映画の日本公開はまだ先の11月ですが、
原作、やっと読み終えました。
「The Devil Wears Prada」 Lauren Weisberger
(翻訳「プラダを着た悪魔」 ローレン・ワイズバーガー 早川書房)
大学を出たての女の子、アンドレア・サックスが、
ニューヨークに出て最初に就職した先は、出版社。
しかも、流行の先端を行くファッション雑誌「Runway」の
名物編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。
自分のお金じゃとても買えないような
高級ブランドや有名人の名前が飛び交う
華やかな世界を仕切るその編集長は
まるで悪魔のような 最悪の上司だった・・・。
この小説、主役のアンドレアをアン・ハサウェイ、
悪魔のミランダをメリル・ストリープが演じてます。
作者は、自身が実際に「VOGUE」のワンマン編集長として知られる
アナ・ウィンターのアシスタントを経験しただけあって、
ノン・フィクションか??と思ってしまうのですが(笑)
メリル・ストリープは、ミランダはアナとは全然似ていない、
と言っているそうです。
この手の小説は絶対に原書で読んだ方がいい!
内容は主にドタバタで、たいしたことないし(笑)
ブランドやデザイナー、はやりの店の名前などの
固有名詞がわからないと意味がわからないですが、
翻訳すると言葉や言い回しの面白さが伝わらなくて、
陳腐になってしまう・・・。
たとえば、いつもアンディをからかう警備員の
エドアルドは”Strike a pose!”とアンディに
声をかけますが、これって、マドンナの「VOGUE」の歌詞。
この曲のPVから流行った、ヴォーグのモデルみたいに
ポーズとりながら踊る”ヴォーギング”。
それが翻訳では ”ポーズをとってくれよ!”と。
そのほかにも面白い表現、いろいろありました。
ファッショナブルで、一見してゲイとわかるハンサムな
編集部の同僚を見て、
”リアル「RENT」の世界!でもこっちの方が
来ている服は断然高級だけど” とか
かき集められたサンプルや提供商品がストックされている
編集部の”クローゼット”は、
”ウィリー・ウォンカの夢のチョコレート工場みたい!”とか。
”いかにもマンハッタン!”なワーキング・ウーマンの
日常を描いてて楽しめました。
「Sex and the City」が好きな人なら絶対気に入ると思う(笑)
この鬼編集長、世界のファッション業界で
知らない人はいないほどの目利きで仕事のできる
スーパーレディなんだけど、なんといっても性格が悪い!
アシスタントを奴隷のようにつまらない雑用で
こき使うのです。
2人いるアシスタントのことはアンディも、先輩のエミリーも
まとめて”エミリー”と呼びます(笑)
でも、ハイっ!!と即座に返事をしなければならない!
四六時中携帯で用事を言いつけられて 無理難題を
押し付けられる。
毎日のルーティンワークにも詳細なルールがあるし、
口の利き方ひとつも気をつけなければならない。
ダサい服やハイ・カロリーの食事ももってのほか!
靴は絶対 ジミー・チュウやマノロのヒール。
(もちろん、他の編集部のスタッフはみんな、
モデル並に美しいのです!)
まだ書店に並んでいない「ハリー・ポッター」の
最新刊をパリにいる子供のためにプライベートジェットで
届けたり、店の名も告げずに、”ちょっと覗いた
アンティークショップのドレッサーがよかったわ”なんて
言われたら、街中を走り回って探さなければならない。
そんな毎日に、家族や恋人、親友も呆れるばかり。
アンディも、ミランダに気に入られてこの1年を無事に
勤めあげれば、希望する仕事への紹介状を書いてくれる、
ということだけを心の支えにがんばります。
はてさて、アンドレアはこの1年で何を学ぶのでしょう・・・。
私も、仕事でニューヨークのファッション関係の会社と
関わっているのですが、このミランダみたいに
きっついボスを知ってます・・・。
まるでミランダの言葉のようにメールで
「That's totally unacceptable!」と書かれたことも何度も(涙)
原作の方では、とにかく性悪なだけの女で、
有能ぶりや秘められた過去はあまり描かれていないけれど
大御所メリル・ストリープが演じるだけあって、
もっと魅力あるミランダが期待できそうです。
不機嫌だけど仕事熱心な先輩アシスタントのエミリー、
超個性的なファッションコーディネイターのナイジェル、
いつもマドンナの歌にあわせてパフォーマンスしないと
通してくれない警備員のエドアルド、
美形でセクシーな作家のクリスチャンなどなど、
魅力的な脇役もいっぱい。
パーティのシーンでは、ジョニー・デップやブラッド・ピット、
リース・ウィザースプーン、グウィネス・パルトロウの名前も
出てくるけど、映画では出ないのかな?
「ズーランダー」のカメオ出演みたいだと面白いのに!
衣装を、「Sex and the City」のパトリシア・フィールドが
担当するのも楽しみだし、マンハッタンの様子が見られると思うと
ワクワクしてしまいます。
今 楽しみな映画ベスト3くらいかも!
原作、やっと読み終えました。
「The Devil Wears Prada」 Lauren Weisberger
(翻訳「プラダを着た悪魔」 ローレン・ワイズバーガー 早川書房)
大学を出たての女の子、アンドレア・サックスが、
ニューヨークに出て最初に就職した先は、出版社。
しかも、流行の先端を行くファッション雑誌「Runway」の
名物編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。
自分のお金じゃとても買えないような
高級ブランドや有名人の名前が飛び交う
華やかな世界を仕切るその編集長は
まるで悪魔のような 最悪の上司だった・・・。
この小説、主役のアンドレアをアン・ハサウェイ、
悪魔のミランダをメリル・ストリープが演じてます。
作者は、自身が実際に「VOGUE」のワンマン編集長として知られる
アナ・ウィンターのアシスタントを経験しただけあって、
ノン・フィクションか??と思ってしまうのですが(笑)
メリル・ストリープは、ミランダはアナとは全然似ていない、
と言っているそうです。
この手の小説は絶対に原書で読んだ方がいい!
内容は主にドタバタで、たいしたことないし(笑)
ブランドやデザイナー、はやりの店の名前などの
固有名詞がわからないと意味がわからないですが、
翻訳すると言葉や言い回しの面白さが伝わらなくて、
陳腐になってしまう・・・。
たとえば、いつもアンディをからかう警備員の
エドアルドは”Strike a pose!”とアンディに
声をかけますが、これって、マドンナの「VOGUE」の歌詞。
この曲のPVから流行った、ヴォーグのモデルみたいに
ポーズとりながら踊る”ヴォーギング”。
それが翻訳では ”ポーズをとってくれよ!”と。
そのほかにも面白い表現、いろいろありました。
ファッショナブルで、一見してゲイとわかるハンサムな
編集部の同僚を見て、
”リアル「RENT」の世界!でもこっちの方が
来ている服は断然高級だけど” とか
かき集められたサンプルや提供商品がストックされている
編集部の”クローゼット”は、
”ウィリー・ウォンカの夢のチョコレート工場みたい!”とか。
”いかにもマンハッタン!”なワーキング・ウーマンの
日常を描いてて楽しめました。
「Sex and the City」が好きな人なら絶対気に入ると思う(笑)
この鬼編集長、世界のファッション業界で
知らない人はいないほどの目利きで仕事のできる
スーパーレディなんだけど、なんといっても性格が悪い!
アシスタントを奴隷のようにつまらない雑用で
こき使うのです。
2人いるアシスタントのことはアンディも、先輩のエミリーも
まとめて”エミリー”と呼びます(笑)
でも、ハイっ!!と即座に返事をしなければならない!
四六時中携帯で用事を言いつけられて 無理難題を
押し付けられる。
毎日のルーティンワークにも詳細なルールがあるし、
口の利き方ひとつも気をつけなければならない。
ダサい服やハイ・カロリーの食事ももってのほか!
靴は絶対 ジミー・チュウやマノロのヒール。
(もちろん、他の編集部のスタッフはみんな、
モデル並に美しいのです!)
まだ書店に並んでいない「ハリー・ポッター」の
最新刊をパリにいる子供のためにプライベートジェットで
届けたり、店の名も告げずに、”ちょっと覗いた
アンティークショップのドレッサーがよかったわ”なんて
言われたら、街中を走り回って探さなければならない。
そんな毎日に、家族や恋人、親友も呆れるばかり。
アンディも、ミランダに気に入られてこの1年を無事に
勤めあげれば、希望する仕事への紹介状を書いてくれる、
ということだけを心の支えにがんばります。
はてさて、アンドレアはこの1年で何を学ぶのでしょう・・・。
私も、仕事でニューヨークのファッション関係の会社と
関わっているのですが、このミランダみたいに
きっついボスを知ってます・・・。
まるでミランダの言葉のようにメールで
「That's totally unacceptable!」と書かれたことも何度も(涙)
原作の方では、とにかく性悪なだけの女で、
有能ぶりや秘められた過去はあまり描かれていないけれど
大御所メリル・ストリープが演じるだけあって、
もっと魅力あるミランダが期待できそうです。
不機嫌だけど仕事熱心な先輩アシスタントのエミリー、
超個性的なファッションコーディネイターのナイジェル、
いつもマドンナの歌にあわせてパフォーマンスしないと
通してくれない警備員のエドアルド、
美形でセクシーな作家のクリスチャンなどなど、
魅力的な脇役もいっぱい。
パーティのシーンでは、ジョニー・デップやブラッド・ピット、
リース・ウィザースプーン、グウィネス・パルトロウの名前も
出てくるけど、映画では出ないのかな?
「ズーランダー」のカメオ出演みたいだと面白いのに!
衣装を、「Sex and the City」のパトリシア・フィールドが
担当するのも楽しみだし、マンハッタンの様子が見られると思うと
ワクワクしてしまいます。
今 楽しみな映画ベスト3くらいかも!
私も新人の頃(大昔ですが)ファッション撮影関係の仕事に従事した事があり、めちゃくちゃ厳しい先輩のアシスタントを経験。でも彼女の場合は理にかなってたから、すごく勉強になったし、今の自分があるので、感謝ですが、チャラチャラ学生あがりだった当時の私は、先輩の意見、命令は、かなり厳しく感じたものです。TBありがとうございました!
あまりいい人にあったことがない・・みたいな
コメントいただいて・・・・。
どんなお仕事なのかな?といろいろ妄想めぐらして
おりましたが
カコイ~♪外資な会社とか?かしら?
それにしてもリアルマンハッタンを見られそうなので
私も楽しみに見たいと思いました。
kinoさんの記事読むとみたい映画・読みたい本が増えて困ります(笑)
この映画、今、日本のファッション業界でも話題の1本ですね!
(トレンドセミナーでも話に出たそうです)
厳しいけど仕事の出来る先輩、カッコイイですね。
このミランダの仕事ぶり、もうちょっと描いて欲しかったなー。
だって、プライベートの使い走りばっかりなんだもの。
でも、この世界で成功するためには、実力もさることながら
人に嫌われるくらいの性格じゃないとやっていけないのかなぁ・・・。
>naomiさん
いやー、私の仕事は、”関係ある”くらいで
ぜんぜんかっこよくない仕事ですわ。
米人が嫌いになる一方(笑)
この映画はマンハッタンを満喫できそうですよー!
行きたいなぁ ニューヨーク。
私もすごく楽しみです。
原作というか原著で読めるkinoさんが羨ましいです。
原作読んで映画観た方が楽しめるんでしょうか?
メリル・ストリープの演技とっても楽しみですね。
11月だったと思います。
まだまだ先なような すぐなような。
これは、原作読まなくても楽しめると思います!
アン・ハサウェイは黒髪だけど、原作の中の
主人公はブロンドですらっとしてる、っていう
設定なんですけどね。
メリル・ストリープ、コメディづいてますね。
先だっては、本作でのTBをありがとうございます!
夏の暑さもひと段落しましたね。kinoさん、いかがお過ごしでしょうか…。
―さて、kinoさんご自身の職場でのご体験^^を交えての原作のご紹介、とても、スリリングに楽しく拝読しました!
僕もこの映画は素朴に楽しみ!
スチルを眺める限りですと、ストリープがここ最近になく^^スマートで綺麗ですし、
また、アン・ハサウェイなどは、この業界で徐々に洗練されて行き、成長し、そして…(?)―と云った役どころを演じるには持って来いではないかと思え、
いちストリープ・ファン、いちアンちゃん^^贔屓としては、映画を目の当たりにするのが物凄く楽しみです!
>いつもマドンナの歌にあわせてパフォーマンスしないと
>通してくれない警備員のエドアルド
これは楽しそうなキャラですね。
こう云った小さな部分が映画に活かされていると楽しいですよね!
(余談ですが、『ロング・グッドバイ』という映画では、ある、ハイソな住宅地の通用門に常駐する警備員が何回か出て来るのですが、ここを通る来客は、この警備員による、往年のハリウッド・スターの物真似を見せられてから^^やっと通されると云った按配で、何とも可笑しい^^)
>パーティのシーンでは、ジョニー・デップやブラッド・ピット、
>リース・ウィザースプーン、グウィネス・パルトロウの名前も
>出てくるけど、映画では出ないのかな?
>「ズーランダー」のカメオ出演みたいだと面白いのに!
うーむ、密か~に、期待してみましょう(笑)
秋公開の新作映画、今年も多種多彩に充実したラインアップのように思えています。
また、あれこれで遊びに参ります。それではまた!!
いつも丁寧なコメントをありがとうございます!
この映画の前売り券も購入し、公開を楽しみに待ってます。
日本のファッション業界でも、「ヴォーグ」の名物編集長がモデルということで
話題になっているようです。楽しみです!!
映画ではいなかったです(TT
でもメリル・ストリープのミランダはステキでしたよー♪
なんばのTOHOシネマズの試写会でご覧になったんですよねー
いいなー。もうすぐ公開。楽しみです。
あの警備員さん、いなかったのか・・・けっこうポイントかなと思ったのに。
しまった・・・全然チェックしなかった。
それにしても原書で読むとはすごい・・・
たぶん映画にはそんなカメオはなかったですよね。
あったら面白いのに。
いやー、簡単で面白いから読めちゃったんですよー。
きっと翻訳より面白いと思います!