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当才魚は8センチ~10センチに成長。
これから晩秋までに昼夜の水温差に注意しながら
飼い込み、魚体を充実させていきます。
今年は成長期の夏場に悪天候の日が多く
色揚がりが少し遅いような気がする。
我が家はサラ水飼育なので青水飼育に比べると
断然、色揚がりが遅いこともある。
知人の所で飼育されている今年の同腹兄弟魚は
陽当たり良好の青水飼育で目が覚めるくらいの
メリハリの効いた色彩に成長している。
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尾皿が大きく良い尾構えで品評会・種用として期待している個体。
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錦鯉の緋写りのような渋い色合い。フンタンの発達もそこそこ。
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尾鰭に墨がしっかり入っている個体は 色飛びし難い傾向にある。
らんちゅうなどで言う、黒仔の時期(黄仔と呼ぶらしい)
までに太陽光にしっかり当てての飼育も
体色の発現に大きく影響してくる。
ただし、色飛びしやすい遺伝子を持っている個体は
夏ごろから急激に墨や浅葱色が飛んでしまう。
こればかりは仕方がない。
江戸錦や東錦のような品種はなるべく 種親には色飛びしてない個体を選びたい。
雌魚の場合はフンタンが良い 体型が良いなどで
1回くらいは種親に使うのは大丈夫だが
色飛びした雄魚は絶対に使いたくない。
その後の繁殖で色飛びしやすい個体が生まれやすくなるから。
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洗面器に移して体色が薄くなってもこれだけ発色している。
舟に泳いでいるときはもう少し濃い。
今年は墨の効いた渋めの体色で おもしろい個体が多い。
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