目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」 

2009年01月09日 | 映画タイトル た・な行
これは1997年のドイツ映画です。
ナゼ今ごろコレを?というと、なんと、
日本版でリメイクされるそうなんですよ。
(今頃知った。タイトル見て”まさか?!”と思った)

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
(Knockin' on Heaven's Door ・ドイツ・1997年)

脳腫瘍で余命いくばくもない男・マーティン
(ワルっぽく、いかついティル・シュワイガー)と、
骨肉種で末期がんと宣告された男・ルディ。
(気弱でマジメそうなヨーゼフ・リーファース)
二人は病院を抜け出して、海を見に行くことにした。

天国ではみんな海の話をするから。
海を見たことのないヤツは話に加われないから。

死を前にして怖いものナシの二人は
ハチャメチャな逃避行の旅に出る。
マヌケなマフィアや警察がからんで
大騒動に・・・。


この映画が日本公開されたのは1999年。
この頃、ジャーマン・シネマブームの到来か?!
とちょっと騒がれておりました。

「ラン・ローラ・ラン」と「バンディッツ」、
そしてこの「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」が
かなりヒットした・・・と私は思っていたんだけど
そうでもないのかな(笑)
結局ブームはこなかった。
ドイツ語専攻のぬか喜び。

DVDは廃盤になっていて、
いい映画なのにもったいないなー
と思っていたところに、
このたびの日本版リメイク公開のおかげで
デジタル・リマスター再発売
しかも、オリジナルには入ってなかった
ティル・シュワイガーのインタビューなどの
特典映像まで入っているとか・・・。

・・・久しぶりに観たけど
やっぱり好きです。
今観ると、むちゃくちゃな展開で、
ホンマにありえへんなぁ!!!(苦笑)

でも、笑いあり、はらはらドキドキあり、
涙あり、で90分というテンポもよく
あっという間です。
”Knockin' on Heaven's Door ”が流れる
ラストシーンのせつなさには
何度観ても涙してしまう。

最後に出てくる大物俳優のシブさにも感涙です。

監督トーマス・ヤーンは、
タランティーノの大ファンで
その影響を色濃く受けた映画でもあります。
(この映画がデビュー作で、そのための
製作会社がMR.ブラウンエンタテインメント。
「レザボア・ドッグス」での
タランティーノの役名です。
この映画に出てくるクラブの名前も
”True Romance”!)

なんといっても、ティル・シュワイガー、
かっこええ!!
(”シュヴァイガー”とどっちが
正式表記なのかわからない)
いかにもドイツ人ですわ。
この映画以降、アクション映画の悪役などで
ちらっと出てくるティルを追っている私。

男二人のアツい友情に
なんだかドキドキしてしまうんですが、
リメイクでは青年(長瀬智也)と少女(福田麻由子)の
設定になっているんだとか・・・ええー?!

それに、死ぬまでに海を見たい、って
日本じゃすぐそこに海なんですけど・・・。

たぶんリメイクは観ない。
オリジナルが好きすぎる場合、
どうせ不満たらたらになるだけだから。

リメイク版「ヘブンズ・ドア」
公式サイトは参考までに→コチラ

(追伸)
「トップ・ランナー」でマイケル・アリアス監督を
観たら、この「ヘブンズ・ドア」にも
興味が沸いてきました・・・。
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8 コメント

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はじめまして (miyuki)
2009-01-09 17:48:11
海の近い日本だから、設定を少女にしたんでしょうね。ずっと病院で海は見たことない少女。
マイケル・アリアス監督の映像観てみたいです。
返信する
なるほど (kino)
2009-01-09 23:08:21
>miyukiさん
コメントをどうもありがとうございます。
なるほど。生まれつき病弱で海を見たことない、
という設定で納得です。
たぶんリメイクを観ても文句言っちゃうんだと
思うんですが、それでも気にはなるんですよねー。
最後のあの役は誰がやるんだろ・・・とか。
返信する
おひさしぶり♪ (y_bandits)
2009-01-23 16:48:51
mixiで探し当てたよー。
『ノッキン・オン・ヘヴンズドア』懐かしいねぇ。
yahoo掲示板で盛り上がってた頃だわー。
このころのドイツ映画、めちゃめちゃ勢いがあったもんね。
『バンディッツ』とか『ラン・ローラ・ラン』とか『逢いたくてベニス』とか・・・
どれも面白かったもん。

最近は東京に行った時に渋谷で『バンク・ジョブ』観てきたよ。
kinoがはまりそうな映画だよ。
公式サイト→http://www.bankjob.jp/
返信する
おおおお~!! (kino)
2009-01-23 23:44:40
>わいばーん!
お久しぶり!!嬉しいよ。
そうそう!!!懐かしいよね。
「逢いたくてベニス」も懐かしい。
「バンディッツ」はいまだにサントラ聴いたりするよ。

「バンク・ジョブ」面白そうだなぁ。
めっちゃ昔の映画っぽい雰囲気!素敵。
でも、なかなか映画が観られない(涙)
返信する
kinoさんこんばんは~ (ichiko)
2009-01-27 20:01:31
日本版リメイクは長瀬くん主演のヤツですね!
この映画のオリジナルもジャーマンシネマブームの噂も知りませんが
「バンディッツ」と「ラン・ローラ・ラン」はどちらも見てて、面白かったです~
(実は私もバンディッツのサントラ持ってます)
個人的に長瀬くんは、あゆと別れたあたりから
いい男になったなぁ注目の人でありました。
が、映画はオリジナルの方がオモシロそう・・・
日本版は多分観ないなぁ~
返信する
ちょっと興味が (kino)
2009-01-28 00:23:46
>ichikoさん
コメントありがとうございます!
「バンディッツ」お好きな方がまた1人見つかって嬉しい!
(あの最後のライブのシーンに胸が熱くなるんですよねー)

長瀬くん、先日の「情熱大陸」でもやってましたね。
「タイガー&ドラゴン」の時、オモロイなぁ!!と
思いましたが・・・この映画はどうでしょう。
興味は出てきたけど、映画館までは行かないなぁ。

コチラのオリジナル版も、機会があればぜひ!
返信する
噂には聞いてたけれど・・・ (悠雅)
2010-03-12 21:11:17
これは本当に面白い作品でしたね。
リメイク版放送のおかげでこれも放送されたけれど、
DVDも再発売されてたんですね。
これも日本でリメイクされたおかげ様々、とは言え、
リメイク版は録画もせず完璧にスルーしてます(笑)

ゆえあってドイツの文化なども少し齧ったりしているのに、
ドイツ映画は数えるほどしか観てないのだけれど、
思えば好きな作品が多いです。
なかでもこの作品はダントツの1位に躍り出ました(今更だけど)。
せっかくの録画、早速DVDに保存しておきました。
返信する
リメイクさまさま (kino)
2010-03-13 13:47:57
>悠雅さん
リメイクのおかげで再びオリジナルに脚光があたるのは
嬉しい限りです!
ドイツ映画ってカタくて暗い・・・てイメージを
(「ブリキの太鼓」やかろうじて「ベルリン・天使おの詩」)
払拭してくれました。
またドイツ映画ブームがきてくれるといいのになぁ。
返信する

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