目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

新・旧 「ミルドレッド・ピアース」

2011年12月06日 | 映画タイトル ま行
AmazonUKに予約注文していた「オペラ座の怪人25周年記念公演」の
DVDとCDがいまだ届かず、行方不明のようです。
たまりかねて苦情申し立てたら、即対応してくれて、
代替品を発送してくれたようです。
今週末には届け!!!と祈りつつ・・・。

そんなわけで、ここんとこは録画の消化と読書三昧。

WOWOWで放送してた映画とそのリメイク版ドラマを。
「ミルドレッド・ピアース」
(Mildred Pierce 1945年・米)
および 「ミルドレッド・ピアース 幸せの代償」(2011年・米)

大恐慌時代のアメリカが舞台。
平凡な主婦のミルドレッドが離婚し、
得意な料理の腕を生かしてレストラン経営を始め、
いつしかチェーン店を持つ実業家として成功するが、
娘と深い確執があり・・・

オリジナルは'45年の作品!
ジョーン・クロフォードがアカデミー賞主演女優賞を獲ってます。
そのリメイク版が同じくアカデミー賞女優のケイト・ウィンスレット主演。

私にとって、ケイト・ウィンスレットは、
初期の映画「乙女の祈り(Heavenly Creatures)」を
リアルタイムで観て、すごいなこの子!と思って
出演作を追いかけてきただけに、好きな女優のひとり。
今ではすっかり大女優の貫禄ですが。

リメイクの方が原作に忠実なようですが、
映画とはかなり違っているところもあります。
一番違うのは、映画ではミルドレッドの二番目の夫である
モンティ・ベラゴン氏が冒頭で殺害され、
その犯人がラストで判明するミステリー仕立て。

ジョーン・クロフォードの毅然とした美しさと上品さ、
ストーリー展開が私は好きでした。

対するドラマ版・・・こちらは全5話で描かれてます。
ケイト・ウィンスレットが良くも悪くも生々しい。
生活に疲れた主婦ぶり、従業員をドヤしながら
厨房を切り盛りする様などがリアル。
そして、モンティ役のガイ・ピアースとの
ラブシーンてんこ盛り。(←正直、嬉しくない)

問題の”娘”が、どちらの作品でも
生まれながらにして高慢ちきで、セレブに憧れ
労働する母親を見下している馬鹿女。
その娘と衝突しながらも突き放せない母親ミルドレッド。
甘い!甘すぎる!観ていて本当に腹の立つわがまま娘で、
単なるわがまま、というんじゃなくて、憎たらしいし
性悪ってやつです。
でも、親子の愛は愛憎表裏一体。
母と娘ってそんなものなのかなぁ・・・。よくわからん。

リメイク版は、「エデンより彼方へ」のトッド・へインズ監督。
衣装や時代など「エデンより~」の雰囲気。
細腕繁盛記(ケイトの場合、細腕っていうより豪腕か)です。

脇でアカデミー賞助演女優賞のメリッサ・レオや
懐かしのメア・ウィニンガムが出てました。
(名前を見て、おお!「セント・エルモス・ファイア」の!
と思ったけど、調べるまでどの役かわかりませんでした。
ミルドレッドの店を手伝うアイダ役。)

WOWOWで12月9日(金)深夜に再放送あります。
(私が観た初回放送は吹替えだったけど、今度は字幕!)
ケイトがお好きな方はぜひ。
・・・私はもう一回は観ないけど・・・。
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2 コメント

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届きました♪ (イビザ)
2011-12-09 22:26:42
お世話になりました。注文してから10日ほどで到着。DVDとCDで¥2976円感激の安さ。アングルも映画版とちがって新鮮ですね。舞台裏も面白い。家族がいると邪魔なので一人の時にゆっくり鑑賞します。ありがとうございました。
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よかったです (kino)
2011-12-10 16:44:08
>イビザさん
無事届いてよかったですね!
私も、一人のときにウットリと見入ってます。
何度観ても飽きませんね!!これはお買い得!!
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