ウルトラマンアーク
特別総集編「SKIP星元分所のみなさまへ」では、ウルトラマンアークvsトリゲロスの激しい戦闘で、ウルトラマンアークの行方が知れなくなった事に対する不安を紛らわせてくれる振り返りをしてくれていました。
毎度、言っているような気もしますが、やはり、こうやって、ウルトラマンが繰り広げてきた戦いを振り返ってくれるのは、ファンとしちゃありがたいものです。初見時には気付かなかったシーンを、他者の視線に重ねる事で「そうだったのか」と気付けます。
今回、焦点が当たっていたのは、やはり、前回のトリゲロスでした。モノゲロスが一本角、ディゲロスが二本角、そして、トリゲロスは三本角。どう考えても、同じ存在が何らかの目的を持って、地球に送り込んできている尖兵である、と丸判りです。中村さんたちは、ゼ・ズーゲートによって、地球に迫っていた危機こそ知りませんが、やはり、何かヤバい相手が何かをしようとしているってのは経験則から察せるのでしょうね。
改めて思いましたけど、自分達の銀河さえ守れれば、それでいいだろって考えのゼ・ズー派はヤバいですよね。最高の頭脳を持っているのなら、他の銀河に被害が出ない方法も考え着いたでしょうに。多分ですけど、ゼ・ズーは『仮面ライダーガヴ』の酢賀と同じタイプの科学者ですね。自分の好奇心優先で研究し、周りがどうなろうと構わない。他の銀河に被害が出るのは仕方ないっつーより、自分のやり方で他の銀河にどのような被害を齎せるか、気になったからやってみたってパターンじゃないか、と疑ってしまうレベル。
そんな案件の他に、vsヘルナラクやvsキングオブモンスも、しっかりと振り返ってくれたのも、個人的には感謝です。好みはそれぞれですけど、やっぱり、主役ウルトラマンが、他の次元で戦っているウルトラマンや一度は誤解から戦ったけど和解した強敵と、強大な悪意と対峙した時に共闘するって展開は胸が熱くなりますって。
にしても、中村さん、今度はハワイの分所に飛ばされてたのか・・・いや、これ、分所じゃなくて保養所だわ。でも、最初こそ、クサクサしてた中村さんだけど、アークたちの戦いに思いを馳せる事で、やる気を回復したようで何より。現場に復帰する事よりも、戦いが終わって疲れているであろうアークたちを癒すために、と気合の源がズレているような気もするけど、無気力よりはマシだ・・・ちょっと気になったのは、中村さんが柱の影響を受け、朧気になっていた時期を思い出そうとしている時。これは、もしや、映画に言及している?
爆上戦隊ブンブンジャー
バクアゲFINAL「君のハンドル」、もう、文句など一切出ないほど、バクアゲを凌駕した超バクアゲな最終回でした。
毎度の事ですけど、ほんと、めっちゃファンだった作品の最終回を観ると、何とも言えない寂寥感が胸の中にいっぱいになりますよね。
きっと、それは、その作品が良いもので、色々な事を教えてくれ、多くの事を気付かせてくれ、大切な事を与えてくれるものだったからでしょう。
この『爆上戦隊ブンブンジャー』って特撮作品を、素晴らしいモノにしたのは、大也たちのバクアゲが最高だったからですし、ちょっとメタ的な発言にもなりますが、井内さんたちの役者かつ人間としての成長も大きいでしょう。何より、敵組織ハシリヤンのボスたるスピンドーが悪の矜持をしっかりと持って、その道を突っ走った事が、作品の質を上げたのも否定できません。やはり、悪役の存在感は大事ですね。悲鳴が生むギャーソリンを取り込み続ける限り、永遠に生きられるって特徴は、どこか、『うしおととら』の白面の者を彷彿させました。それもあってか、スピンドーの、最期まで自分のハンドルを他者に渡さないって覚悟を顕した散り方には、見(美)事と賞賛を贈りたくなりました。
個人的には、マッドレックスが復活しなかったのは、予想が外れて残念やら恥ずかしいやら、ですが、大也たちを信じたからこそ、自分のハンドルを握ってやるべき事をやりとげた射士郎vs救われた恩があるゆえに、恩人であるスピンドーに自分のハンドルを握らせ、彼の望むように走る生き方を選んだグランツの、それぞれの立場のナンバー2の意地がぶつかりあった対決、ブンブンジャーの事を応援し続けてくれた子供らを皮切りに声援を送ってくれた地球の人々の発したエネルギーで復活を果たしたブンドリオ、そして、自分達の国を作るべく、宇宙へ爆走したサンシーターたち、と見所の多い最終回でした。
本当に、一年間、ありがとうございました。まぁ、まだ、Vシネクストが残っていますけども!! キングオージャーとどんな戦い&共闘を魅せてくれるのか、ワクワクしています・・・いや、ほんと、マジ、サンシーターを主役にした番外編も作ってくれたら嬉しいんですがね。彼らが、夢を叶えたか、気になるの私だけでしょうか?
仮面ライダーガヴ
第22話「真実は甘く苦い」、これまた、こっちの感情が振り回されるストーリー展開になってましたね。
色々と見所はありましたけど、やっぱり、ショウマと絆斗の友情が復活した、この点はほんと、喜ばしい事です。仲違いしてしまいそうになった時はハラハラさせられましたけど、むしろ、その危機があったからこそ、今回、お互いに歩み寄れた流れにグッと来ますよね。大切な事を言えなかったショウマ、余計な事を言い過ぎていた絆斗、両者とも己の非を認め、謝罪できる姿、これに勇気を貰った人も多いでしょう。
しかし、ほんと、絆斗、良い奴ですよね。確かに、母親と恩人がグラニュートに害された憎しみが原因で激情を抑えきれないってトコもありますけど、何だかんだで、ちゃんと冷静になれて、自分を見つめ直して、相手と一回、対話をしてから、もう一回、考え直そうって判断が出来るんですから。これまでの、2号ライダーで、1号ライダーに敵意剥き出しなタイプだったら、もうちょっと、仲が拗れて、共闘するまでに時間がかかっていたでしょう。
そんな絆斗だけじゃなく、幸果さん、彼女もまた、良い人感が全開でしたね、今回は。絆斗から、ショウマがグラニュートだ、と聞かされて動揺こそしましたけど、自分の目で見て、耳で聞いて、心で感じたショウマの「本質」を信じよう、と思える心、聖母のそれでしょうか? 絆斗に対しては、ショウマの秘密を勝手に明かした事に怒りを剥き出しにし、ショウマと電話で話した時は、彼を問い質すような真似は一切せず、逆に、偽物騒動に巻き込まれないよう、注意を促すとは、もはや、女神かな? そんな幸果さんが女性ライダーになるって展開は大歓迎だけど、ショウマたちの事を想うと、彼女もヘビーな目に遭うのでは、と不安で胸が満たされます。
友情が復活したショウマと絆斗vs黒ショウマの激闘、これもまた、興奮しましたね。これまでのガヴとヴァレンの共闘も息がぴったりで見所がありましたけど、壁を越えた事で、そのコンビネーションに磨きがかかっていました。一方で、実戦を経験したからか、戦闘力が向上し、持ち前の荒々しさは剥き出しにしたままでありながら、無駄が削り落とされた戦い方が出来るようになっていたビターガヴ。ガヴとヴァレンが友情パワーを込めた合体攻撃をぶっ放した事で、ビターガヴは敗北を喫しましたけど、これくらいで退場になるようじゃ、偽物としての面子は立たないでしょう。今後、間違いなく、新たなフォームを獲得し、ガヴ、ヴァレン、ヴラムの前に出現するに違いありません。
ショウマが思い出した絆斗ママの記憶も気になりますが、最大の懸念は、当然ながら、酢賀ですよね。未だに何も大事な事を把握していないランゴ兄さんに率いられているストマック社は、間違いなく、悪党ではありますけど、彼らは彼らで、自分の世界でトップを獲るって、一概には否定できない野心を持ってます。だから、良いって訳でもないですけど、ある意味、共感の出来る部分の多い悪なんですよ。ただ、酢賀に関しちゃ、善悪とは懸け離れた、マッドサイエンティストらしい純粋な知的好奇心だけで行動しているから、余計に性質が悪い。黒ショウマを生み出したの、どう考えても、酢賀でしょうね。下手すると、黒ショウマが複数いたって不思議じゃない。酢賀なら、それくらいの事をしそうだって、妙な信頼がある。
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