『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/2/19分)

2023-02-24 21:01:10 | 日記

ウルトラマンデッカー

第24話「夢の果て」は、もう、涙無しでは観られないストーリーでしたね。ここ最近、ほんと、私、涙腺が弱くなってきてるんですけど、好みがストライクゾーンど真ん中の話だと、余計にヤバいですね。

冒頭で、リュウモンがハネジローに、カナタがデッカーである事を知っていて、なおかつ、隠していたのか、と問うシーンは中々にシリアスでした。けど、リュウモンはハネジローを責めませんでしたね。ハネジローが悪くないって事、カナタからハネジローに頼んでいたのだろう、と理解してたのもあるんでしょうけど、もし、カナタがデッカーである事がバレていたら、彼に精神的な負担をかけていた、と察したんでしょうね。

ガッツグリフォンもナースデッセイ号も修復が間に合わず、動ける状態じゃない。しかし、現状は、何かをしなきゃヤバイ状態。ジタバタ足掻くしかないのであれば、人間はジタバタと足掻くべきなのだ。改めて、人間の底力、人間は強いって事を信じられる、カナタたちの勇気ある行動ですね。

全員が必死に仕掛けた爆弾によって、柱の一本は崩れ、ナースキャノンによってメインの柱もへし折れた。だが、それを黙って見過ごすほど、アガムスも温くはない。とっくに、満身創痍なのに、カナタも自分の限界を超えるようにして、デッカーへ変身。様々な戦いを経て、精神的な成長を遂げた事によって、カナタのいつでも、どこでも、どんな相手にも、自分の出せる全力でぶつかる、その長所がここでフル発揮。カナタの魂を揺さぶる言葉によって、自分が何のために、誰のために、復讐に走ったのか、すらも解からなくなっていたアガムスは、ついに目が覚めたようです。

デッカーのダイナミュード光線とTRメガバスターによって、柱が破壊され、地球を覆っていたバリアも消滅。カナタとアガムスの、正真正銘の心が交わったゆえの共闘に感動したのも束の間、更なる絶望が、とっくにズタボロの地球に来襲してくる。ほんと、畳みかけてくる。トリガー、デッカーともにボロボロだけど、諦めるって選択肢はない。しかし、現実は非情。マザースフィアザウルスは強すぎた。ついに、窮地に追い込まれてしまったデッカーを救ったのは、まさかのアガムスでした。最期の最期で、奥さんに誇れる男らしい姿を見せたな・・・果たして、この最終決戦、どのようなものになるのか、もう、ワクワクが止まらんなッッ

 

暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドン49話「さいごのおもいで」、最終回一つ手前ってこともあってか、これまで以上にカオスの嵐でしたね。ほんと、これ、最終回、キレイに話がまとまるのかな、と不安になってしまったのは私だけでしょうか。脚本担当が井上先生だから、心配するような事はないんだろうが、井上先生だからなぁ、ってのもある。

前回、ついに固い絆が形成され、もはや、無敵と言っても過言じゃない9人体制となったドンブラザーズ。とは言え、数が増えれば、今後の戦いにも変化が生じてくる。いざ本番で、その変化で足の引っ張り合いが起きて、窮地に陥っちゃ笑えないので、連携のトレーニングを行う、と決めたタロウ。けど、そもそも、メンバーが全員、自分の都合を優先するタイプなんで、最終的に残ったのが立案者のタロウと、特に用事もないジロウと、付き合いの良いソノイ。

そんな三人に、リベンジに燃えるソノシたちは、チャンスとばかりに喧嘩を吹っかけるも、タロウは元から最強だし、ジロウも一皮剝けてるし、ソノイはタロウに匹敵する実力者。ソノシたちが勝てる訳がなく、呆気なく、返り討ちにされる始末。もはや、憐れ。しかし、ここで懲りないのが、ソノシたち。自分達が勝てないのならば、ヒトツ鬼をけしかけ、消耗した所を狙う・・・姑息だなぁ。けど、その浅はかな考えで、ソノシたちは自分らをピンチに追い込んじゃう訳で。

最強のヒトツ鬼を生み出すべく、ソノシたちが目を付けたのが、タロウを一方的にライバル視して、これまで幾度も、ヒトツ鬼に変貌してきた大野稔。もはや、彼、レギュラー扱いだな。その大野さんは、お母さんに心配を抱かせまい、としていたけど、人間、そう簡単にゃ、欲望を捨てきれるもんじゃない。タロウに勝ちたい、何としてでも、そんな欲によって生み出されたのが、王様鬼・・・いいのか、これ?! 次の戦隊『王様戦隊キングオージャー』モチーフじゃん。王様の力を持っているだけあって、やはり、その実力は本物。ソノシたちの狙いは見事にハマった、いや、ハマりすぎた。強すぎて、ソノシたちじゃコントロールできなかったのである。

自分達の命が危なくなるや、プライドをかなぐり捨てて、ソノシたちはドンブラザーズたちに助力を求めました。何やら、微妙におかしい部分が目立つにしろ、タロウは持って生まれた強さを存分に発揮して、王様鬼を華麗に撃破。ラストでは、皆に、ちょっと早く、誕生日を祝われて、生まれて初めての幸福を噛み締めているようでした・・・って、死んだ!?

 

仮面ライダーギーツ

23話「乖離T:いざ! 推しのためなら」は、波乱塗れのストーリー展開で、改めて、仮面ライダーギーツ、面白ぇ、と思わせてくれるものでした。

まんまと罠にはまってしまったチラミから、ビジョンドライバーを奪い、創世の女神に自身の願いを叶えて貰おうとするベロパ。彼女を阻むは、デザイアグランプリを、一人の観客として楽しみ、なおかつ、ギーツを推したいジーン。ベロパが観戦マナー違反の実力行使に出たのであれば、彼もまた、持っている力を行使する事を厭わない。

仮面ライダージーン、マヂ強い。頭脳派であるナッジスパロウの方はともかくとして、バッファの方はゴリゴリの実力者、しかも、今はジャマトの力も自分へのダメージ有とは言え、使えるのだから、その戦闘力はヤバい。けど、バッファとナッジスパロウですら、ほぼ歯が立たないほど、ジーンの強さは次元が違った。負ける気もないが、戦うのも面倒だ、と判断したのか、ベロパはその場から退却。すぐさま、創世の女神の元に向かうも、ニラムに先手を打たれてしまっていたので、やはり、戦わずに去る潔さ。

ベロパからビジョンドライバーを獲り返さなければ、誰の望みも叶わなくなる、とニラムは英寿たちに圧をかけます。場慣れしている英寿は、いい加減、事実を開示しろ、と訴えますが、それを飄々といなすニラム。だからこそ、英寿は疑念を強めます。その疑念はともかく、ビジョンドライバーを奪還しなければ問題の解決にならないのは確かなので、ジャマトガーデンへ赴く英寿。そんな彼の戦いをサポートすべく、ジーンが手を貸します。ギーツとジーンの同時変身、グッと来ましたねぇ。でも、一番、熱狂したのは福くんでしょうw

バッファとの戦いが激化する中で、ジーンとベロパの会話を聞いていたギーツは、ついに、彼らの正体に迫りました。やはり、彼らは未来人か。そして、デザイアグランプリは、景和たちが生きる時代を舞台に仕立てたショー・・・なんか、凄ぇ迷惑な事をしてくれてるのな。そんな不満を抱いた矢先、ベロパが巨大なライダーへ変身し、尋常じゃない一撃をぶっぱなしやがった!? 全員、無事か?


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