2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:809ページ
ナイス数:142ナイス
ひょぇー!たった3冊!!!
8月こそはがんばる・・・ぞ。
リバースの感想
久々に後味の悪い湊さん!イッキに読ませてしまうのはさすが。平凡な主人公・深瀬くんの屈折した思い、友達との関係に、心の底の痛いところをえぐられる気がした。”自分は親友だと思っているけど、相手にとってはそうじゃなかったのか”と気づかされた時の悲しさ・・・。鬱々としました。読んでてつらかった。今回のラストは希望に満ちた”白”なのかどうかわからなかったから。 しかし結果は・・・。お願いだから、その真相は墓場まで持っていって欲しい、と私は思った。自分は辛いだろうけれど、誰も幸せにならないんだから。
読了日:7月22日 著者:湊かなえ
中年だって生きているの感想
最近の酒井さんの本の中では”どストライク”にツボにハマった。そうそう!!そうなんよ!と膝を打つことしきり。なかでも、『いかなる時も緊張しなくなった、ということは、繊細な感情が擦り切れてしまったから』というところには、納得した・・・。あと『カラオケと病気話は同年代に限る』も(笑) でも、他の読者さんの感想を拝見していると、同年代以上にしか大いなる共感をもって受け入れられていないみたいで・・・。これまた中年の悲哀を感じてしまうのであります。
読了日:7月22日 著者:酒井順子
武道館の感想
イマドキのあれこれを盛り込んだ、イマドキのアイドルグループの物語。いかんせん、私は百恵ちゃんの引退を目の当たりにし、ピンクレディーに熱狂し、聖子ちゃん明菜ちゃんをリアルタイムに見てきたので、そのへんのちょっと可愛い女の子が”会いに行けるアイドル”になっても魅力を感じない。盛り上がれない気持ちのまま読了。朝井さん、アイドルを取材したかったのかな・・・なんて穿った見方すらしてしまった・・・。
読了日:7月22日 著者:朝井リョウ
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