度で入手)である。新品にこだわらなければ、数千円で名機が手に入るので、本当に良い時代になったと思う。
また、前記以外にも、比較のため、既に入手済みのDENONミニコンポ用スピーカ:SC-MG33も使用してみた。
-DENON SC-MG33
最大入力:50W
周波数特性:(不明)
出力音圧:(不明)
【デジタルアンプ/Tripath TA2020】
音響機器用アンプには、従来のアナログアンプからデジタルアンプまで様々な種類があり、また、そのデジタルアンプの中でも、PWM方式やPDM方式など、いくつかの方式がある[11]。ここでは、前記PWM方式を用いたTripath社のTA2020を用いたデジタルアンプに着目した[12-15]。
TA2020を用いたデジタルアンプにはいくつか製品があるが、私はトーンコントロール機能を有した中国製のLepai LP-2020A+[16-19]をamazonで購入してみた(電源込みで¥3,000弱)。
【試聴結果】
試聴に用いた機器構成は、次の通りである。
音源1:iMac DV SE (Mac OSX 10.4.11, iTunes 9.1.1(12))
音源2:iPod shuffle (4th gen.)
アンプ:Lepai LP-2020A+
スピーカ1:ONKYO D-200 II Liverpool(エッジリペア品)
スピーカ2:DENON SC-MG33
評価曲:ドボルザーク 交響曲第9番 ホ短調 作品95 新世界より 第4楽章:アレグロ・コン・フォーコ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
デジタルアンプLepai LP-2020A+の電源ON/OFF時には、ボリュームを絞っても、ポップノイズを避けることはできなかった。しかし、電源ON後の定常状態ではノイズは皆無で、アンプのS/N比の高さを実証している。
ボリュームを徐々に上げていくと非常に透明感のある音が聴こえてきた。ヘッドフォンでは気づかなかった弦のこすれや、コントラバスの響く低音を感じることができた。また、クラッシックの小音量のパートも美しく表現し、クライマックスの迫力ある大音量も広いダイナミックレンジで見事に表現できていた。
ラジカセ並みの価格で、この表現力の高さを入手できたことは、正直、衝撃を覚えた。数十万円のオーディオセットを凌駕する破壊力を感じた。まさに驚きの一言である。
iMac DV SE、iPod shuffleに記録された音源技術のすばらしさはもちろん、特に低価格でクリアでトランスペアレントな表現を実現した中国製デジタルアンプに脅威を感じた。
さらに、このデジタルアンプは消費電力も少ないようで、アンプがほのかに温かくなる程度で全く熱くならない。これも驚きであった。
一方、中国製デジタルアンプの品質に関する課題を指摘する記事[16,17]も有るが、幸い私の購入した製品には全く問題は発生していない。この点も、大きな心配は無いように思う。
正直、これからいろいろな名機と言われているスピーカをデジタルアンプに接続し、どんな音が表現できるのか試して見たくなった。
参考文献:
(1)PC用アクティブスピーカ
(2)2012 Best Computer Speaker Comparisons and Reviews
(3)スピーカー
(4)Under10k で最強かもしれん音を~
(5)アンプのブラインドテスト
(6)オーディオの真実
(7)オーディオ攻略メモ
(8)中古オーディオで作る2ランク上のPCサウンド環境
(9)林 正儀のオーディオ講座
(10)ONKYO D-200 Liverpool
(11)アンプ (音響機器)
(12)TA2020-020
(13)Tripath TA2020-20 DataSheet
(14)Tripath TA2020-020 という伝説
(15)デジタルパワーアンプ TA2020
(16)Lepai デジタルアンプ LP-2020A+ Tripath TA2020-020
(17)Lepai LP-2020A+ 2Way切替付タイプの最新版の特長と現況について
(18)LEPAI LP-2020(TA2020使用) D級アンプの簡易改造
(19)Lepai LP-2020A+ mini amp - YouTube
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます