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「ファッションが教えてくれること」 リアル悪魔!

2010年10月05日 | 映画タイトル は行
映画にもなった、小説「プラダを着た悪魔」
鬼編集長のモデルといわれる
アメリカ版ヴォーグの編集長、アナ・ウィンターを
追ったドキュメンタリー映画。

「ファッションが教えてくれること」
(The September Issue 2009年・米)

原題どおり、ファッション雑誌ヴォーグの
9月号ができるまでの編集長アナの姿と
編集部のどたばたぶりを追う。
アメリカのファッション雑誌にとって、
9月号はシーズンの変わり目の目玉号。
この2007年9月号は、史上最厚
(っていうの?分厚くて重い)を目指す。

高名なフォトグラファーが撮った、
経費のかかった写真もアナのひとことで没。
誰も「NO」とは言えない。
誰もが恐れるアナ・ウィンターの姿はまさに映画そのもの。
お直しと手間ヒマかかってると思われる、
ミシェル・ファイファー似のお顔のアナ様。
笑ってても目が笑ってない!

超一流デザイナーたちも、アナ様にお伺いを立てる。
もちろん、ファッションショーでは最前列。
アナが推すと即話題になるという、おそるべきカリスマ!

でも、ヴォーグ編集スタッフには、グレイスという
ベテラン・ディレクターがいて、
彼女はアナに意見することができる。
ビジネスセンスに長けたアナに対して
元モデルのグレイスは、アーティスト肌。
お互いが才能を認め合い尊重しているからこそ
ここまでの成功があったんでしょうね。

馴れ合いはいらない。
ただ自分のセンスをたよりに、
ファッションと対峙しようとする
アナの姿はカッコイイ。
小説みたいに公私混同の理不尽な命令を
部下に言いつけたりするのかもしれないけど、
それはオマケみたいなもんなんじゃないかなぁ。

面白かったです。
「プラダを着た悪魔」が好きだった人はぜひ。
小説のナイジェルのモデルであるアンドレも出てます。

9月号の表紙モデルになったシエナ・ミラー、
髪が艶がなくてダメだからウィッグでいこうだの
表紙の写真が”歯がダメ”だの、言われてました。
だよねー。私はシエナが好きじゃないので
ふふふ・・・と思いましたが。
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2 コメント

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グレイス最高! (nomad)
2010-11-04 00:16:42
面白かったです!映画「プラダ~」で、いつも電話でつかまえてたパトリック・デモンショリエが出演してましたね(^^)/
私は、リボビッツの写真の世界が好きだったのですが、あのファンタジックな世界は、ずっとリボビッツの作り上げた世界かと思ってたら、あれって皆、グレースが作った世界だったんですね。すごい才能です。彼女のスタイリングは凄いですね。

ちなみに、ロスの知人が、グレースやアナなどとよく仕事をしていて、ついこの間、このドキュメンタリーの話で盛り上がりました。
グレースって凄くいい人のようですよ。
シエナを撮ってたテスティーノより、パトリックの方が、ヴォーグでは珍重されているそうです^^;
彼は、なかなかのグルメで、日本食も大好きだそうです。

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すごい! (kino)
2010-11-04 01:01:29
>nomadさん
ご無沙汰しております!
こういう業界裏話的な映画は面白いですね。
実際にアナやグレースとお仕事されてるお知り合いが
いらっしゃるなんて!すごいっ!雲の上の人のようなのに。
(もちろん映画の中でしか知らないけど)
グレースさんの仕事ぶりは素晴らしかったです。
ディレクターがあそこまでやるもんなんだなぁ・・・。
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