『黒狗』の小屋

毎週、(金)に特撮作品の感想、(日)に漫画の感想を書いてます。

三大特撮感想(2024/4/7)

2024-04-12 23:06:39 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第5話「ジャッジメンター」は、ゼットも戦ったギルバリスや、ギャラクトロンにスポットライトを当てたストーリー展開になっていましたね。

イグニスからの依頼だけじゃなく、セブンガーの強化計画も抱えているユカ隊員は、セブンガーとウィンダムの模擬戦を行った際、突如、襲来したギルバリスによって、セブンガーがハッキングを受け、大変な目に遭った事を思い出します。この時、ヘビクラ隊長ことジャグラスが、珍しく、焦燥感を露わにしているのが印象的です。そりゃ、そうですよね、彼自身はギルバリスと戦っていないにしろ、そのギルバリスが尖兵として送り込んできていたギャラクトロンと戦った事があるんですから、その強さとヤバさは容易に察せるのでしょう。

また、この時、ゼットと共に、ギルバリスと激闘を繰り広げたのが、ジードですね。ギャラクシーライジングって強化形態になっているってのもありますけど、ほんと、ジードはもう、一端の戦士であり、先輩ウルトラマンとしての貫禄が十分に出ていました。断定は出来ませんけど、ギャラクトロン系の怪獣と最も戦っているウルトラマンは、ジードなのかもしれません。

ギルバリス、その強さは、機械系怪獣の中でもぶっちぎりでしょう。地球に降り立ち、甚大な被害を与えてくる訳ですから、迷惑千万であるのは言うまでもありませんけど、他の悪性怪獣や宇宙人と違い、地球の支配や地球人を隷属させる事を目的にしている訳じゃありません。ギルバリスは、シンプルに、平和を求めて、争いを繰り返す知的生命体を徹底的に滅ぼそうとしているだけ、そこに悪意はなく、むしろ、正義の為に動いていると言っても過言じゃありません。つくづく、「正義の反対は、形が違うだけの正義」って事を実感させられます。また、「人間が一人以下まで減れば、自然と争いは発生しなくなる」って言葉も思い出しますね。

そんなゲキ強なギルバリスやギャラクトロンのインパクトに気圧されたかと思いきや、ユカ隊員が呆然としてしまっていたのは、敬愛しているヘビクラ隊長の若かりし(?)頃を見てしまったからでした。まぁ、確かに、キャラが大分、違いますよね。オーブやジードと絡んでいた頃が素か、と言われたら、これまた、微妙な気もしますが、これはこれで、ジャグラス・ジャグラーとしての魅力でしょう。個人的には、あの時の彼も、私は好きですね。しかし、ユカ隊員、それこそ、クレナイガイへの復讐心で悪い事をしていた頃のジャグラス・ジャグラーを見たら、相当なショックを受けちゃうんじゃ?

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ6「シロとクロ」、これは、他のファンの方々も口を揃えて言っているかもしれませんが、カオス感が強かったですねぇ。『王様戦隊キングオージャー』が割とシリアス強めなストーリー展開だったからなのか、『爆上戦隊ブンブンジャー』は全体を通してコミカル感を強めるってコンセプトなのかなぁ、と思っちゃいますけど、今回のこれはコミカルを通り越して、カオスなんですわ。

私が、「カオスやなぁ」と感じた理由の一つ目は、ブンブラックとして覚醒を果たし、仲間入りした錠さんを、「裏の顔があるに違いない」と疑う射士郎と未来が尾行の真っ最中に、錠さんが懇意にしている町の住人の一人が、どう見たって、『ウルトラマンブレーザー』の「SKaRD」隊員・ヤスノブさんだったから。あのシックスパック、見覚えがあるな、と思って、顔をマジマジ見たら、ヤスノブさんだったもんだから、ビックリしてしまいました。

二つ目が、トイレグルマーの洗浄水を浴びた射士郎の変貌。このトイレグルマーの洗浄水を浴びてしまうと、日常の平和を維持するために、皆が隠している本音が、どうにも露わになってしまうようです。正確に言うと、嘘や建前が洗い流されちゃう感じか? まぁ、この辺りはさておき、この期に及んでも、まだ、錠さんの隠している顔を暴きたくて仕方ない射士郎は、トイレグルマーの洗浄水をブンブラックが浴びたのを見て、チャンス、と思ったんでしょうけど、ところがどっこい、錠さんはいつだって、どこだって、本音オンリー、裏表のない性格だったんですね。

常に、本気でブンブンジャーも、一警察官として守るって覚悟を持っている錠さん、カッコよ、と思ったのも束の間、今度は、ブンブルーが洗浄水を浴びちまった。そうしたら、何が起こったと思います? 射士郎が隠していた本音もとい素の部分が丸出しになっちゃいましたわ。いや、まさか、ここまで、ヒートなハートの持ち主だったとは、思ってもいなかった。下手すると、大也以上に、感情で動くタイプ? そんな性格では、情報屋をやっていけないから、クールなキャラを作っているのかね、射士郎。まぁ、何にせよ、射士郎と錠さんの絆がグンッと強まったんだから、良しとすべきか。巨大化したトイレグルマーをブンブンジャーロボ ポリスで倒した事で、洗浄水の効果が切れ、本音を曝け出していた時の記憶で、相当にダメージを、射士郎は受けていたけどw

そんで、ラストが、ブンレッドと、今回から参戦したマッドレックスの戦闘。バトル自体は、メチャクチャ、カッコ良かったんです。実際、ケチの付け所はありません。ただ、まさか、マッドレックスの必殺技を、ブンレッドがマンホールでガードするとは思ってもいなかったんですよね。『仮面ライダージオウ』で、株が爆上がりしたマンホールが、よもや、令和に入り、スーパー戦隊シリーズでも、その硬さを遺憾なく発揮するとは。ブンレッドのピンチに、マンホールを投げてくれたのは、釈由美子さんじゃなく、調達屋の振騎さんだったが、一体、このマンホール、どっから調達してきたんだろ? まぁ、そこはさておき、マッドレックスは、ライバルキャラとして好い味が出ているので、今後の活躍に期待ですね。ブンレッドとマッドレックスが共闘する流れ、見たいんだけどなぁ。

 

仮面ライダーガッチャード

第30話「ライバル参上? ガッチャとジュリエット」、まぁ、『爆上戦隊ブンブンジャー』のバクアゲ6に比べるとカオス感は控えめでしたが、その分、アオハル感とドロドロ感が、妙に強いなぁ、と感じたストーリー展開でした。

カオス感控えめと書きはしましたが、控えめってだけで、カオスではありましたよね、実際。宝太郎が無事に3年生になれたってのも、それはそれで、カオスではありますけど、そこ以上に、「おいおい」と開いた口が塞がらなくなったのは、部活紹介のくだり。それ自体は、高校を舞台にしてますから、何らおかしくないイベントですし、お笑い研究会が出てくるってのも、別に異常じゃありません。カオスだったのは、『暴太郎戦隊ドンブラーズ』に出演していた鈴木浩文さんとタカハシシンノスケさんが漫才をやってたことですよ。しかも、そのネタの一つで、鬼頭はるかのぶっ飛びっぷりをイジっておった・・・

うーん、攻めてる。メチャクチャって程じゃないにしろ、攻めの姿勢は大いに感じた。鬼頭はるかの殺人ドライビングテクにしても、交通安全をモットーにしている『爆上戦隊ブンブンジャー』の前にかますか。その『爆上戦隊ブンブンジャー』には『ウルトラマンブレーザー』のヤスノブ隊員が、結構、インパクトのある登場をしてた。それを考えると、次の『ウルトラマン』シリーズには、仮面ライダーの誰かが参戦するのかな? 私個人としては、『仮面ライダーギーツ』の景和に警察官として出て欲しい・・・

そんなカオス感を圧倒していたのが、転入生にして、宝太郎の幼なじみらしい九十九静奈。ほんと、これは、あくまで、私の経験に基づく感覚に過ぎないんだけど、私はキライなタイプですね、彼女。底抜けの悪女って訳じゃないんでしょうが、妙に癇に障る感じ。男の視聴者に、そう感じさせる意識で演技をしているのならば、松澤さん、とんでもない女優だな。そんな静奈の、宝太郎への全力にアタックを目の当たりにして、りんねの心は激しく掻き乱されてしまいます。少なくとも、りんねは、宝太郎に恋愛感情は抱いちゃいないんでしょうが、それでも、やっぱり、激闘の日々を共にしている訳ですから、特別な意識を抱いてはいるでしょう。だからこそ、静奈の言動でメンタルに影響を受け、戦いにも精彩を欠いちゃう訳で。

この窮地をどう脱するか、そこは次回のお楽しみにするとして、個人的に、この静奈とりんねが、次回で簡単に和解って流れにはならないでほしいんですよね。丁度いいって言い方もアレですが、冥黒の三姉妹から、ラケシスが抜けている訳ですから、いっそ、りんねへの憎しみで心が満たされた静奈が、そこに収まらないかな。仮面ライダードレッド肆式に変身した静奈と仮面ライダーマジェードの最強フォームに変身したりんねの、宝太郎の「特別な人」の座を巡るガチバトル、見たくないですか? 私はメッチャ見たい。

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今日の出来事(13-4ー7)

2024-04-07 19:38:54 | 日記

comicアンスリウム(2024/4)一言感想・その②

性豪召喚〈第七話〉 天野雨乃

ここで、このタイプのピンチをブッ込んでくるとは、天野先生、解ってる。

金玉からからカラOK! 交介

好きになっちゃうと、ザコな所も可愛く思えちゃうんだろうな。

サキュバスだもんで おおおおありくい

黒ギャル系サキュバスに童貞を喰われる、それ、何てご褒美?

キモデブ、かわいい後輩に調教してください、と頼まれる。(中編) かいづか

こうゆうのは精神耐性がないと、結構、キツいから、病まないようにな、キモデブ君。

キミの本性を曝して 第四話 れい

思ってもいなかった展開になってきて、読みごたえが出て来たかな。

清楚な彼女はぼくのペット ダークネスゆま

ある意味、これは理想的な関係性と言っていいかもな。

ぱらのいあけ~じ その124 クール教信者

私達が、心のチ●コが元気になれるエロ漫画を読めるのは、編集者さんの努力があってこそ。

ガールズドーン!(70) 山本AHIRU

何だろ、瞳が沖縄を出禁になる展開が余裕のよっっちゃんイカで想像できてしまうぞ・・・

 

今週の食事

4月1日(月)

朝食

バケット(白桃ジャム)、ほうじ茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯、鰹昆布)、ほうじ茶

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、エノキ茸、筍、隠元豆、人参、木耳・焼肉のたれ)、中華スープ(若布、輪麩、高野豆腐、葱)、烏龍茶

 

4月2日(火)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯、鰹昆布)、ほうじ茶

間食

コーンフレーク(白桃ジュース)

夕食

肉野菜炒め丼(豚こま、エリンギ茸、エノキ茸・甘酢ダレ)、中華スープ(小海老、分葱)、烏龍茶

 

4月3日(水)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、烏龍茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯、鰹昆布)、ほうじ茶

間食

干し芋、ほうじ茶

夕食

カレーライス(辛口)、カップ焼きそば(ペヤング大盛)、味噌汁(渦麩、分葱)、ほうじ茶

 

4月4日(木)

朝食

コーンフレーク(白桃ジュース)

昼食

稲荷寿司、レモンティー

間食

ポテトチップス(海苔塩)、レモンティー

夕食

焼饂飩(鶏皮、筍、隠元豆、人参、木耳、午房・焼肉のたれ)、味噌汁(若布、高野豆腐、輪麩、葱)、ほうじ茶

 

4月5日(金)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、ほうじ茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯、鰹昆布)、ほうじ茶

間食

干し芋、ほうじ茶

夕食

魚肉野菜炒め丼(烏賊、海老、浅蜊、玉葱、茄子、ピーマン・甘酢ダレ)、味噌汁(若布、輪麩、高野豆腐、葱)、紅茶(無糖)

 

4月6日(土)

朝食

バケット(オレンジマーマレード)、ほうじ茶

昼食

おにぎり(紫蘇鹿尾菜若布御飯、鰹昆布)、ほうじ茶

間食

干し芋、ほうじ茶

夕食

稲荷寿司、ぶっかけ饂飩(おろし玉葱ドレッシング)、ほうじ茶

 

4月7日(日)

朝食

ビビンパ丼、ほうじ茶

昼食

烏賊の磯部揚げサンド(トンカツソース、ケチャップ)、レンチンモヤシ(おろし玉葱ドレッシング)、ほうじ茶

間食

芋けんぴ、ほうじ茶

夕食

焼きそば(豚こま、玉葱)、味噌汁(朧昆布、分葱)、ほうじ茶

 

今日、読んだ本

<div class="booklog_html"><table><tr><td class="booklog_html_image"><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4047376477?tag=booklogjp-default-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1" target="_blank"><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61UzPpdX+ML._SL160_.jpg" width="105" height="150" style="border:0;border-radius:0;" /></a></td><td class="booklog_html_info" style="padding-left:20px;"><div class="booklog_html_title" style="margin-bottom:10px;font-size:14px;font-weight:bold;"><a href="https://www.amazon.co.jp/dp/4047376477?tag=booklogjp-default-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1" target="_blank">珍獣のお医者さん 1巻 (ハルタコミックス)</a></div><div style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog_html_author" style="margin-bottom:15px;font-size:12px;;line-height:1.2em">著者 : <a href="https://booklog.jp/author/%E4%BA%8C%E5%AE%AE%E9%A6%99%E4%B9%83" target="_blank">二宮香乃</a></div><div class="booklog_html_manufacturer" style="margin-bottom:5px;font-size:12px;;line-height:1.2em">KADOKAWA</div><div class="booklog_html_release" style="font-size:12px;;line-height:1.2em">発売日 : 2023-08-12</div></div><div class="booklog_html_link_amazon"><a href="https://booklog.jp/item/1/4047376477" style="font-size:12px;" target="_blank">ブクログでレビューを見る»</a></div></td></tr></table></div>

これは、良い獣医系漫画だ。あくまで、個人的な印象ではあるが、インパクトで言えば、今、週刊少年サンデーで連載中の『ラストカルテ-法獣医学 当麻健匠の記憶-』に決して、負けちゃいない。

二宮先生は、「いやいや、そんな事はない」と言いそうだが、少なくとも、私の中では、そうなので、納得してもらうしかないな、こればっかりは。

行きつけの書店で一冊だけ残ってくれていたのは、本当に運が良かった。一漫画読みとしては、発売して、すぐに手に入れ、読んで、感想を書きたかった、と二宮先生には申し訳なさを感じてしまうくらい。

まぁ、私がここまでグッと来るのは、エキゾチックアニマルが結構、好きってのもある。

犬、猫などの解り易い可愛い系の動物も好きだが、動物園やペットショップに行った際、私は真っ先に爬虫類や両生類のコーナーに行き、2、30分は蛇や蜥蜴、蛙を、ストレスを感じさせないように気を付けながら眺めてしまう。大きめのイベント会場などで、エキゾチックアニマルの販売会的な事が催されたら、どうにか、休みを捥ぎ取って訪れてもいる。

しかし、そんな私だが、残念ながら、エキゾチックアニマルを飼育してはいない。

飼いたいって気持ちは、かなり大きい。しかし、生き物を飼うってのは、相応の責任が伴い、金銭を必要とする。好きだからって理由だけでは、本来、生き物を安易に飼ってはいけないのだ。

しかも、この作品でも言われているが、エキゾチックアニマルは診れる医者が、まだ、多くない。私の無知や油断ゆえに、可愛いペットに何かがあった時、適切な治療をしてくれる医者が近場にいない状況では、やはり、飼えない。

そんな「飼いたい」と「飼えない」でモヤモヤしている私だから、余計に、この『珍獣のお医者さん』を面白く感じたのだろう。主人公である神無が特別な才能や技能を持ち合わせておらず、エキゾチックアニマル診療のど素人から獣医としてスタートし、一歩ずつ、月光先生などの、この道を歩む覚悟有る先達たちからの指導を受けながら、成長していくってストーリーもまた、刺さる。

言葉を喋れぬ犬や猫の治療ですら手を焼くのだから、表情やリアクションがもっと判り辛い爬虫類などは、もっと大変だ。それでも、彼らと共に生きる覚悟と惜しみない愛情を持つ飼い主さんがSOSを出す限り、エキゾチックアニマル専門の獣医は、決して、諦めずに、最大の効果を齎せる治療を考え、試し、治していく、その姿は実にカッコいいものだ。

 

この台詞を引用に選んだのは、月光先生の魅力っつーか、彼女がエキゾ獣医として積み重ねてきた努力を感じ取れるものだったので。

着地点はそこなの、とツッコみたくなるかもだが、よくよく考えれば、何事もそうだよなぁ、と納得は出来る。

何度も何度も失敗と挫折を繰り返しても諦めず、基本に忠実に努力を続けるからこそ、この結論に達せて、改善点が見え、自分だけのスタイルを確立できるようになるんじゃないだろうか。

私も、そうありたいものだ。

「私も保定が苦手でした。犬猫の病院でも、エキゾの病院でも上手くいかず、怒られても、何がどう悪いのか、わからないので、記録を作り、失敗の原因を探り、少しずつ上達して、わかったことは、“慣れるしかない”」(by月光先生)

 

この月光先生の台詞も、落ち着いた見た目と雰囲気の彼女が内に秘めている、獣医師としての覚悟や決意、信念をひっくるめた熱を感じ取れるもので、実に印象深かったですね。

世の中の獣医が、彼女みたいに、真っ直ぐで熱い者ばかりなら、悲しい事にはならないんですかねぇ。

まぁ、獣医云々の前に、動物の命で悪い金の儲け方をしているクソがいるのが問題なのか、そもそも。

「月光院長は、怖くないんですか、怪我じゃ済まないかもって・・・」

「怖いですよ、私も。それも大事な感情ですが、やっぱり、治したい、と思うんです。エキゾを売る人も、買う人も、飼う人も、捨てる人もいるけど、治せる人は多くない。楽しいですよ、治すことは」(by神無望、月光先生)

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三大特撮感想(2024/3/31分)

2024-04-05 21:23:09 | 日記

ウルトラマンニュージェネレーションスターズ

第4話「Xio激闘! 戦士の背中」では、ウルトラマンエックスと共に、地球の平和を守るために戦うXioに焦点を当てていましたね。

イグニスの身勝手さに憤慨しながらも、何だかんだで、怒りを鎮め、前向きに、この難題に取り組もうとするユカ隊員。そこは立派だなぁ、と思うけど、上層部から厄介な任務を押し付けられる理由は、そこなんじゃねぇか、と思う。

まぁ、ユカ隊員の事はさておき、今回、謎のロボットことマウンテンガリバーが見せてくれたのは、先にも書いた通り、ウルトラマンエックスと一緒に戦っていたXioの激闘の一コマ。正確に言うと、Xioの隊長である神林さんと娘さんについて、か。これについちゃ、見ていた大人っつーか、今、お父さんをやっているウルトラマンファンは考えさせられてしまったんじゃねぇかな。

ざっくり言うと、神林さんは、大病を患っている奥さんと、母親を心配する娘さんを病室に残し、怪獣が出現した現場に行ってしまい、奥さんの死に目に会えず、なおかつ、娘さんはそんな父親の事を未だに許せない訳です。ただ、奥さんは、誰かの為に命懸けで戦える旦那さんの事を誇りに思っており、最期の時も自ら笑顔で、彼を送り出していました。娘さんも娘さんで、許せない一方で、罪の意識に苦しみながらも、そこから逃げず、誰かの為に戦える父を誇りには思っているんです。だからこそ、そんな自分の気持ちと向き合うために、結婚式の招待状を送り、最後、許したんでしょう。

実際、怪獣と戦うってのは極端っつーかフィクションの世界ではあるにしたって、世の中には、ここぞって時に、家族よりも、仕事や他人、世界の方を優先しなきゃいけない職業に就いている人は多いと思うんですよね。自分たち家族を後回しにしたって事を憎む子供の気持ち、そこも解らんでもないけど、家族を守るって誇りがあるからこそ、苦渋の選択が出来るって事も忘れないで上げて欲しいなぁ。

 

爆上戦隊ブンブンジャー

バクアゲ5「警察屋はくじけない」は、ついに、錠さんがブンブラックに変身するバクアゲなストーリー展開になっていましたね。毎回、思ってますけど、こうゆうのでいいんだよ、こうゆうので。

これまで、ブンブンジャーと各苦魔獣の戦いに巻き込まれてきた、一警察官だった錠さんは、ISAからの命令とは言え、ブンブンジャーと共に行動を共にできる事となり、テンションが高まっている。当然ながら、調さんの命令による監視役に甘んじるつもりはなく、彼はブンブンジャーの一員になりたい、と気合が入っており、その旨を大也に申し出る。射士郎と未来は、大也が錠さんの熱血っぷりを気に入っているから、彼がブンブンジャーの一員になる事を歓迎するだろう、と予想していた。

だけれども、大也さんの答えは、予想外にも「NO」だった。「今の君ではブンブンジャーになれない」と言い放つ大也。錠さんは、めちゃくちゃガッカリしてしまうけど、私らには、大也が錠さんを受け入れない理由、何となしに察せますよね。錠さんは、あくまで、ブンブンジャーへの憧れが強くあるだけ。カッコイイからって理由で、ヒーローになろうとしてるんじゃ、そりゃ、爆上を大事にしている大也は「NO」と言うわ。

卑怯で卑劣なダーツグルマーの策略にハマり、ボロボロの状態に追い込まれながらも、決して諦めず、立ち向かおうとするブンブンジャーたちの、本当にカッコいい姿を目の当たりにする錠さん。彼もまた、ダーツグルマーにボコボコにされ、体が痛んでいたはずだが、その激痛を、何も判っていなかった恥ずかしい自分への怒り、そして、守りたいって気持ち、いや、覚悟が上回った。生身でダーツグルマーに立ち向かう錠さんの本気が響いたのか、調達屋たる振騎が戦いの場に放り込んできたのは、ブンブンブースターとブンブンチェンジアックス。ついに、ブンブラックが誕生である。

ブンブンジャーですら、警察官として守る、そんな覚悟と泥臭いガッツが溢れる戦闘スタイルで、ブンブラックはダーツグルマーを見事に撃破。巨大化したダーツグルマーにも、ブンブントレーラー、ブンブンパトカー1、ブンブンパトカー2の三台が合体したブンブンジャーロボポリスで立ち向かう。ポリスと付いているだけあって、主武器は銃。見事な射撃技術で、ダーツグルマーが投擲してくるダーツを全て撃ち落としてのけたのは素晴らしかった。頼もしい仲間が加わったブンブンジャーのこれからが、ますます、楽しみ。もちろん、意外に可愛い所がある調さんのハッチャケもw

 

仮面ライダーガッチャード

第29話「この村は泣いている」は、ギャグ回の気が、やや強めながらも、蓮華の精神的な成長を描いてくれており、彼女とおばあちゃんの絆に、グッと来るものがありましたね。

キュウビマルガムの生み出した、謎の空間に閉じ込められてしまい、しかも、バックベアード様じみた怪物を前にして、恐怖のどん底に叩き落とされてしまうりんね、蓮華、民子おばあちゃん。民子おばあちゃんは、昔のように、孫である蓮華を守ろうとするけど、そう簡単にはいかない。恐怖に震える祖母の姿に老いを感じると同時に、今こそ、自分がおばあちゃんを守る、守りたい、と蓮華の覚悟が燃える。そんな蓮華の気持ちに応えるように、マーキュリン、ジュピッタ、キンキラヴィーナ、グランドサターン、そして、ファイヤーマルスが力を貸してくれる。錬金術は西洋っぽい技術だけど、木火土金水の力を借りると、東洋の呪術たる陰陽術っぽい。

そんで、やはり、今回、登場したのは、「九尾の狐」をモチーフにした、オカルトケミーのNo.9であるナインテールでした。よくよく考えると、このサブタイトルの「泣いている」はナインテールの暗示でしょうかね? だけど、地上げ屋は当然、村の中で喧しかったスターシャイン星野と加治木はまぁギリにしろ、村長はエラいとばっちりで襲われたな。これはアレか、村を栄えさせることを諦めていたからか?

いや、しかし、妖怪の中でも一、二を争うほどの力を持つと言っても過言じゃない「九尾の狐」をモチーフにしているだけあって、キュウビマルガムは結構、手強かったですね。まぁ、このキュウビマルガムが、悪人ではなく、村で祀られていた狐の石像にナインテールが憑依した特異なマルガムだったってのもありますかね。ナインテールの力を借りてマルガム化した狐の石像の目的が、村に災厄を齎し、村人を害す事じゃなく、むしろ、真逆で、ガッチャードにライダーキックで温泉を掘り当てて貰う事だったから、ほぼ戦う意志がなかったけど、これ、尋常じゃない極悪人がキュウビマルガムになってたら、プラチナガッチャードでも、もっと苦戦していたのでは? そんなナインテールの力を、戦闘でも使ってくれたら嬉しいなぁ。

それにしても、スターシャイン星野、最後の最後まで、ギャグキャラだったなぁ。青木さん、はっちゃけすぎ。まぁ、そうゆうとこも嫌いじゃない。また、しれっと登場してくれたら、最高かも。

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