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「八月の路上に捨てる」  伊藤たかみ

2006年11月07日 | 読書
芥川賞受賞作というので、友達に貸してもらって読みました。

「八月の路上に捨てる」(伊藤たかみ 文藝春秋)

うーん さらっとした小説でした。
夢を追うために就職せず、自動販売機の商品補充の
トラック運転手というバイトをしている男性が主人公。
コンビを組んでいる先輩の女性・水城さんとの会話を通じて
彼と離婚寸前の妻のことが語られる。

淡々と、さらっと、特に読後に強い感動や
印象的な場面が残るでもなく描かれてます。
読みやすくてさっと読めてしまった。
まぁ、夫婦がうまくいかなくなって、だんだんと
心が離れていく様子をリアルに描いてあるとは思うけど
芥川賞をもらうような作品なのかなー??と
思ってしまった私は、文学的センスがないのでしょうか。
この人のほかの作品は読んだことがないので、
よさがあまりわかりませんが・・・。

水城さんというキャラも、いまひとつ魅力に欠ける気がします。
やっぱり私は女性作家の小説の方が好きだなぁ。

それでも、読んだ時、わざとらしさや鼻に付く表現がない
というのは 上手いということなのかな。
よくわかりません。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ありがとうございました (kino)
2010-04-01 00:07:11
>藍色さま
コメントとTBをありがとうございました。
読んだのがかなり前のことで、正直なところ
細部は忘れてしまっているのですが、
”嫌い”という印象もなく、やはり上手い作家さん
なのかな、と思いました。
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Unknown (藍色)
2010-03-31 15:35:04
20代後半の辛さが描かれてて、しんみりと痛かったです。
トラックバックさせていただきました。
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