ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
第4話「Xio激闘! 戦士の背中」では、ウルトラマンエックスと共に、地球の平和を守るために戦うXioに焦点を当てていましたね。
イグニスの身勝手さに憤慨しながらも、何だかんだで、怒りを鎮め、前向きに、この難題に取り組もうとするユカ隊員。そこは立派だなぁ、と思うけど、上層部から厄介な任務を押し付けられる理由は、そこなんじゃねぇか、と思う。
まぁ、ユカ隊員の事はさておき、今回、謎のロボットことマウンテンガリバーが見せてくれたのは、先にも書いた通り、ウルトラマンエックスと一緒に戦っていたXioの激闘の一コマ。正確に言うと、Xioの隊長である神林さんと娘さんについて、か。これについちゃ、見ていた大人っつーか、今、お父さんをやっているウルトラマンファンは考えさせられてしまったんじゃねぇかな。
ざっくり言うと、神林さんは、大病を患っている奥さんと、母親を心配する娘さんを病室に残し、怪獣が出現した現場に行ってしまい、奥さんの死に目に会えず、なおかつ、娘さんはそんな父親の事を未だに許せない訳です。ただ、奥さんは、誰かの為に命懸けで戦える旦那さんの事を誇りに思っており、最期の時も自ら笑顔で、彼を送り出していました。娘さんも娘さんで、許せない一方で、罪の意識に苦しみながらも、そこから逃げず、誰かの為に戦える父を誇りには思っているんです。だからこそ、そんな自分の気持ちと向き合うために、結婚式の招待状を送り、最後、許したんでしょう。
実際、怪獣と戦うってのは極端っつーかフィクションの世界ではあるにしたって、世の中には、ここぞって時に、家族よりも、仕事や他人、世界の方を優先しなきゃいけない職業に就いている人は多いと思うんですよね。自分たち家族を後回しにしたって事を憎む子供の気持ち、そこも解らんでもないけど、家族を守るって誇りがあるからこそ、苦渋の選択が出来るって事も忘れないで上げて欲しいなぁ。
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ5「警察屋はくじけない」は、ついに、錠さんがブンブラックに変身するバクアゲなストーリー展開になっていましたね。毎回、思ってますけど、こうゆうのでいいんだよ、こうゆうので。
これまで、ブンブンジャーと各苦魔獣の戦いに巻き込まれてきた、一警察官だった錠さんは、ISAからの命令とは言え、ブンブンジャーと共に行動を共にできる事となり、テンションが高まっている。当然ながら、調さんの命令による監視役に甘んじるつもりはなく、彼はブンブンジャーの一員になりたい、と気合が入っており、その旨を大也に申し出る。射士郎と未来は、大也が錠さんの熱血っぷりを気に入っているから、彼がブンブンジャーの一員になる事を歓迎するだろう、と予想していた。
だけれども、大也さんの答えは、予想外にも「NO」だった。「今の君ではブンブンジャーになれない」と言い放つ大也。錠さんは、めちゃくちゃガッカリしてしまうけど、私らには、大也が錠さんを受け入れない理由、何となしに察せますよね。錠さんは、あくまで、ブンブンジャーへの憧れが強くあるだけ。カッコイイからって理由で、ヒーローになろうとしてるんじゃ、そりゃ、爆上を大事にしている大也は「NO」と言うわ。
卑怯で卑劣なダーツグルマーの策略にハマり、ボロボロの状態に追い込まれながらも、決して諦めず、立ち向かおうとするブンブンジャーたちの、本当にカッコいい姿を目の当たりにする錠さん。彼もまた、ダーツグルマーにボコボコにされ、体が痛んでいたはずだが、その激痛を、何も判っていなかった恥ずかしい自分への怒り、そして、守りたいって気持ち、いや、覚悟が上回った。生身でダーツグルマーに立ち向かう錠さんの本気が響いたのか、調達屋たる振騎が戦いの場に放り込んできたのは、ブンブンブースターとブンブンチェンジアックス。ついに、ブンブラックが誕生である。
ブンブンジャーですら、警察官として守る、そんな覚悟と泥臭いガッツが溢れる戦闘スタイルで、ブンブラックはダーツグルマーを見事に撃破。巨大化したダーツグルマーにも、ブンブントレーラー、ブンブンパトカー1、ブンブンパトカー2の三台が合体したブンブンジャーロボポリスで立ち向かう。ポリスと付いているだけあって、主武器は銃。見事な射撃技術で、ダーツグルマーが投擲してくるダーツを全て撃ち落としてのけたのは素晴らしかった。頼もしい仲間が加わったブンブンジャーのこれからが、ますます、楽しみ。もちろん、意外に可愛い所がある調さんのハッチャケもw
仮面ライダーガッチャード
第29話「この村は泣いている」は、ギャグ回の気が、やや強めながらも、蓮華の精神的な成長を描いてくれており、彼女とおばあちゃんの絆に、グッと来るものがありましたね。
キュウビマルガムの生み出した、謎の空間に閉じ込められてしまい、しかも、バックベアード様じみた怪物を前にして、恐怖のどん底に叩き落とされてしまうりんね、蓮華、民子おばあちゃん。民子おばあちゃんは、昔のように、孫である蓮華を守ろうとするけど、そう簡単にはいかない。恐怖に震える祖母の姿に老いを感じると同時に、今こそ、自分がおばあちゃんを守る、守りたい、と蓮華の覚悟が燃える。そんな蓮華の気持ちに応えるように、マーキュリン、ジュピッタ、キンキラヴィーナ、グランドサターン、そして、ファイヤーマルスが力を貸してくれる。錬金術は西洋っぽい技術だけど、木火土金水の力を借りると、東洋の呪術たる陰陽術っぽい。
そんで、やはり、今回、登場したのは、「九尾の狐」をモチーフにした、オカルトケミーのNo.9であるナインテールでした。よくよく考えると、このサブタイトルの「泣いている」はナインテールの暗示でしょうかね? だけど、地上げ屋は当然、村の中で喧しかったスターシャイン星野と加治木はまぁギリにしろ、村長はエラいとばっちりで襲われたな。これはアレか、村を栄えさせることを諦めていたからか?
いや、しかし、妖怪の中でも一、二を争うほどの力を持つと言っても過言じゃない「九尾の狐」をモチーフにしているだけあって、キュウビマルガムは結構、手強かったですね。まぁ、このキュウビマルガムが、悪人ではなく、村で祀られていた狐の石像にナインテールが憑依した特異なマルガムだったってのもありますかね。ナインテールの力を借りてマルガム化した狐の石像の目的が、村に災厄を齎し、村人を害す事じゃなく、むしろ、真逆で、ガッチャードにライダーキックで温泉を掘り当てて貰う事だったから、ほぼ戦う意志がなかったけど、これ、尋常じゃない極悪人がキュウビマルガムになってたら、プラチナガッチャードでも、もっと苦戦していたのでは? そんなナインテールの力を、戦闘でも使ってくれたら嬉しいなぁ。
それにしても、スターシャイン星野、最後の最後まで、ギャグキャラだったなぁ。青木さん、はっちゃけすぎ。まぁ、そうゆうとこも嫌いじゃない。また、しれっと登場してくれたら、最高かも。