ジム・ジャームッシュの映画といえば、一昔前には
”映画ツウの好む映画”の最たるものでした。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ナイト・オン・ザ・プラネット」
などなど、話題になった映画も多く、ファンの多い監督さんですね。
でも私、実はたぶん、観てないですジャームッシュ。
センスのよさを味わい、楽しむ映画なんだろうなーというのは
わかるんですが、昔「ストレンジャー~」をビデオで観て、
何度も睡魔に襲われて最後まで観られなかったという経験があり・・・。
で、今回の「ブロークン・フラワーズ」は
ビル・マーレイが主演ということで楽しみにしてました!
IT業界で成功して 暮らしに不自由はないけれど、
若い頃から浮名を流しまくり、いまだに恋愛には煮え切らない
元・プレイボーイのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)。
彼の元にピンク色の封筒が一通。
それは、20年前に別れた彼女に 19歳になるドンとの息子がいた、
という名前のない手紙。
お節介な隣人にお膳立てされて、思い当たるフシのある、
当時の4人(プラス故人)の恋人を訪ねることに・・・。
なんだか「ライフ・アクアティック」
(ビル・マーレイ主演。ある日、息子と名乗る男が現れる)を
思わせます。 地図やBGMをお膳立てされての車の旅は
「エリザベスタウン」みたい。
ドン・ジョンストンって名前がイイですね。
「マイアミ・バイス」のドン・ジョンソンと
(メラニー・グリフィスの元ダンナ)
一文字違いなので、今まで名乗るたびに言われてきたんでしょう(笑)
彼が訪ねる昔の彼女たちも、今はそれぞれの暮らしがあり、
当時の想いを忘れたかったり、懐かしかったり、
思わぬ方向に進んでいたり、個性豊かな皆さんです。
シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、
ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン
うーん 濃い!
そんな彼女たちを訪ねても、本当にドンの子供がいたのか、
はっきりとはわかりません。
でも、その、散々な旅を続けるうちに、ドンはかなりのダメージを
受けているようです。
自分のまいた種とはいえ いい加減に生きてきた過去に
後悔や寂しさをにじませます。
台詞で説明されるわけではないけど、ビル・マーレイの
表情が、寂しげな背中が、物語ってます。
彼はこれからの人生、しっかり愛と向き合っていくのでしょうか。
ビル・マーレイ、シブイおじさんになりましたね!
フレッド・ペリーのトラック・スーツ、色違いで揃えてて
似合ってましたねー。
「ロイヤル・テネンバウムズ」でのベン・スティラーの
アディダスの赤ジャージと双璧です。
ラスト、ビル・マーレイの実の息子さんが登場するシーンは
強烈に印象的でした!そっくりなんだもん(笑)
(悲しげな瞳が似てるよね。オデコもだけど。)
というわけで、台詞は少ないけど、それが心地よいような
不思議な感覚の映画でした。
レトロちっくな エチオピア音楽(?)もマッチしててよかったです。
人によって好みはあるかもしれませんが、
大人が楽しめる映画ではないかと思います。
”映画ツウの好む映画”の最たるものでした。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ナイト・オン・ザ・プラネット」
などなど、話題になった映画も多く、ファンの多い監督さんですね。
でも私、実はたぶん、観てないですジャームッシュ。
センスのよさを味わい、楽しむ映画なんだろうなーというのは
わかるんですが、昔「ストレンジャー~」をビデオで観て、
何度も睡魔に襲われて最後まで観られなかったという経験があり・・・。
で、今回の「ブロークン・フラワーズ」は
ビル・マーレイが主演ということで楽しみにしてました!
IT業界で成功して 暮らしに不自由はないけれど、
若い頃から浮名を流しまくり、いまだに恋愛には煮え切らない
元・プレイボーイのドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)。
彼の元にピンク色の封筒が一通。
それは、20年前に別れた彼女に 19歳になるドンとの息子がいた、
という名前のない手紙。
お節介な隣人にお膳立てされて、思い当たるフシのある、
当時の4人(プラス故人)の恋人を訪ねることに・・・。
なんだか「ライフ・アクアティック」
(ビル・マーレイ主演。ある日、息子と名乗る男が現れる)を
思わせます。 地図やBGMをお膳立てされての車の旅は
「エリザベスタウン」みたい。
ドン・ジョンストンって名前がイイですね。
「マイアミ・バイス」のドン・ジョンソンと
(メラニー・グリフィスの元ダンナ)
一文字違いなので、今まで名乗るたびに言われてきたんでしょう(笑)
彼が訪ねる昔の彼女たちも、今はそれぞれの暮らしがあり、
当時の想いを忘れたかったり、懐かしかったり、
思わぬ方向に進んでいたり、個性豊かな皆さんです。
シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、
ジェシカ・ラング、ティルダ・スウィントン
うーん 濃い!
そんな彼女たちを訪ねても、本当にドンの子供がいたのか、
はっきりとはわかりません。
でも、その、散々な旅を続けるうちに、ドンはかなりのダメージを
受けているようです。
自分のまいた種とはいえ いい加減に生きてきた過去に
後悔や寂しさをにじませます。
台詞で説明されるわけではないけど、ビル・マーレイの
表情が、寂しげな背中が、物語ってます。
彼はこれからの人生、しっかり愛と向き合っていくのでしょうか。
ビル・マーレイ、シブイおじさんになりましたね!
フレッド・ペリーのトラック・スーツ、色違いで揃えてて
似合ってましたねー。
「ロイヤル・テネンバウムズ」でのベン・スティラーの
アディダスの赤ジャージと双璧です。
ラスト、ビル・マーレイの実の息子さんが登場するシーンは
強烈に印象的でした!そっくりなんだもん(笑)
(悲しげな瞳が似てるよね。オデコもだけど。)
というわけで、台詞は少ないけど、それが心地よいような
不思議な感覚の映画でした。
レトロちっくな エチオピア音楽(?)もマッチしててよかったです。
人によって好みはあるかもしれませんが、
大人が楽しめる映画ではないかと思います。
ビルマーレイって昔からあんな感じ(笑)
妙に女にモテる役が多い今日この頃。
「ロスト・イン・トランスレーション」かなり好きです。
でも、私、ジャームッシュ映画とは あんまり相性よくないかもなぁ。
ビル・マーレイって「ゴースト・バスターズ」「3人のゴースト」の人ですね^^
何となく覚えているような(^^ゞ でも 比較的最近の「チャリエン」なら わかるわかる。あの おっちょこちょいで 人のいいオジサンね^^ 今回は シルバーに染め 老けメイクだったのかしら?
(60代か70代に見えたけど^^)
もっと ピンク色が 絡んでくるのかと思いきや・・・意味がなかったみたいですね・・・( ̄▽ ̄;)!!ガーン
こんばんは。そうなんです。あの一瞬の、ですよ。
彼も俳優さんなんでしょうね。味のある顔してました。
映画とお菓子と本が好きで、いろいろ書いてますので
またお越しくださいませ!
ビル・マーレイさんの実の息子さんだったんですね!?
勉強になります^^
ダヴィンチ、間宮もご覧になったんですね?
近いうちにまたお邪魔させていただきまーす^^
私もオトナになったことだし(?)
ジャームッシュ映画に再挑戦してみましょうかねぇ。
センスのよさを感じ取れるかなぁ??
あぁ、じぶんも『ストレンジャー・ザン・パラダイス』観て寝ました。
モノクロの映画って何故か眠くなるんでよ。
でも、ジャームッシュ監督は好きですが。
・・・そうだと思うんですよ、そっくりだったから(笑)
彼がホントの息子だったら、面白いオチですね!
>nomadさん
かなり前でした、ストパラ観たの。
今観ると また感じ方が違うかもしれない・・・
ビル・マーレイって普段どんな人なんだろうなー。興味あります(笑)
あの独特の音楽とモノクロで、真っ白のエリー湖を観て・・何故か美しいと思ったし、
フロリダも出てくるけど、なんとなくアメリカじゃない別の国みたいで、とても不思議でした。
この映画はまだ観てないけど、なんとなく
ジンワリしたい時に良さげですね。
ビル・マーレイって台詞少なくて楽だろうな・・なんて不埒な事を考えてしまいました
ビル・マーレイの息子、ラストの人なんだ~~
私わからなくて、トンチンカンなことを思ってました。^^;;
今から訂正しますわ~(笑)教えて貰えてよかったです。
コメントありがとうございました。
そう、あの車の中の青年、ですって。
似てたでしょう??(笑)
>こっちゃん
意味ありげに写ってた彼ですよん。
オデコが似てた!
じ~~~~っって見てたヤツ?
違うかな?
サンドイッチの方じゃないよね?まさか
全然知らなかったけれど、こっちの子のが顔そっくりじゃない!と思って見ていました。
知っていたら、もっとウケたのになぁ~
TBさせていただきます。
ホント、最近かっこいい役が多いビル・マーレイ。
いや、かっこいいというか、情けない中年なのに
モテちゃうんですよね。
昔の恋人に・・・会ってみたいような 会いたくないような。
>re_reさん
ほんと、ビル・マーレイがいいわぁ。
彼じゃなかったらまた睡魔にやられていたかも・・・。
息子、一瞬でした!でも似てました(笑)
実際に多くは語らないけど、表情から、雰囲気から、語りかけてくるものがいっぱいありましたね。ビル・マーレイの存在感が、ますます好きになりました
それにしても、kinoさん、
ビル・マーレイの実の息子さんわかったんですか!
う、うらやましぃ・・・。
私はわからなかったので、もう1度見て確認したいです
ビル・マーレイをみてると男の魅力ってのもさまざまなんだなあ、としみじみ思います。
昔から二枚目の役所ではなかったのに、やたら最近かっこいい扱いで、それがまた板についてきたような。
でも実際に昔の彼女に会いにいくのって壁が高すぎて、なかなか実行できないんですよね。
いろいろと妄想を生む作品でした(^^;
ご丁寧にコメントありがとうございます。
こういう映画の味わい、やっぱり大人にならないと
わからないですよね。というほど大人でもありませんが(笑)
ビル・マーレイ、いい味です。
>MAYさん
”ドライブの旅”の段取りのよさが「エリザベスタウン」と似てたの!
この映画、この部分だけは必見!
(他の部分はつまらない、っていう人も多いから・・・)
TBありがとう!
>sabunoriさん
おお、ジャームッシュで寝ちゃった人がここにも!
そう言うと 映画好きとして、ちょっとかっこ悪いかな、
なんて思わされてしまうのがイヤなんだけど、
やっぱり合う、合わないがありますよねぇ。
私も、この映画は普通に観られました。
大人になった・・・と思いたいけど、そうでもないから
ジャームッシュの作風の変化、でしょうか(笑)
この作品は彼の作品にしてはとっつきやすい作品でしたよね。
これはジム・ジャームッシュが変ったのか私が大人になったのか?
どう考えても前者ですよね。
うちはダンナのツボだったよう♪
ビル・マーレイ以外にあの役を演じるのは
考えられないかも^^フレッド・ペリーの色違い
4,5着持ってましたヨネ☆
気合抜けの記事ですが、TBさせてください♪
>大人が楽しめる映画ではないかと思います。
確かに振り返る過去がないお子チャマにはわからない
大人の映画と言えますね。
ビル・マーレイの胡散臭いオヤジぶりが
なんともいえない、いい味出してましたね。
そうかー 奥さまとは長い付き合いなんですよね。
初恋の人とか、昔の恋人がどうしてるのか
知りたいような 知りたくないような。
>ミミヅクさん
中年の悲哀溢れる、とぼけた味わいがいいですねー。
若い頃はあんまり好きじゃなかったんだけど。
(ダン・エイクロイドの方がスキでした)
こういう作品にひっぱりだこ
なのわかる。
たぶん、「あなたの子供です」と言われることは無いと思いますが(『たぶん』と言うところが自信がない証拠。笑!)初恋や片想いだった人たちの噂を聞くと胸が締め付けられます。
一昨年でしたが、高校時代に片想いだった同級生が離婚して別の男性のもとに走った、とか、中学時代の憧れのキミはご主人を病気で亡くした、などの話を、当時のわたしを知ってる友人から聞かされて。。ちょっと凹んだことを覚えてます。
自分の過去ってそんなに複雑じゃないですが、それなりに考えることもありますねぇ。。カミさんにはナイショのこともありますし。。(^^ゞ
ははは よかったー 「ストパラ」(って略すか!?)で
睡魔に襲われたの私だけじゃなくて。
「ロイヤル~」はビル・マーレイも出てるから観てみてください!
>Cartoucheさん
元彼に訪ねてこられて、子供いる?なんて唐突に聞かれたら
いやですよねぇ・・・。
でも、さんざんなめにあうドンが気の毒。
で、「ストレンジャー~」は、私も睡魔に襲われました;;;