この時期に読むのにぴったりの小説です。
「宵山万華鏡」(森見登美彦 集英社)
装丁もとっても素敵!!
華やかでカワイイものがにぎやかに
並んだキラキラ加工のカバーをはずすと
(この加工、なんていうの?
たまにあるんだけど、すごく好き)
本体(?)の表紙・裏表紙にも違う絵が。
こちらはちょっと不穏な空気です。
こういう凝った装丁はトクした気分になれる。
京都・祇園祭の宵山。
大勢の人で賑わうきらびやかな祭りの夜に
広がる摩訶不思議で恐ろしい世界・・・
宵山のずーっと奥には何がある?
バレエ教室の帰りに寄り道した
幼い姉妹が見た宵山。
”頭の天窓が開いた”ヘンな友人が
案内してくれるはずの宵山。
壮大な”偽宵山”を創り上げる若人たち(笑)
忘れようにも忘れられない、少女の思い出、宵山。
何度も何度も繰り返す宵山。
短編小説の登場人物がリンクしながら
(そして、過去の森見作品とも)
繰り広げられる、悲しく美しく不思議な世界。
いつもの独特な文体&言い回しは影を潜め、
普通に(?)楽しめるファンタジーワールドです。
言い換えれば それが物足りない気もするかな。
だから、私は「宵山劇場」の章が一番好きで
楽しめたのだけど。
山田川さんの妄想ワールド、ブラヴォー!!
他のお話は、ちょっと哀しくて怖くて
あまり良い後味じゃないんだなぁ。
確かに、お祭りの夜って特別な空気があって
あの喧騒の裏側には なにかが潜んでいそう。
それが京都の伝統的お祭りともなれば
なおさらのこと・・・。
私、関西人だけど京都三大祭に行ったことありません。
祇園祭の夜を知っていたら、もっと楽しめただろうなぁ。
でも、この小説を読んだ後、
小さい子供を連れて行くのが怖くなるくらいです。
森見さんの新聞連載小説「聖なる怠け者の冒険」、
もう今から単行本になるのが待ち遠しい私。
一週間に一度 実家に行く時に
古新聞をあさってまとめ読みしてます。
「宵山万華鏡」(森見登美彦 集英社)
装丁もとっても素敵!!
華やかでカワイイものがにぎやかに
並んだキラキラ加工のカバーをはずすと
(この加工、なんていうの?
たまにあるんだけど、すごく好き)
本体(?)の表紙・裏表紙にも違う絵が。
こちらはちょっと不穏な空気です。
こういう凝った装丁はトクした気分になれる。
京都・祇園祭の宵山。
大勢の人で賑わうきらびやかな祭りの夜に
広がる摩訶不思議で恐ろしい世界・・・
宵山のずーっと奥には何がある?
バレエ教室の帰りに寄り道した
幼い姉妹が見た宵山。
”頭の天窓が開いた”ヘンな友人が
案内してくれるはずの宵山。
壮大な”偽宵山”を創り上げる若人たち(笑)
忘れようにも忘れられない、少女の思い出、宵山。
何度も何度も繰り返す宵山。
短編小説の登場人物がリンクしながら
(そして、過去の森見作品とも)
繰り広げられる、悲しく美しく不思議な世界。
いつもの独特な文体&言い回しは影を潜め、
普通に(?)楽しめるファンタジーワールドです。
言い換えれば それが物足りない気もするかな。
だから、私は「宵山劇場」の章が一番好きで
楽しめたのだけど。
山田川さんの妄想ワールド、ブラヴォー!!
他のお話は、ちょっと哀しくて怖くて
あまり良い後味じゃないんだなぁ。
確かに、お祭りの夜って特別な空気があって
あの喧騒の裏側には なにかが潜んでいそう。
それが京都の伝統的お祭りともなれば
なおさらのこと・・・。
私、関西人だけど京都三大祭に行ったことありません。
祇園祭の夜を知っていたら、もっと楽しめただろうなぁ。
でも、この小説を読んだ後、
小さい子供を連れて行くのが怖くなるくらいです。
森見さんの新聞連載小説「聖なる怠け者の冒険」、
もう今から単行本になるのが待ち遠しい私。
一週間に一度 実家に行く時に
古新聞をあさってまとめ読みしてます。
と、いうのも、あれま、今まさにわたしも森見ワールドにハマり中なのです! wさんに勧められて読み出したら、ぐいぐい引き込まれてしまいました。で、この本、本屋で思いきり悩みつつ、持ち歩くのがなぁ…などとしょーもない理由で未だ買えず。うちは幸いA新聞なので毎晩楽しんでるのでそれでしばらく我慢します~(挿絵がF氏なんてこれまた最高なのです☆)
コメントありがとうございますー!
森見ワールド、ハマりますよね。
”読み終えたくない”と思う作家さんです。
図書館で借りれば場所もとらないし経済的・・・
と思うのに、早く読みたくてつい買ってしまう私です。
装丁が素敵だとなお嬉し♪
新聞の連載、単行本になると挿絵が見られないのが
非常に残念!!!せっかくのフジモトさんの
カワイイ絵なのに。