7月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1012
ナイス数:75
パソコンゆっくり使えなくて遅くなりました。
ま、ここんとこずっと米津祭で忙しかったけどね(笑)
テレビラジオ集中的に出すぎ!
新アルバム最高!
ユニクロコラボTシャツはもちろん全種類買ったけど
オバハン、外じゃ着られないよねー(悲)
先月のおすすめは「52ヘルツのクジラたち」です!
52ヘルツのクジラたちの感想
田舎町にひとり引っ越してきた女性、貴瑚。そこで知り合う町の人たち。
そのうちに、親から虐待を受けているとおぼしき子供と深く関わることになる。
同時に、貴瑚がここに来た経緯もあきらかになっていく。全編なんとも心が痛い。
誰にも聞こえない叫び声をあげ、助けを求める。(タイトルの意味でもある)
無責任で安易な善意の怖さも知った。読みながら泣いた。
いろんな偏見や障害をとっぱらった、人間の本質で愛し合える人、それが「魂の番」なんだね。
光の見える結末でよかった。田舎のお節介コミュニティ万歳。
読了日:07月26日 著者:町田そのこ
希望のゆくえの感想
失踪した弟・希望(のぞむ)を探して、関わりのある人に話を聞く兄。
登場人物たちはとても希望なんかないような、屈折した人たち。
人は自分の見たいものを見る、というのは物語でよく描かれることだけど、他人の願望を投影された側の人間の心は…?
差し出し続けて空っぽになった心には何も残らないの?
確固とした核を持つ人間なんてそうそういないと思うけどな。
あたたかいようで冷たくて、でもやっぱりあたたかい寺地はるなさん、好きだ。
読了日:07月14日 著者:寺地はるな
黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続の感想
聞き手が交代した1作目。
なるほど、若い女性のおちかが聞き手では語りにくい話もあるということで、話のバリエーションのためか。
いつもながら、この分厚さでもあっという間に読めてしまう。
こういう不思議な話は、妖や亡霊が為すこととはいえ、それを生み出すのは人間の心。
本当にこんなことがあったのかもしれない、と思い、また現代にもあるのかも??と思ったりもする。
いや夜の闇の暗さが足りないか。
読了日:07月06日 著者:宮部 みゆき
たおやかに輪をえがいての感想
家族に尽くすことが当然のように過ごしてきた52歳の主婦・絵里子の平凡な日常が、
夫の風俗通いを知ってしまったことから一変。
自由奔放に生きる同級生や、風俗勤めの女性、旅先で出会った年上の女性などとの出会いを通して、
自分の生き方を見つめ直す。
実際の人生って、ここまで刺激的な出会いや、自分を変える出来事なんてないよな…と思う私は、
絵里子的ことなかれ人生(?)に慣れきってしまっているのか。
家族もさることながら、自分自身を大切にして生きる、ってそうはいっても子供が手を離れるまでは難しいだろう。
読了日:07月06日 著者:窪美澄
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