「ゆれる」が面白かった
西川美和監督の初監督作です。
あ、「アナコンダ」から蛇つながり(笑)
「蛇イチゴ」(2003年 日本)
仲の良い幸せそうな家族。
仕事人間だけど面白いお父さん(平泉成)、
痴呆症のひどい舅(松之助師匠)を介護する
元気で頑張りやのお母さん(大谷直子)
小学校の先生で、同僚との結婚を控えている娘(つみきみほ)
わきあいあいと平凡で幸せそうな家庭だけど
実は奥底に秘密を抱えているのだった。
その秘密のひとつは、家を出たきりになっている長男(宮迫博之)。
ちゃらんぽらんで嘘つきな兄は、
生真面目で堅物の妹とは正反対。
彼がひょんなことから 家に戻ってきて・・・
「ゆれる」同様に、人間の本音の部分、
こわーい部分をリアルに描いていて、いやな気分にさせられます。
舅を根気よく世話しながらも、時折、素に戻ったような
疲労感と嫌悪感をのぞかせるお母さん。
お兄ちゃんスキスキモードになっちゃう演技も
リアルすぎて怖かった。
実はリストラされてるのに、家族に隠し通して
立派な家長を演じ続けるお父さん。
なんにも出来ないのに えらそうにしてるのも滑稽。
”いい人”な婚約者も気持ち悪いし、
いい子すぎて面白みがない、と言われる娘も
真っ直ぐすぎて気持ち悪い。
だから、型破りでいいかげんな兄がとても新鮮で
小気味よく、魅力的に見えてしまう。
でも同時に、やっぱり嘘つきで悪い奴なんじゃないか?
と思ってしまった私は 堅物の妹と同類か???
あんなめちゃくちゃで、厄介者扱いされていた兄が
俄然、両親の信頼を得てアニキ面するのに嫉妬したんだよね、きっと。
だからあんな結末になったんだろうな。
ほんと、自分の心の奥にもある、いやーな部分を
こんなにリアルに自然に描き出す西川監督、
すっごくイヤな人!
でも、興味深い。うまい。
あのラストの見せ方はいいなぁと思いました。
ゆれるハンガー、画面の手前にキラキラ見えるものは・・・。
「ゆれる」が面白かった人は是非観てみてください。
寺島進と佐藤浩市もチラッとだけ出てます。
西川美和監督の初監督作です。
あ、「アナコンダ」から蛇つながり(笑)
「蛇イチゴ」(2003年 日本)
仲の良い幸せそうな家族。
仕事人間だけど面白いお父さん(平泉成)、
痴呆症のひどい舅(松之助師匠)を介護する
元気で頑張りやのお母さん(大谷直子)
小学校の先生で、同僚との結婚を控えている娘(つみきみほ)
わきあいあいと平凡で幸せそうな家庭だけど
実は奥底に秘密を抱えているのだった。
その秘密のひとつは、家を出たきりになっている長男(宮迫博之)。
ちゃらんぽらんで嘘つきな兄は、
生真面目で堅物の妹とは正反対。
彼がひょんなことから 家に戻ってきて・・・
「ゆれる」同様に、人間の本音の部分、
こわーい部分をリアルに描いていて、いやな気分にさせられます。
舅を根気よく世話しながらも、時折、素に戻ったような
疲労感と嫌悪感をのぞかせるお母さん。
お兄ちゃんスキスキモードになっちゃう演技も
リアルすぎて怖かった。
実はリストラされてるのに、家族に隠し通して
立派な家長を演じ続けるお父さん。
なんにも出来ないのに えらそうにしてるのも滑稽。
”いい人”な婚約者も気持ち悪いし、
いい子すぎて面白みがない、と言われる娘も
真っ直ぐすぎて気持ち悪い。
だから、型破りでいいかげんな兄がとても新鮮で
小気味よく、魅力的に見えてしまう。
でも同時に、やっぱり嘘つきで悪い奴なんじゃないか?
と思ってしまった私は 堅物の妹と同類か???
あんなめちゃくちゃで、厄介者扱いされていた兄が
俄然、両親の信頼を得てアニキ面するのに嫉妬したんだよね、きっと。
だからあんな結末になったんだろうな。
ほんと、自分の心の奥にもある、いやーな部分を
こんなにリアルに自然に描き出す西川監督、
すっごくイヤな人!
でも、興味深い。うまい。
あのラストの見せ方はいいなぁと思いました。
ゆれるハンガー、画面の手前にキラキラ見えるものは・・・。
「ゆれる」が面白かった人は是非観てみてください。
寺島進と佐藤浩市もチラッとだけ出てます。
家の中のごたごたした人間関係って
特に日本映画ではリアルすぎて
ヤですね。
つみきみほって久しぶりな気が。
けっこうスキかも。
西川監督もかわいい顔して蛇イチゴなんだ。
TSUTAYAじゃないとないかなぁ。
GEOがいつも100円なんでそっちばっかで。
観たいです♪最近荻上監督作品、観終えて
はまりましたー!!!
おこう!すっかり忘れてました。
ありがとうございます~。イヤ~な気持ちに
なるのに、ついついのめりこんでしまう
西川作品ってすごいですね~。
こういうのがリアルですよね。
少しずつ日本映画も観るようになって、
面白いなーと思えるようになりました。
つみきみほちゃん、久しぶりです!
大人になってました(笑)
>mayちゃん
女性監督の映画って、和洋問わず、心の奥のほうに
ぐっとくるのが多いような・・・??
小説も女性の方が好きなんです。やっぱり自分が
女だからだろうけど(笑)
是非見てくださいね。
>のらさん
店頭でも置いているお店、少ないみたいですね。
西川監督、ほんとすごい。もっと観たい!
本当なら家族だからもっとさらけ出していていいのに。
そんな影の部分に焦点が当たっている映画だから、より不気味なのかもしれません。
しかしこの監督上手いですよね。すごい感性だな~と感心させられます。
次の作品もすごく楽しみですね!
家族だからこそ言えないこと、言い過ぎてしまうこと・・・
近くて遠い存在なのかなぁ。
西川監督の家族観って興味深いです。
ホント、次が楽しみですね。