KIMUKAZU blog

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都内の星座(43)

2021-10-26 00:03:55 | 新星
都内で撮影したカシオペヤ座のRAW画像[5]を用い、天文用FITS[4]画像処理ソフト:マカリ[1-3]で、カシオペヤ座新星[11]の測光[6-7]を試みた。
ここでは、マカリを用いて、カシオペヤ座新星の色等級図[3,12-14]の作成を試みた結果を記す。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロット[15-16]した結果を記す。

(1)処理手順概要
 ・フォーマット変換:IRIS[8] RAW→FITS[4]変換
 ・画像解析:マカリ 測光機能

(2)色等級図の試行作成結果[3]
 ・使用画像(RAW画像)

2021-10-24 22:21 北方向 カシオペヤ座
OLYMPUS E-PL6, M.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6 ⅡR
Mモード, ISO800, 14mm, f/3.5, 8.0sec, MF, AWB

 ・RAW→FITS変換
撮影したRAW画像(48bit=3x16bit)をIRISに読み込み、FITS画像として保存
上記のFITS画像を、次の2種類の画像として、マカリに読み込み、それぞれ保存した。
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第2プレーン(G)
 読み込み方法:グレースケール画像、プレーン選択:第3プレーン(B)

 ・測光


マカリでの測光画面例
上:B画像、下:G画像
測光モード:開口測光、自動モード
※恒星の測光測定順は、B画像とG画像で同じにする必要がある


マカリでの測光結果
ここでの比較星はτ Cas[10]を用い、その等級(g等級)はStellarium-Web[9]の値を用いた。
上記より、2021-10-24では、カシオペヤ座新星は7.6等級と試算された。


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図[3,12-14]
縦軸:g等級、横軸:色指数 b-g(g等級とb等級の差)
赤●:カシオペヤ座新星(V1405 Cas)
青●:測光に用いたカシオペヤ座の恒星


カシオペヤ座新星(V1405 Cas)の光度(観察結果)[17-23]

(3)まとめ
都内で撮影したRAW画像を用い、マカリでカシオペヤ座新星(V1405 Cas)の色等級図の作成を試みた。
また、これまで観察したカシオペヤ座新星の光度をグラフにプロットした。

参考文献:
(1)すばる画像解析ソフト-Makali`i-配布サイト
(2)マカリ:Makali`i 超入門編(マニュアル)
(3)鈴木文二・洞口俊博 編、あなたもできるデジカメ天文学 "マカリ"パーフェクト・マニュアル、発行所 恒星社恒星閣、2015年11月15日初版1刷発行、pp.60-63.
(4)FITS-Wikipedia
(5)RAW画像-Wikipedia
(6)測光 (天文)-Wikipedia
(7)等級 (天文)-Wikipedia
(8)IRIS
(9)Stellarium-Web
(10)カシオペヤ座の恒星の一覧-Wikipedia
(11)カシオペヤ座V1405星-Wikipedia
(12)ヘルツシュプルング・ラッセル図-Wikipedia
(13)色指数 (天文)-Wikipedia
(14)主系列星-Wikipedia
(15)gnuplot-Wikipedia
(16)gnuplot homepage
(17)都内の星座(23)-goo blog
(18)都内の星座(30)-goo blog
(19)都内の星座(32)-goo blog
(20)都内の星座(36)-goo blog
(21)都内の星座(37)-goo blog
(22)都内の星座(38)-goo blog
(23)カテゴリー 新星-KIMUKAZU blog
(24)特集 2021年3月~ カシオペヤ座の新星V1405 Cas-天体写真ギャラリー
(25)発見から6か月、増減光を繰り返すカシオペヤ座新星-AstroArts
(26)AAVSO-WebObs Search Results-V1405 Cas
(27)AAVSO-Showing 15,465 observations for V1405 Cas from 241 observers
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遊星號による天体観察(58)

2021-10-25 00:03:18 | 金星
(1)2021年の金星(上が北)

2021-10-10 17:58 金星(等級:-4.3、視半径:10.2")[2,3]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/1000 sec, 太陽光


2021-10-20 17:24 金星(等級:-4.4、視半径:11.3")[2,3]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/500 sec, 太陽光


2021-10-26 17:31 金星(等級:-4.5、視半径:12.0")[2,3]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO200, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/500 sec, 太陽光

※高速連写モードで、約15枚撮影(jpg)
※Lynkeos[4]を用い、スタック処理、および、デコンボリューション処理[5]、アンシャープマスク処理[6]を実施
※iPhotoで傾き補正を実施、また、ImageMagick[7]でトリミング処理(640x480)を実施

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[8]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[8]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[8])

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)金星-Wikipedia
(4)Lynkeos
(5)逆畳み込み-Wikipedia
(6)Unsharp masking-Wikipedia
(7)ImageMagick
(8)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(9)遊星號による天体観察(27)-goo blog
(10)遊星號による天体観察(43)-goo blog
(11)カテゴリー 金星-KIMUKAZU blog
(12)特集 2021年 金星-天体写真ギャラリー
(13)金星-NAOJ
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WindowsPC環境におけるプレートソルビング(2)

2021-10-24 00:04:25 | AZ-GTi
(1)プレートソルビング機能概要とソフトウエア構成
プレートソルビング(plate-solving)とは、望遠鏡で撮影した星空画像を解析し、前記画像がどのような姿勢の望遠鏡から撮影したかを星図から特定する機能のようだ。
上記の機能によって特定された望遠鏡の姿勢情報を、望遠鏡のマウントにフィードバックすることで、天体の望遠鏡視野への導入を容易に実現できる。
ここでは、前回のブログ[9]においてWindowsPCにインストールしたソフトウエアの設定を試行した結果を記す。


WindowsPC環境におけるプレートソルビング・ソフトウエア構成例[11]

構成概要
 【ソフトウエア】
 ・イメージキャプチャ:SharpCap3.2[1] イメージキャプチャ、Plate-solve、ハード制御
 ・Plate-solve:ASTAP 0.9.584 & Smaller star database H17[2]
 ・ハードウエア・ラッパー:ASCOM - Platform 6.5SP1[3] & SynScan ASCOM Driver 1.3.0[4]
 ・AZ-GTiマウント制御:SynScan Pro 1.19.0[5]
 【ハードウエア】
 ・パソコン:WindowsノートPC(Core i5 2.30GHz 、8GB、240GB-SSD)
 ・イメージセンサ:SVBONY SV305(SONY IMX290NQV:1/2.8型 1920x1080 2.90μm)[6]
 ・マウント:AZ-GTi赤道儀化マウント[7-8]

(2)ソフトウエア(SharpCap3.2)の設定

 1.SharpCap3.2 > File > Sharp Cap Settings > Plate Solving
   Preferred Plate SolverをAstapに設定
   Plate Solver Detection StatusでAstapがFoundになる

Plate Solvingの設定画面例

 2.SharpCap3.2 > File > Sharp Cap Settings > Hardware
   MountsをSynScan App Driverに設定

Hardwareの設定画面例

(3)ソフトウエア(SharpCap3.2)の基本動作確認

 1.SynScan ProとAZ-GTi赤道儀化マウントとの接続

SynScan Proの起動画面(AZ-GTiモード)例

 2.SharpCap3.2からASCOM経由のAZ-GTiマウント制御
  SynScan Proを起動したままSharpCap3.2を起動する

SharpCap3.2のScope Controls画面例
※SharpCap3.2においてScope Controls画面が確認できた

 3.SharpCap3.2におけるPlate Solve
  Camera > Test Camera1(Deep Sky)で動作確認を実施
  Tools > Plate Solve

SharpCap3.2でのASTAP astrometer solver動作画面例
※SharpCap3.2においてPlate Solveが起動するところまで確認できた

(4)まとめ
天体の電視観望(Electronically-Assisted Astronomy:EAA)を目的に、WindowsPC環境にプレートソルビング・ソフトウエアをインストールした。
今回は、インストールしたソフトウエア(SharpCap3.2)の設定を行い、その基本動作を確認した。
今後は、望遠鏡にCMOSイメージセンサ・SV305[13]を搭載し、また、AZ-GTi赤道儀化マウント[14-16]を用いて、プレートソルビング機能の運用試験を行いたい。

参考文献:
(1)SharpCap
(2)ASTAP, the Astrometric STAcking Program
(3)ASCOM - Standards for Astronomy
(4)ASCOM Driver - Sky-Watcher
(5)SynScan App - Sky-Watcher
(6)SVBONY SV305 CMOSカメラ 接眼レンズ 1.25インチアイピース 惑星観察
(7)Sky‐Watcher AZ-GTiマウント
(8)AZ-GTi赤道儀化マウント-goo blog
(9)WindowsPC環境におけるプレートソルビング-goo blog
(10)カテゴリー AZ-GTi-KIMUKAZU blog
(11)(多分)一番シンプルなプレートソルブ-ほしぞloveログ
(12)プレートソルビング+星図ソフトからのAZ-GTi制御
(13)Windowsでプレートソルブに挑戦
(14)Windows MiniPCでヘッドレスリモートEAA環境ようやく全て動作(かな?)
(15)SVBONY CMOSカメラ「SV305」を使う その12
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遊星號による天体観察(57)

2021-10-23 00:01:23 | 

2021-10-08 17:50 月(月齢:1.9、視半径:16.5')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/125sec, MF, 太陽光


2021-10-10 17:55 月(月齢:3.9、視半径:16.5')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-10-11 17:39 月(月齢:4.9、視半径:16.4')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-10-15 18:16 月(月齢:8.9、視半径:15.8')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-10-18 17:45 月(月齢:11.9、視半径:15.3')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/250sec, MF, 太陽光


2021-10-20 19:18 月(月齢:14.0、視半径:15.1')[2]
OLYMPUS E-PM2, 遊星號 800mm x2(デジタルテレコン) F16
Mモード, ISO800, 800mm x2(デジタルテレコン), F16, 1/500sec, MF, 太陽光

※高速連写モードで、約15枚撮影
※撮影画像(jpg)は、ImageMagick[4]でXGA(1024x768)へリサイズ
※リサイズした画像を、RegiStax6[5]でスタック処理、および、Wavelet処理
※さらに、RegiStax6からの出力画像を複数枚用いて、Image Composite Editor[6]でモザイク合成[8]

・口径:50mm
・ドーズの分解能:2.32"[7]
・イメージセンサ分解能:1.93"相当[7]
(イメージセンサ画素ピッチ:3.74μm[7])

参考文献:
(1)アメリカン!遊星號(三脚台座1/4雌ネジ付)
(2)今日のほしぞら-国立天文台暦計算室
(3)月-Wikipedia
(4)ImageMagick
(5)RegiStax
(6)Image Composite Editor
(7)望遠デジタルカメラの分解能-goo blog
(8)月面写真のモザイク合成
(9)遊星號による天体観察(52)-goo blog
(10)遊星號による天体観察(55)-goo blog
(11)カテゴリー 月-KIMUKAZU blog
(12)2021年 月の地心距離の変化と満月
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10月の山種美術館・恵比寿ガーデンプレイス

2021-10-22 00:07:53 | まち歩き





山種美術館[1-3]


ガーデンプレイスタワーから望む富士山(西方向)


ガーデンプレイスタワーからの眺望(東方向)
※ICE[7]を用いパノラマ合成




恵比寿ガーデンプレイス[4-6]

参考文献:
(1)日本画の専門美術館 山種美術館
(2)山種美術館-Wikipedia
(3)速水御舟-Wikipedia
(4)恵比寿ガーデンプレイス
(5)恵比寿ガーデンプレイス-Wikipedia
(6)ガーデンプレイスタワー 38階 39階 Top of YEBISU
(7)Image Composite Editor
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