『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2023/7/9分)

2023-07-14 20:26:19 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第19話「共に進む場所は一つ」は、『ウルトラマンタイガ』で描かれていた、ウルトラマン同士、ウルトラマンと人の絆を振り返る、感動系のストーリー展開でしたね。

主人公・ウルトラマンタイガが、あのウルトラマンタロウの息子ってのは、中々に激熱な設定でしたよね。けど、制作陣は、それだけでは弱い、と判断したのか、タイガだけでなく、ウルトラマンタイタス、ウルトラマンフーマ、と言う三者体制で話を進めていく展開に。これが成功だったのか、そこは定かじゃありませんけど、彼らの絆の描き方は私の好きな感じです。

賢者じゃなくて堅者だよな、と思うくらい、筋肉とタフネスさのごり押し、時たま、知恵者感を出して、怪獣に勝っちゃうタイタス、スピードと切れ味のいい技を活かしつつも、妙にチャラっ気が前面に押し出されていながらも、友情に篤いフーマ、そして、力、スピード、テクニック、バランスの取れた戦闘スタイルで活躍する一方で、立派な父親に対するコンプレックスと、自分は父親に近づけるのか、そんな不安を抱え、それと向き合う心の強さを持っているタイガは、実に良いチームだ。

タイガ、タイタス、フーマがゼットン軍団と戦うシーンは、かなり、興奮しますよね。一匹や二匹くらいなら、いくら、ゼットンでも、タイガたちは勝てるでしょうが、さすがに、あの数はヤバい。そんだけ、タイガたちの強さを警戒していたんだろうが、ちょっと、やりすぎじゃないか、とは感じた。でも、その数的不利で、タイガたちが追い詰められたからこそ、リブットたちが助っ人に来てくれたタイミングが、実に最高だな、と感じられた。にしたって、アンドロメロスって、円谷作品に精通しているファンじゃなきゃ、知らんヒーローだよな。

トライスクワッドの絆に、人間であるヒロユキが加わる事で、ほんと、この『ウルトラマンタイガ』は面白くなっているのだ。タイガに負けないくらい、タロウへの劣等感を拗らせすぎているトレギアが、タイガを闇落ちさせる作品が良い具合に運んでいて、嬉しそうにしていたからこそ、ヒロユキたちが命懸けで、タイガの心を晴らすために行動を起こし、トライストリウムに到った時の愕然顔は、実に好かった。こういう敵キャラを「ざまぁ」と思う時、実に飯が進むぅ。

 

王様戦隊キングオージャー

ついに、と言っていいか、は微妙な気がしないでもないですが、タイトル回収が果たされましたね、この第19話「王様戦隊キングオージャー」にて。

ギラがオージャクラウンの力で、キングクワガタオージャへの強化を果たし、伝説を超越したエクストリームキングオージャーを光臨させた一方で、ラクレスはシュゴッダムをバグナラクに支配され、デズナラク8世から傀儡扱いされる。とんでもない差が付いちまったな、この兄弟。

ラクレスなど、どうでもいいが、シュゴッダムの民を守るべく、ギラは相棒であるゴッドクワガタと共に、シュゴッダムへ急ぐ。ギラをどこまでも信じていたコガネとブーンは、姿を隠しながら移動していたが、サナギムたちに、呆気なく見つかってしまう。もうダメか、と二人が諦めかけた、その時、最高のタイミングで助けにやってきてくれたのが、ギラ! シュゴッダムの民たちは、ギラを反逆者扱いしているけど、ほんの少しずつだけど、見方が変わりつつあるかも・・・

一度は、ヤンマのやらかしで、マヂの反目状態になってしまっていたヤンマとジェラミー。だが、ラクレスの事が嫌いって点は一致している二人は、共にシュゴッダムへ。到着し、サナギムを倒していた所に、王座への妄執から、あえて、逃げの一手を打ったラクレスと出くわす。こりゃ、グッドタイミングとばかりに、ヤンマとジェラミーはラクレスへ圧をかける。キングオージャカリバーZEROを持っていない状態じゃ、ラクレスに戦う力はない。死が迫る恐怖に、顔が引き攣るラクレスだけど、最初から、ヤンマにラクレスを殺す気などなかった。民を大事にせぬ王の命など、感情任せに奪ったところで、自分の手が汚くなるだけ。とは言え、これまでの鬱憤は、きっちりと晴らすあたりが、ヤンマらしい。ジェラミーも、ラクレスの醜態に大笑いし、溜飲が下がった模様。

糸で縛り上げたラクレスを、王座で踏ん反り返っているデズナラク8世の前へ放り出すギラたち。シュゴッダムの民がどうなってもいいのか、と悪党らしい台詞を吐くデズナラク8世たちだが、ここに来るまで、ギラたちが、何もしていなかった訳がない。既に、シュゴッダムの民は治療され、食糧も与えられ、安全な場所に避難済み。つまり、ギラたちは遠慮なく、戦えるのだ。リタに呼びかけに同意し、発足された「五王国異様事案対策用戦略救命部隊 通称 王様戦隊キングオージャー」、これは、テストに出ますね。にしても、名乗りを上げようとするたびに邪魔され、しまいにゃ、エクストリームキングオージャーの圧倒的な攻撃の前に散ったダイヤモンドダンジーム、実に憐れだ。

デズナラク8世らを退散させ、シュゴッダムを見事、奪還したギラたち。けれど、リタは、ヤンマとジェラミーが鬱憤晴らしで、ラクレスを辱めた事で、ラクレスを強制的に逮捕できなくなった現状に、かなりイラついていた。どうしたもんか、と皆が悩む中、ここで、ギラが動いた。ギラは動けぬラクレスへ剣先を突きつけ、決闘裁判を要求。果たして、彼の意図はどこにあるんだろうか。そして、この兄弟の決着は、どんな形を迎えるのか・・・うーん、来週が気になるぅ

 

仮面ライダーギーツ

第43話「創世Ⅴ:その名は、ギャーゴ!」、これは、もう、私と同世代の特撮ファンは、おおっ、と興奮する展開でしたね。

まぁ、私たちが大興奮した展開については、後でじっくり語るとして、まずは、景和についてでしょうかね・・・もう、ここまで、やる事なす事が裏目裏目に出まくってしまうか。自分にとって理想である平和な世界とは、自分の家族が生きていて、幸せに暮らしている事。だから、その理想を叶えるために、景和は心を闇に落とし、ツムリを「創世の女神」に作り替える悪事に加担し、道長と大智を痛めつけ、そして、英寿も裏切った。その結果、確かに、世界は作り替えられ、景和の家族も生き返りはした。

だけど、景和が願った、デザグラの犠牲となり、今回、復活した中には、クズも存在していたのである。己が得た力を暴として揮う者が復活してしまったからこそ、再び、沙羅たちは命を落としてしまった。ますます、ケララの思惑通りに、景和は絶望感に沈んでいき、漆黒のライダーに染まっていく。結局のとこ、景和の場合、自分の意志で決めている事は何一つなく、誰かがちらつかせた、都合の良い方法に飛びついてしまっているから、上手く行かないんだろうな。どっかで、自分を見つめ直して、本当の願いを見つけるべきかもしれないな。

ただ、今回の話、その主役は、そんな景和じゃなく、鞍馬光聖だろう。ゲスな仮面ライダーが復活し、大暴れした混乱によって、拘置所から出てくる事が出来た光聖。何もかも失い、それでもなお、死んだ娘との思い出に縋る、やさぐれ親父の光聖だけど、誰もが幸せになれる世界を作ろうと努力をしている英寿を一途に信じている弥音が、かつて、自分の愛娘を誘拐し、しかも、命を奪った犯人に誘拐された事で、彼は己の呪縛を断ち切った。光聖もまた、いつの間にか、弥音の事を、死んだ娘の代わりではなく、弥音として愛しており、それに気付けたからである。

もう二度と娘を失いたくない、その為には、力がいる。父性を取り戻した光聖は、仮面ライダーとしての力を手に入れるために、英寿に地べたへ頭を擦り付けて、頼む事も厭わない。そんな覚悟を見せられて、応えない男じゃないよな、英寿は。光聖が仮面ライダーギャーゴへ変身した時は、そりゃ、もう、興奮しましたね。いや、だって、鞍馬光聖さんを演じているのは、あの『未来戦隊タイムレンジャー』の追加戦士・タイムファイヤーに変身していた滝沢直人役の笠原紳司さんですよ。変身シーン、あれは、やはり、タイムファイヤーを意識した感じですかね。仮面ライダーブラーリとプレミアムベロパ相手に、仮面ライダーギャーゴがどこまで戦えるのか、楽しみ。そして、そんな父の姿に、弥音は何を想い、どんな決意をするんだろうか。

 

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今日の出来事(12-7-9)

2023-07-10 18:17:46 | 日記

comicアンスリウム(2023/7)一言感想・その②

小説家と浅倉さん アシズキ

好きな人からのご褒美が欲しくて小説を書いている訳じゃないけど、こんな最高のご褒美を貰えちまったら、もっと、良い作品が書けちゃうぜ。

うちには幽霊ちゃんがいます 甘露アメ

いや、多分、この子、引っ越し先にも一緒に来るタイプだぞ。

陰キャゲーマー実況バズらせ大作戦 梅宮こう

実際のとこ、視聴者を楽しませる実況が出来る人は、素直に尊敬できる。

あの日を思い出して エビフライ定食

好きな人と一緒にいる為に、自分の外見から、まず変えてみる努力が出来る男はカッコイイよな。

なりゆきトライアングル ホウホケキョ

チャンスなんてのは、その一瞬にしか来ないのだから、飛び込めなきゃ、男じゃないぜ。

強面先輩は言いなり 板場広し

良い人だけど目つきの悪さで怖がられている先輩OLと、チャラついていて遠慮がないけど見る目はある後輩男子の組み合わせ、キライじゃない。

うちの勇者さまは無口(9) かいづか

『魔王城でおやすみ』の魔王城も毎日、とんでもない事が起きてるけど、こっちも大概だな。

綺麗になった君に酔いしれて れい

きっと、このバカップルは、今後も、ちょいちょい、アブノーマルなセックスを楽しむんだろうな。

ぱらのいあけ~じ その115 クール教信者

きっと、誰にでもあると思うんですよね、声を大にして叫びたい、憧れの必殺技が・・・

ガールズドーン!!(61) 山本AHIRU

高校に残しても地獄しか発生させないけど、退学させたら、外で、もっと、シャレにならない事をしそうだよなァ。

 

今週の食事

7月3日(月)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(若菜若布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

蜜柑のシロップ漬け

夕食

ごはん、麻婆もやし(モヤシ、法蓮草、ブナシメジ茸・麻婆もやしの素《辛口》)、鰤大根、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月4日(火)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(梅紫蘇若菜御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(鶏皮、人参、エノキ茸、きゃべつの千切り・焼肉のたれ)、鰤大根、烏龍茶

 

7月5日(水)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(ちりめん御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、人参、エノキ茸・焼肉のたれ)、鰤大根、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月6日(木)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(おかかしぐれ御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、白菜、舞茸・鰤大根の煮汁)、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月7日(金)

朝食

バケット(リンゴジャム)、オレンジジュース

昼食

おにぎり(若菜鹿尾菜ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

肉野菜炒め丼(鶏砂肝、白菜、舞茸・鰤大根の煮汁)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月8日(土)

朝食

バケット(リンゴジャム)、冷やし薄茶糖

昼食

バケット、カレー(コロッケ・中辛)、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(鶏皮、茄子、レタス・台湾風麻婆豆腐の素)、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月9日(日)

朝食

バケット(リンゴジャム)、冷やし薄茶糖

間食

芋けんぴ、烏龍茶

昼食

おにぎり(チキンライス)×2、烏龍茶

夕食

チキンライス、肉野菜炒め(豚こま、キャベツ、モヤシ、ピーマン、レタス・焼肉のたれ)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

これは詐欺だなぁ・・・・・・

何、いきなり、不穏な事を言っているんだ、とツッコまれそうだが、この『透明人間、そとに出る』を読み終わって、最初に思ったのだ、これを。

当然だが、悪い意味で言っている訳じゃない。誉め言葉のつもりで、詐欺、と言っている。しかし、如何せん、「詐欺」って表現はよろしくないな・・・もうちょい、マイルドに言うなれば、ギャップが凄い、か?

絵柄は割と緩めなんだが、ストーリーが激烈。そのちぐはぐさが、とんでもない破壊力を、読み手に見舞ってくるのだ、この『透明人間、そとに出る』は。

正直なとこ、凄くグッと来たものだから、心がゴチャゴチャしてしまっており、感想が上手く書けずにいる。読んですぐに、感想を書こうとするものではないな。しかし、下手に日を置いても、形が余計に定まらなくなりそうだったので、いっそ、パッションに任せるか、と強攻。

収録されている、どの短編にも、路田先生にしか出せない味もしくは色に満ちており、優劣は付けがたい。

『透明人間、そとに出る』は男だったら共感できるカッコ悪さ、みっともなさ、それに宿る、ピュアな恋心が、ちょっと不思議な感じで描かれている。『逆のボタンはかけづらい』は、世間が共用してくる常識に「?」となり、自分達の立ち位置を考え直し、自分たちらしい生き方が出来るように変わるキッカケをくれる。

『どうせ明日も同じ君』は、やや怖さを醸しながらも、「不変」と「変化」の面白さを描いており、読み手が期待していたハッピーエンドを魅せてくれた。『察せませんズ』は、人間、やっぱり、ノーヒントで相手の気持ちを察するなんて無理なんだから、ちゃんと、言わなきゃダメだな、と当然のことに気付かせてくれる。

『しばらくハシゴを登っていない』は、地味に重めではあるけど、その重さの分だけ、人と人がちゃんと繋がるって事が、どれほど大切か、を説いてくれている。『ヤナギダクリーク』はタイトルこそ「?」だけど、だからこそ、自分にとって大切なこと、他人にとって大切なこと、を考えさせてくれ、そこに線を引く、また、踏み込んでいく必要さを描いているな、と感じた。

どの作品も、路田先生が、自分と真正面から対話・・・いや、このレベルだと、もう、ぶん殴り合っている感じか、まぁ、穏やかに言えば、バチバチに拳で語り合って、漫画って形にしたんだな、と理解できる。また一人、私の心を満たしてくれる漫画家に出逢えたのが、本当に嬉しい。

 

この台詞を引用に選んだのは、刺してくるなぁ、と特に感じたものだったので。

ほんと、これは、私の勝手な想像に過ぎんのだが、路田先生にも、こうやって、一緒に美味しいものを食べてくれて、話を真摯に聞いてくれる、「味方」と思える人がいるんだろうな。

その「味方」になってくれた人への感謝が、この作品を描く芽になっているのかも、と思えた。

もちろん、実際は違うかもしれない。

けど、私は、迷って、迷って、その末に、助ける、と自分で決めた大人の方がカッコイイ、と思えたし、そういう大人の描き方をした路田先生に敬意を抱けた。

だから、この台詞にグッと来たのだから、自信を持って紹介する。

「ごみとか片づけてくれて、ありがとう。気が付かないフリして、ごめん。知らない人同士の方が楽だよな。でも、知らないと、一緒に飯も食えないし、ちゃんと味方になれないから。話聞くくらいなら出来るから、今度は玄関からおいで」(by社畜なサラリーマン)

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三大特撮感想(2023/7/2分)

2023-07-07 19:12:16 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第18話「SHOUT(シャウト)」では、ウルトラマンジードと共に、ベリアルの邪悪さと戦ったウルトラマンゼロにも光を当てたストーリー内容になっていましたね。

実際問題、ウルトラマンゼロは、ウルトラマンジードにとって、どんな存在になるんですかね。信頼のおける先輩でもあり、頼れる兄貴分でもあり、憧れる先導者でもあり、それでいて、父であるベリアルを幾度も倒している、ざっくり言えば、仇的な存在でもありますよね。まぁ、何にせよ、二人には絆がある、そこは確かです。

最強のウルトラマンは誰か、と論議する時、必ず、その名が挙がるであろう、ウルトラマンゼロ。しかし、いつだって、楽勝だったわけじゃありません。時には、大切な相棒の家族を人質に取られ、脅しに屈するしかない時もありました。ケイのやり方は心底、ムカつくものなのは確かなんですけど、効果的であったのは認めるべきでしょう。実際、ゼロだって、一度は行動不能って結果に追い込まれてしまったんですから。

しかし、そんな悪意に負けっぱなしじゃいないのが、ウルトラマン、もとい、ヒーローである。ウルトラマンギンガ、ウルトラマンビクトリー、ウルトラマンエックス、そして、ウルトラマンオーブ、ニュージェネレーション世代の後輩ウルトラマンたちの力を借り、ゼロは最強形態の一種であるビヨンドに到達しました。見た目もカッコイイですが、何より、戦闘力の突き抜けップリがシビれちゃいます。そんなウルトラマンゼロ ビヨンドのカードを、ジードが出しちゃった時は、「え、いいの!?」と思っちゃいましたけど。

そして、今回のラストで描かれたのが、ジードとベリアルの父子対決。最強になりたい、その欲を、悪意ある者に利用され、邪に染まってしまったベリアル。付け込まれる隙があったのは否定できませんが、実際のところ、ベリアルは、何があっても諦めず、目的に向かって邁進する、そんなヒーローにとって必要なモノを持っていたんですよね。もしも、ベリアルが魔道に堕ちず、正義のウルトラマンとして活躍をしていたら、どんな感じになっていたんでしょう。

 

王様戦隊キングオージャー

第18話「始まりの王冠」は、そりゃ、もう、テンションが爆上がり必至なストーリー展開でしたね。視聴率低迷している、と噂に聞いたけど、こんなに面白いんだから、どうやら、ガセのようですね。まぁ、正直なとこ、ここ最近の特撮系はストーリーが子供には難解でしょうし、大人たちにしても、何度も見返せるように、テレビじゃなくて、パソコンなどで観ているんじゃないですかね。

まぁ、その辺はさておき、初っ端から、ギラvsラクレスのリターンマッチをブッ込んでくるのが良いですよね。壱度目の対決で、ギラはラクレスの攻撃が辛うじて、自分の急所を外れ、生き延びていた事を疑問に抱いていましたが、ラクレスの、ギラが生きていた事に対する動揺を見る限り、ラクレスがわざと急所を外していたって可能性は低いんですかね。何にせよ、生きていたのであれば、今度こそ、確実に息の根を止める、と息巻くラクレスは、「オージャクラウン」を使用して、キングオオクワガタオージャーへパワーアップ。

素の状態であれば、あの時から成長しているギラも、ラクレス相手に善戦でき、勝つ事も可能だったでしょうが、強化フォームになられちゃ、圧倒されてしまいます。ジェラミーが煙幕を張り、ギラを連れて逃げる事に成功したから良かったものの、黒星を付けられたのは事実ですかね。ヤンマはズタボロ、ギラも軽くはない怪我、ジェラミーは肉体よりも精神にダメージを負ってしまっている。そんな状況で、ギラはラクレスが使っていたアイテムについての情報、同時に、まだ目が濁っていなかった頃のラクレスが語っていた理想を思い出す。こうやって、断片的に、王族としての記憶を思い出す事を考えると、やはり、何らかの力で、ギラの記憶は封印されており、また、来たるべき時に備えて、徐々に綻んでいくように設定されている感じもしますね。

一方で、カグラギも動き出していました。ラクレスに、感情を飲み込んで付き従っているのは、トウフの民を守るため。他身を守るためならば、己の手をいくらでも泥で汚し、他人を欺く事も躊躇わないスタンスのカグラギだからこそ、窮地にありながらも、本心から、自分と妹の事を心配してくれているギラの、王らしからぬ、それでいて、王として相応しい甘っちょろさが弱点なんでしょうね。ほとんどが民の為だけど、何気に、ギラの助けになりたいって気持ちもありますね、カグラギ。そんなカグラギは呆気なく見つかってしまい、ピンチになるも、兄に負けず劣らず、腹の内を読ませぬスズメのファインプレーによって、ラクレスの力の秘密に接触する事に成功。カブトムシの物真似を、周りの者に笑われ、仲間から嘆かれながらも止めなかったカグラギを見て、「韓信の股くぐり」を連想した人は多いでしょう。

スズメの助けによってオージャランス、キングオージャーZEROのコクピットからオージャクラウンを手にしたカグラギは、オージャクラウンをギラへ。同じく、民の事を想っている王の絆を感じますね。キングクワガタオージャへ、見事、眩い強化を果たすギラ。ラクレスは鎧を装着しているって感じでしたが、ギラは全体が変化していましたね。これは、やはり、ギラの方が、ラクレスよりも王としての資質が優れているからでしょうか。キングクワガタオージャは、伝説以上の超越を顕現させます。前回、クモノスパイダーが強引に合体させたものではなく、王としての力で合体したエクストリームキングオージャは、ラクレスが操縦するキングオージャーZEROを、ほぼ一方的にぶちのめしました。ラクレスの敗因、それは、己の理想を捨て、支配欲に身を委ねてしまった事でしょうか。果たして、ギラは、バグナラクに支配されてしまったシュゴッダムを奪還する事が出来るんでしょうかね・・・

 

仮面ライダーギーツ

42話「創世Ⅵ:女神完成 闇の刃」は、前回以上に、景和の、ますます酷くなっている自虐的な暴走に対し、観ているコッチの胸が痛くなりましたね。自分で自分を止められるのか、それとも、英寿が最悪の結果になるのも覚悟で止めるのか・・・辛いなぁ。

前回のラストで、憎悪と激怒が生み出す、圧倒的な強さを遠慮0で揮ってくるタイクーン ブジンソードに全く敵わず、えげつない一撃をトドメに喰らってしまったバッファ。しかし、ゾンビの特性なのか、ギリギリで道長の命は燃え尽きていなかった。それでも、ダメージは深刻なようで、戦闘の続行は完全に不可能。しかし、景和は瀕死状態の道長に、トドメを刺し直さない。道長との間に会った友情が、景和を止めた、なんて甘い考えは、さすがに、私も抱かない。自分の大切な姉を奪った道長を、一回で楽にはしない・・・もう、とことん、精神が闇に染まっちゃってるぅor2

そんな地獄に突き進んでいる景和を、英寿と弥音は必死に止めようとするけど、二人の言葉は、もう届いちゃくれない。必ず、犠牲者が復活した世界を作り出す、それが出来るのは自分だけだ、と覚悟を決めちまってるんだろうな。だからこそ、今の景和は、ジットと手を組む事も、ツムリを自分の願いを叶える為に利用する事に躊躇が無い。多分、景和推しのファンは、彼をクソ野郎まで堕ちたか、と蔑まないだろうな。誰にだって、外道になってでも、叶えたい願いがあるもんだ。

景和の姉・沙羅の命を奪った、その罪を背負っている道長は、景和との戦いで負ったダメージが未だに癒えていないにも関わらず、多くの人間にジャマトを寄生させ、その記憶を己のモノにしている大智の元へ。クズが過ぎる大智に対して、怒りを爆発させるバッファだが、彼が戦う事になったのは、ケケラとベロバ。しかも、この二人は、新たな力を得てしまっていた。バッファも決して弱くないけど、傷を負ったままだし、何よりも、実力が開き過ぎてしまっていた。ギーツ、タイクーンともに、最強フォームに到達したんだから、バッファにも、そろそろ、力を与えてやって欲しい。ケケラの方はともかくとして、ベロバと最終的に戦うのは、やっぱり、バッファであって欲しいんですよね、私。

ついに、対峙した景和と大智。大智が、道長とは違い、沙羅が死ぬ原因になった事に罪の意識を微塵も抱いていない事に対し、完全にブチ切れたタイクーン。前々から思っていたけど、やっぱり、「タイクーン」は「大君」に通じているんだろうな。しかも、今はブジンソードと言う、新たな力も獲得している。上級ジャマトになったくらいじゃ、タイクーンには勝てないわな。助かりたい一心で、大智はケララに救いを求めるが、ケララにとって、大智は景和を「本物」に到らせるための生贄に過ぎなかった。絶望した大智は、タイクーンに共闘を求めるも、当然、それを受け入れてくれるはずがない。ギーツ MarkⅨが割って入ってなかったら、タイクーンはマヂに大智をヤってたな。そして、ついに、ツムリは不完全ではあるが、創世の力を持つ存在になってしまい、景和の理想の世界が作り出される・・・果たして、この戦いは、どんな決着に至るんだろう。

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今日の出来事(12-7-2)

2023-07-02 20:23:24 | 日記

Comicアンスリウム(2023/7)一言感想・その①

地雷? になりたい雪音さん 波乗かもめ

真面目で、恋愛にのめり込みやすい女の子ほど、努力の方向性が時たま、可愛い意味でみょうちきりんになる。

美女が野獣 たつか

逃げられなくなった、いや、逃げる気もなくなった先輩が、お腹の大きくなった清水ちゃんと一緒に田舎に行く姿が、容易に想像できたわ。

華乃条家は3人家族 アサオミ志群

汚っさんが催眠術を悪用するのは胸糞悪いんだが、ボテ腹オチがグッと来ちゃう私も業が深いわなぁ。

蛇川ちゃんは勃たせたい! GURIDA

エロ漫画の感想なのに、ちょっと真面目なものを書いちゃうが、ぶっちゃけ、実体験って作品の質をかなり上げると思う。

立花さんはバラされ上手 浅間ひなみ

あー、まぁ、何だ、うん、小西くん、生きろよ?

蜜情コネクト 初雲丹いくら

きっと、翌朝、ご両親に揶揄われるんだろうなぁ、この初々しいバカップルは。

鶴の恩返し ちょりもっき

自分が好きになれる、自分を好きになってくれる、そんな相手がいれば、大抵の事は頑張れて、結果も出せる。

ヒキコモゴモ 交介

好きな人とずっと一緒に居たくて、しょうもないけど可愛い策を弄してくる、駄肉付ヒロイン、キライじゃないぜ。

24世紀の恋人(たち) ゆっ栗栖

オチがちょっと怖めだが、これはこれで、受けは良さそう。

あの日、君が言ったから うめゆき

女の子に恥をかかせちゃったんだから、責任を取って、隼人は美久ちゃんが満足するまで、セックスしてあげるように!!

 

今週の食事

6月26日(月)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(紫蘇昆布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

焼肉ライス(豚こま、エノキ茸、オニオンサラダ・焼肉のたれ)、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

6月27日(火)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(梅紫蘇ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

焼肉ライス(豚こま、エノキ茸、大蒜の芽、サラダ菜・焼肉のたれ)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

6月28日(水)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、ミックスジュース(林檎、白桃)

昼食

バケット(ハヤシライスのルー)、烏龍茶

間食

薩摩芋チップス、烏龍茶

夕食

焼きそば(豚こま・ソース)、中華スープ(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

6月29日(木)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(若菜昆布御飯、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

干瓢巻、ぶっかけうどん(麺つゆ)、黒糖ゼリー、烏龍茶

 

6月30日(金)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(若菜梅紫蘇鹿尾菜ごはん、鰹昆布)、烏龍茶

夕食

ごはん、麻婆茄子(鶏皮、茄子、レンチンモヤシ・麻婆茄子の素)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

7月1日(土)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、紅茶(無糖)

昼食

おにぎり(おかかしぐれ御飯、鰹昆布)、烏龍茶

間食

芋けんぴ、烏龍茶

夕食

ナポリタン、アジフライ(トンカツソース)、イカフライ(トンカツソース)、餃子(餃子のたれ)、レンチンモヤシ(中華スープの素)、烏龍茶

 

7月2日(日)

朝食

バケット(トリプルベリージャム)、缶詰(甘夏)、紅茶(無糖)

間食

芋けんぴ、烏龍茶

昼食

カツサンド(トンカツソース、ケチャップ)、サラダ(レタス、パプリカ)、烏龍茶

間食

串団子(檸檬餡、塩漉し餡)、烏龍茶

夕食

ごはん、肉野菜炒め(鶏皮、法蓮草、ブナシメジ茸、レンチンモヤシ・焼肉のたれ)、味噌汁(若布、輪麩、赤海苔、葱)、烏龍茶

 

今日、読んだ本

好い意味で、「キツッ」と感じた四コマ漫画。

好い意味でキツいって、日本語の活用としては、相当におかしいな、と自分でも思ってはいるんだが、どうにも、それ以外に思いつかない。

小説家になりたいのなら、もうちょっと、その辺りのセンスを磨かなきゃならんな、と反省しつつ、この作品についての感想を語っていこう。

作品形式は、タイトルにも入っている通り、四コマ漫画。

なので、実に読みやすい。テンポよく進んでいるのは、高評価だ。

ただ、こう言っちゃなんだけど、さかた先生のフェチ、性癖、姉属性好きが全開なので、中には顔を顰める人もいるかもしれない。まぁ、顔を顰める、この作品が合わない人は、そもそも、これを買っていないだろうが。

18禁の描写もないが、これはこれで、読んだ人間に新たな扉を開かせる可能性もあるっちゃある。そういう意味では、中々の力を持っている、と言える。

絵は上手くないが、下手でもなく、むしろ、このネタのノリと相性が良いな、と感じさせる。ネタとの相性が良い絵柄を知っている、この点に於いても好印象が抱ける。

性癖を炸裂させ過ぎなのでは、と腹を抱えて笑いながらも心配になってしまったのが、「オギャりだした姉の4コマ」だった。これ、マヂに弟君のこれからが不安。下手すりゃって言い方も失礼だが、彼の忍耐力がプツンとしちゃったら、赤ちゃんが出来ちゃうってパターンだべ、これ、もう。

どれも面白かったが、個人的に推せたのは、「不良JKちゃんの4コマ」だ。それなりに年齢がいっている女性がストレス発散と学生時代に出来なかった事をやりたいって願望を叶えるために、JKのコスプレをし、その行為に対して、ガチ系武闘派ショタに苦言を呈され、圧をかけられるシチュってのが良い。いっそ、これ一本で、一冊を出してほしいくらいである。

 

この台詞を引用に選んだのは、弟くんと同じく、兄貴の男らしさに「おおっ」と感服したので。

女性からするとムカッとするような内容かも知れんけど、男には、妙な勇気を貰える珍言。

「女がいいって言ってんのに、手を出さないのは、逆に相手に失礼なんだぜ。いくときはいってあげる。それが男のマナーだ」(by兄貴)

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