金魚迷宮★

広島系江戸錦・変わり土佐錦魚・らんちゅうなどの飼育日記や
探り釣りなどの記録です。

江戸錦 4

2014年04月16日 | 江戸錦



江戸錦 一番仔たち。

墨 浅葱 オレンジ 体色の発現が顕著になってきました。
尾鰭が全て真っ黒に染まっている個体も多く
今後の体色の変化がとても楽しみな個体が今年はかなり多く居ます。

ここまで数回選別をしてみての感想としては
鮒尾も少なく、帆柱は皆無。
尾開きの良いものが多く見られ
かなりの当たり腹といった好感触の手応えがあります。

雌雄の組み合わせが良かったのだと思います。

しかし、らんちゅうでもそうですが
黒子大関と呼ばれる言葉があるように
魚が幼いうちは とても良く見えていたものが
大きく成長していくうちに、今は見えないキズが見えてきたり
魚の雰囲気なども変化していくので どうなるかは判りません。


板チョコタイプの冷凍赤虫を
撮影用に1ブロックに分割して与えています。


溶けてバラけて沈んだ赤虫に群がり 突いて食べています。


江戸錦 3

2014年04月06日 | 江戸錦

舟底に溶けて沈殿した、冷凍ミジンコを食べる1番仔たち。

全長は1.7センチ程度に成長。
そろそろ、刻み赤虫も与えてみようと思っています。




2日前より戻り寒波で花冷えとなっていますが
稚魚たちはヒーター加温ですので
よく食べ よく泳ぎ 水が痛むのが早い。

投げ込み式フィルターを投入していますが
3~4日に一度は全換水としています。

活きミジンコを与えていれば 逆に水中の不純物を餌として食べてくれるので
水の持ちも良いのですが 今年もミジンコ採集はしないと思います。


2番仔たちはブラインシュリンプを卒業して
冷凍ミジンコを与え始めています。


桜も散り始め、チューリップもそろそろ終盤のようです。

山ツツジの赤紫色の花が山間の法面を彩りはじめています。


江戸錦 2

2014年04月04日 | 江戸錦
広島系江戸錦の軌跡のような感じになるが
残っている画像をなるべく、時系列に並べてみた。

90年代後半に弥富産と郡山産の江戸錦を交配してスタートした広島系江戸錦。

当初は横観での体型の改良を進め
次に頭部の肉瘤の発達を良くすることを主眼に改良を進めていた。



3~4歳でそこそこ肉瘤の発達を見せていた個体。
墨・浅葱色が飛んでしまったのが勿体無い記憶がある。


肉瘤は発達しやすくなってはいたものの、まだ物足りなかった頃の当歳魚。
この後、貴重な系統の協会系らんちゅうと江戸錦を交配して
作り出した自家産の桜錦とこれらの江戸錦を交配して
改良を進めて行く。

今となっては 自家産の桜錦は江戸錦の改良の素材として
わざわざ、作り出したものだったと言える。




この頃から、フンタンの発達する個体が現れて来た。
通称『鼻黒くん』と呼ばれたこの個体を翌年から種親に使い
さらなる進化を遂げていく。







色彩・尾型・肉瘤とバランスの良い個体が産まれ易くなっていた。



2010年ごろに更に進化を遂げる。
フンタン爆弾と呼べるような個体群がチラホラと現れ
これらを種親に使って採卵して行くようになる。











普通鱗の個体。
漆黒に近い黒の揚がりを見せる個体も稀に現れる。










今年はどんな江戸錦が飼育場で華を咲かせるのだろうか?


安芸錦 1

2014年04月04日 | 安芸錦
画像が残っている歴代の自家産 安芸錦たち。

広島系江戸錦から産まれて来る、透明鱗の白色個体群。
背中に浅葱色が乗り、尾鰭に蛇の目模様が入る個体はとても美しい。

当歳のときに蛇の目模様が入っていても
2歳・3歳で飛んでしまうことが多いので
背中に浅葱色 尾鰭に蛇の目模様を持った個体はなかなか残らない。

浅葱色は飼育環境の違いなのか?
当歳の時は白色のみだった個体も2歳でぐんと揚がって来る個体もいる。

体型は広島系江戸錦ゆずりで 長手タイプが多い。
2010年ごろより 安芸錦もフンタンが大きく発達する個体が
産まれて来るようになっている。