ウィルで満腹 「奥さまは魔女」

大人気だったTVドラマ「奥様は魔女」。
その”リメイク”ではなくて、”リメイクを作ろうとする人たち”のお話。
本物の魔女が、魔女の役にキャスティングされてしまったのです。
そこで巻き起こるドタバタと、恋模様。
監督はノーラ・エフロン。
この人のヒット作って、いずれもリメイクがらみなのね。
（「めぐり逢えたら」=「めぐり逢い」、「ユー・ガット・メール」=「桃色の店」）

主役は二コール・キッドマンです。
はじめのうち、妙に松田聖子とイメージかぶってました。
日本語版テーマソングを歌っているという先入観があったせいかな。
しかし、この歌はぜんぜん流れなかった。キャンペーンソング？

いくつになっても、可愛こぶりっこできちゃうとこ、
（二コの場合、アカデミー・ウィナーだから　堂に入ってますが）
乙女チックなお洋服も着こなしてしまうとこ、
怖いほど年齢不詳に綺麗なとこ・・・
そして、映画が進むにつれ、今度はメグ・ライアンどダブり・・・。
いや、綺麗だし、可愛いし、演技も上手いし、ラブコメも似合ってて
文句はないんですよ、でも　なんか納得のいかないものを感じる私。
ただのやっかみ？

映画の内容の方は、ちょっとタルい展開ではあるものの、
予想通りで　私は満足。オリジナルのファンの方は　どう思うのかな？
ちゃんと愛情と敬意は払われていたと感じられたけれど。
大笑い、ではないけど、思わず笑ってしまうようなシーンもあったし。
イザベルのパパ役のマイケル・ケインが、スーパーでいろんなパッケージに
登場するシーンが面白かったな！！
ポール・ニューマン印（ホントにある。日本でも売ってます）や
グリーン・ジャイアントまで！

シャーリー・マクレーンも魔女っぽくてよかったし、
「アクターズ・スタジオ　インタビュー」も嬉しかった（笑）

それよりも、私の目当てはダーリン役ウィル・フェレル！
そう、映画を観た人の多くが、”誰あのオッサン？”と思ったであろう、
アメリカでは大人気のコメディ俳優です。
私は彼が大好きなのです。
あのデカイ図体に似合わない甲高い声、妙な動き、キレまくりのハイテンション。
SNL系の映画でバカなことばっかりやってるから
日本では未公開やビデオ直行ばっかり。
それが二コールの相手役！！スター街道まっしぐら！（？）

・・・でも、ご覧になった方の評価は芳しくないようで。
そりゃそうだよね、見慣れてる私でも疲れたもん（笑）
だいたい、この役である落ち目俳優が、自分勝手でうるさい嫌なヤツだもの。
（きっと”抱かれたくない男No.1”に選ばれていると思う）
だから、この役はウィルでぴったりなんです！（ひいきの引き倒し）
少なくとも、二コールより背は高いゾ！

そんなウィルが気になったアナタにオススメの映画は
「ズーランダー」「スーパースター　爆笑スター誕生計画」デス。
「キュリアス・ジョージ（ひとまねこざる）」のアニメ吹き替えも控えております。
（注：ジョージじゃなくて人間役）

そ・れ・か・ら
ジャックの胡散臭いマネージャーを演じていたジェイソン・シュワルツマンも
私のお気に入りです。（「天才マックスの世界」の時は垢抜けない少年だった）
ジュード・ロウの「ハッカビーズ」にも出てるそうで、楽しみ♪
彼は、タリア・シャイア（「ロッキー」のエイドリアン）の息子なんですよ。

あー　また映画の内容そのものより　その他が長い感想になってしまった