世渡り上手

私はいつも思う、世渡り上手ではないと、本音を言うから嫌われる。
しかし、それでも生きられたのは、単なる運がいいからだと思う。

世間から外れている自分をどうにかまともにしてくれた周りとかに感謝する毎日、暖かく迎えてくれる人もいれば、受け付けない人もいるこの社会で、こんなおばあになった自分を情けなく思うが、しかし世渡り下手すぎる自分が可愛くもある。

ストーブしかない部屋でぽっんとひと李でいるとき、どんなにお酒が飲めたらいいだろうと思う。そしてお酒でいやなことや、寂しさを紛らわせることができたらいいと思うが。

私は飲めない体質だし、そのために肝臓はやたらと丈夫である。おかげで何とか生きられているニコ生の人々は、ニートだろうが、見てるほうも、やるほうも、世渡り上手ではないかと思う。何かに、発散できれば、いつかチャンスが来るとがんばる姿が、とてもいとしい。

ニートをすきでやるひとはいない、仕方がなくやるわけで、競争には負けているようだが、それでも何とか生きているのは、運がいいんだし、愛されているのだと思う。正社員の狭き道にもれた、ニートたちが、これからも悲観しないで、明るく生きてほしいのは、こんな世の中だからである。

私もなんにもできない、なさけない女だけど、彼らを見るとたのしくなる。ありがたい存在が今の生放送に出てくる素人たちである。こんな世の中になっても、がんばるニートたちを少しでもチャンスを与えたいし、応援していきたい、彼らは世渡り下手ではないと思うから。