ウルトラマンニュージェネレーションスターズ
第7話「天才の証明」では、ユカ隊員のメンタルがズタボロにされちゃってましたね。マウンテンガリバー、ちょっ、お前、何やってんの!?
ウルトラマンたちの戦いを支え、勝利に導いていたのが、防衛隊などに所属する人間であるのは言うまでもない事だけど、技術面でサポートしてくれていた天才がいた、それもまた、事実だ。ユカ隊員も、その一人であるのは間違いない。ただ、今、彼女は絶賛大スランプの真っ最中だからか、余計に、他の次元の天才たちに気圧され、実力に差がありすぎるって凹んじゃったんでしょうね。
今回、紹介されたっつーか、ユカ隊員の精神にダメージを与えたのは、『ウルトラマントリガー』のアキト、『ウルトラマンエックス』のルイ、グルマン博士、『ウルトラマンギンガ』シリーズの友也。宇宙人であるグルマン博士は別として、他の三人が、自分より年下で、しかも、未成年ってのが、余計にダメージを大きくしたんだろうなぁ。
確かに、この三人は凄い。才能が、ほんと、ズバ抜けている。ただ、当人たちが、その才能に驕らず、毎日、努力しているのも事実だし、自分の力不足に苦悩しているって点は、ユカ隊員として、さほど変わらないんじゃないだろうか。天才だからこそぶつかってしまう壁だってある。そんなアキトたちだったからこそ、ウルトラマンたちの戦いを支え続けられた。
ぶっちゃけ、この三人だって、ユカ隊員の出してきた結果を見たら、落ち込むかどうかは分らんけど、少なくとも、「凄いな」と感心し、唸るだろう、と私は思う。実際、ユカ隊員だって、特空機の開発に関わり、その特空機が、ゼットの窮地を救い、見事な共闘を見せてきたのは明らかなんだから。マウンテンガリバー、どうにか、ユカ隊員の自信を回復させてやってな・・・いや、回復させろ、責任取って。
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲ8「暴走と分裂」は、ブンブンジャー内に致命的とまではいかないものの、小さくない亀裂が入ってしまうストーリー展開になっており、すっかり、ファンになっている身としては、ドキドキとワクワクの配合に痺れました。
調達屋である玄幡さんが新戦力として加入した事で、ますます、ブンブンジャーとハシリヤンの戦いは激しくなっていくんだろうなぁ、と予想していた矢先に、ここで、大也の夢について、一端だけではありますが明らかになるとは。てっきり、ハシリヤンと戦うために結成されたと思われていたブンブンジャーだけど、ハシリヤンと戦っているのは、あくまで、成り行きに近い感じで、実際のところは、宇宙規模で開催される「BBG」、略さずに言うと、「ビッグバングランプリ」に出場するためだった。
それについて知っていたのは、付き合いの長い射士郎と玄幡さん、ブンブンだけ。知らされていなかったのは、ここ最近、加入した未来と錠さんだった。正しい意味で「ブンブンジャー」をヒーローとして認識し、そうなりたいと思っていたからこそ、大也の目的が「遊び」だったと知った錠さんは憤る。一方で、未来は単に大也が教えてくれていなかった事で、仲間として信頼されていない、と思ってしまったみたい。自分の生き方に影響を、大也が与えてくれたからこそ、余計に二人はムカムカしちゃうんだろうなぁ。
未来と錠さんが、この事について問い詰めようとした矢先に、サンシータが街で暴れ、人々がピンチに。さすがに、この状況で事情を説明する訳にもいかず、大也たちはすぐさま、現場に。しかし、その襲撃は、マッドレックスに命じられたサンシータによる罠だった。どう考えても怪しいシチュに、全く疑う事なく飛び込んでしまった未来たちは、檻の中に閉じ込められてしまう結果に・・・何故か、デコトラーデ、イターシャも檻に閉じ込められちまったんだが、これは、彼らが、宇宙の交通法規を守る機関に捕まって、ムショにぶち込まれる事を示唆しているのかな。マッドレックスの目的、それは、大也とタイマンを張る事だった。さすが、切り込み隊長、思い立ったら即行動だな・・・しっかし、今はタイミングが悪すぎるんよ。
前々回、前回の戦いでマッドレックスの強さを実感すると同時に、勝てない相手じゃない、と見切っていた大也は、ギリギリの所だからこそ生じる勝機をしっかりと見極め、マッドレックスにダメージを与える。その痛みでキレたマッドレックスは、折角、集めたギャーソリンを使って、巨大化。ブンブンジャーは、ポリス、ビルダー、二刀流で対抗するも、頭に血が上りながらも、冷静さは完全に失っていないマッドレックスの猛攻に押され、ピンチに陥ってしまう。本来であれば、ここは引くべき状況。しかし、ブンレッドは撤退を選択せず、新装備であるブンブンオフロードゴーストを武装し、パンチャーに。クロスカウンターを決められたマッドレックスの方が撤退を余儀なくされたけど、大也の方も、軽くはないダメージを負ってしまう羽目に。果たして、大也は復活できるのか、そして、この一件でヒビが入っちまった絆はどうなっちまうのか・・・うーん、こういう展開、好きだわぁ。
仮面ライダーガッチャード
第32話「現る大王! 人形たちのジレンマ」は、まさかの展開で、「おおっ」と震えてしまいましたね。こりゃ、もう一回、youtubeで「仮面ライダーガッチャードvs仮面ライダーレジェンド」を視聴せねば。
初っ端から、ガッチャードと戦っていたのは、古代生物の一種であるアノマロカリスをモチーフにしたエンシェントケミー「アクマノカリス」を取り込んだアノマロカリスマルガム。アノマロカリスのデザインを取り込んだ怪人は、それこそ、『仮面ライダーW』で登場したアノマロカリスドーパント以来か? この「アクマノカリス」とガッチャンコするのが、確か、スズメバチモチーフの「カイザービー」だよな。「カイザーカリス」の変身音があるなら、「遊泳するポインズニードル! カイザーカリス」かな? そのアノマロカリスマルガムの本体は、グリオンの人形じゃなく、悪人。改めて、この街は、マルガムになりすいろくでなしが多いようだ。
そのアノマロカリスマルガムを、久しぶりに基本フォームのスチームホッパーによる必殺キックで倒し、勝利に湧いたのも束の間、アトロポスに見限られた怒りと焦りで頭に血が上っているクロトーの襲撃を受けてしまう・・・かと思ったら、不気味なオーロラから出現した敵、アルファとカッシーン軍団に攻撃される・・・・・・そんで、謎の迷宮に、宝太郎、クロトー、アルファたちは強制転移させられちまうって、攻め過ぎだ、この展開。だが、好き!!
よく解らない敵の登場に、出られない迷宮ってだけでもイライラが募るってのに、一緒に閉じ込められたのが、どポジティブな宝太郎ってんだから、クロトーからすりゃ、もう、嫌気が差してくる。ただ、クロトーがここまで激情をコントロールできないのは、ライバル視している宝太郎に庇われた事に加え、彼の言葉が刺さってしまうほど、心に迷いが生じちゃっているからだろうな。クロトー自身が、何のために戦っているのか、解らないってのも大きい。宝太郎の夢に向かう姿勢と言葉に辟易しながらも、そんな彼に自分が勝てず、しかも、助けられた事があるのも確か。その事実を認めたクロトーは、壁を乗り越え、この迷宮から出るために、ガッチャードと共闘する事を決断する。今の自分が、レプリスチームライナー、レプリユニコン、レプリダイオーニを取り込む参式が使いこなせない事も受け入れ、クロトーは今の自分が全力を奮える弐式で戦う。
そんなクロトーが変身したドレッド弐式とプラチナガッチャードのダブルキックを、アルファごときが耐えられるはずがない。見事にアルファを倒し、迷宮からの脱出にも成功し、喜んだ宝太郎は、改めて、クロトーに仲間になって欲しい、と手を差し出すけど、さすがに、その手をクロトーが握ってはくれないか。一皮剝けたクロトーは手強くなっちまったなぁ、と期待が膨らんだのも束の間、まさか、ここで、アトロポスと共に冥黒王が出現するとは・・・えげつない強化を受け、外見が変貌してしまったクロトー。うーん、彼女が仲間になる日は遠そうだってか、もう、来ないのかな。いずれにしろ、まずは、この戦いに割り込んできた第三勢力をどうにかせにゃならんのか。