目の中のリンゴ

20年ぶりにオペラ座熱が再燃!!

氷室冴子さん 

2008年06月08日 | 読書
6月6日ですが、作家の氷室冴子さんが
51歳の若さで肺がんで亡くなられました。

氷室さんといえば、集英社のコバルト文庫
中学~高校の頃、夢中になって読み漁ったものです。

今はケータイ小説や同人誌的小説が花盛りですが
当時、少女向けライトノベルって
すごく画期的だった気がします。
漫画みたいにすいすい読めて身近で楽しい小説。
氷室冴子、田中雅美、正本ノンが私のお気に入りでした。
山本文緒や唯川恵もコバルト文庫の出身だとか。

氷室さんの小説はどれも大好きで
当時、友達との交換日記(笑:懐かしい)で
私の文章は”氷室センセイに影響を受けてる”
と言われたほどでした。

「クララ白書」シリーズでは寄宿舎に憧れ、
「なんて素敵にジャパネスク」は平安時代が身近に
思えるラブコメディ。
「なぎさボーイ」&「多恵子ガール」は
挿絵が渡辺多恵子(今、新選組漫画の「風光る」を描いてる)で
可愛かったなー。
どれも面白かった、ホントに!

漫画の「ライジング!」は原作が氷室さん。
「ローマの休日」みたいな劇中劇、
「レディ・アンをさがして」も印象深かった。

何度も何度も飽きずに繰り返し読んだのに、
いつかその年齢を過ぎてコバルト文庫は卒業し
処分してしまった・・・
それが成長するということなんだろうけど。
今、無性に読みたくなってます。

でも、思い出は美化される上に、コバルト文庫。
大人になった今、読んだらどんな感じかな。

音楽や映画だけじゃなく、本も、
読んだ当時のことを思い出させてくれるものなんですね。

今とは比べ物にならない濃度で
毎日を過ごしていたティーンエイジャーだった頃の
自分に出会うようで、気恥ずかしくて
微笑ましいのだろうか。

氷室冴子さんの訃報にいろんなことを思い出しました。
ご冥福をお祈りします・・・。
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知らなかった・・・! (ichiko)
2008-06-10 12:19:25
そうだったんですね・・・
まだお若いのに・・・
kinoさんとは同世代なんでしょうか
好みが似ているのでしょうか
記事中出てくる作品や作家の方々
どれもこれも懐かしく、あったあったと思うものばかりです。(個人的には渡辺多恵子さんが激ツボです。
「ファミリー!」にどんだけ影響受けたかわかりません。当時20歳そこそこの若さであれを描かれた渡辺さんってすごく偉大!)
影響、受けましたよねぇ~
ご冥福お祈りいたします。
返信する
私も驚きました! (のら)
2008-06-11 22:54:53
コバルト文庫は熱烈な読者だったんで、
今でもダンボールに入れてですが持ってますよ。
正本ノンさんの作品も好きだったなぁ~~。

氷室さんのお顔、今回の訃報ではじめて拝見したのですが、かわいらしい感じの方だったのですね。

「なんて素敵にジャパネスク」はドラマ化したように
思ったのですが。。とにかく本当に残念です。

渡辺多恵子さんの「ファミリー!」も読んでましたね、なつかしいです!
返信する
ちょっと上かな (kino)
2008-06-11 23:15:22
>ichikoさん
年代はichikoさんよりちょっと上だと思いますが、
わかってもらえて嬉しいですー!
コバルト文庫、読んでましたか?

渡辺多恵子さん、絵も上手だったし、すごく好きでした!
・・・現在進行形で「風光る」のコミックスも
読んでたりする いい年した私ですが(汗)
でも、巻末のご本人のエッセイみたいなのを読むと
なかなかキツイことズバズバ書いてたり
三谷幸喜さんとひと悶着あったり・・・と
いうことで、ちょっとがっかりしてしまった部分も
あるんですけどねぇ。

>のらさん
わー コバルト文庫、まだ残してらっしゃるんですね。
いいなぁ。
今回のことで、氷室さんの作品など検索してみたら、
ほんと、ドラマ化や映画化もされてたんですね。
面白かったなぁ。ほんとに愛読書でした。
ご冥福をお祈りします。
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