もうすぐ映画が封切りなので、それまでに読もう!と
イッキに文庫、上下巻読み終えました。
のらさんのブログでも紹介されてて、気になってました。
ほんとに面白い!読み出したら止まらないです。
「嫌われ松子の一生」 山田宗樹 (幻冬舎文庫)
「下妻物語」そのものな、キッチュで超個性的な映画の予告から
想像していたような内容とは全然違う、読み応えのある
波乱万丈ストーリーでした。
そして、ぜんぜん”嫌われ”じゃないのよ。
ホントに今(夜中の1時半)読み終えて、
興奮で胸がドキドキしてます!(笑)
イマドキの大学生の川尻笙のもとに、
九州から父親が突然訪ねてきて、東京のアパートで
他殺死体で発見された姉(笙の叔母)の松子の
アパートの後片付けをして欲しい、
と 頼むところから話は始まる・・・。
そんな叔母がいることさえ知らなかった笙は
恋人の明日香に引っ張られる形で イヤイヤ叔母が
住んでいたアパートに出向く。
そこから、笙は松子の一生を辿ることになるのです。
物語は、松子の一人称と、現在の笙が関係者を訪ねて
話を聞いている形で進みます。
これがうまい! 徐々に謎解きがされていくようで
読者自身が笙の気持ちを追体験できるんですよね。
映画の宣伝で言われているように、
平凡な家庭のマジメな中学校の教師であった彼女が、
ソープ嬢、覚醒剤、殺人、服役・・・と転落人生を
歩んでいく様が スピーディーに描かれるのですが、
これがもう・・・ええ~っ!!の連続で、
ありえないっ!と思う反面、
とってもありうる・・・のです。
ある出来事をきっかけに、どんどんと悪い方悪い方へと
転がっていく松子の人生。
でも、それが自分の人生に100%ありえないって言える??
松子だって、平凡な娘さんだったんだから。
後半、どんどんシリアスになっていき、
現在に近づいてくるにつれ、私も物語の中の笙と同化していきました。
見知らぬ(そしてフィクション)の松子なのに、
その人生の不運と不憫さに やりきれない気持ちになって
涙まで出てしまいました・・・。
読み終えた後も、やり場のない怒りのようなものは
胸の中に渦巻いているのですが、
前向きに生きていこう!
何かを始めるのに遅すぎることなんてないんだ!って
思えるような パワーを少しもらったような気がします。
映画、どんなふうに脚色してあるんだろう。
観るのが楽しみなような、イメージ壊れるのが怖いような。
とにかく、本、面白かったです!
でも、こんな状態で寝たら 夢みそうだなぁ。
私が松子になってる夢・・・イヤだ。
イッキに文庫、上下巻読み終えました。
のらさんのブログでも紹介されてて、気になってました。
ほんとに面白い!読み出したら止まらないです。
「嫌われ松子の一生」 山田宗樹 (幻冬舎文庫)
「下妻物語」そのものな、キッチュで超個性的な映画の予告から
想像していたような内容とは全然違う、読み応えのある
波乱万丈ストーリーでした。
そして、ぜんぜん”嫌われ”じゃないのよ。
ホントに今(夜中の1時半)読み終えて、
興奮で胸がドキドキしてます!(笑)
イマドキの大学生の川尻笙のもとに、
九州から父親が突然訪ねてきて、東京のアパートで
他殺死体で発見された姉(笙の叔母)の松子の
アパートの後片付けをして欲しい、
と 頼むところから話は始まる・・・。
そんな叔母がいることさえ知らなかった笙は
恋人の明日香に引っ張られる形で イヤイヤ叔母が
住んでいたアパートに出向く。
そこから、笙は松子の一生を辿ることになるのです。
物語は、松子の一人称と、現在の笙が関係者を訪ねて
話を聞いている形で進みます。
これがうまい! 徐々に謎解きがされていくようで
読者自身が笙の気持ちを追体験できるんですよね。
映画の宣伝で言われているように、
平凡な家庭のマジメな中学校の教師であった彼女が、
ソープ嬢、覚醒剤、殺人、服役・・・と転落人生を
歩んでいく様が スピーディーに描かれるのですが、
これがもう・・・ええ~っ!!の連続で、
ありえないっ!と思う反面、
とってもありうる・・・のです。
ある出来事をきっかけに、どんどんと悪い方悪い方へと
転がっていく松子の人生。
でも、それが自分の人生に100%ありえないって言える??
松子だって、平凡な娘さんだったんだから。
後半、どんどんシリアスになっていき、
現在に近づいてくるにつれ、私も物語の中の笙と同化していきました。
見知らぬ(そしてフィクション)の松子なのに、
その人生の不運と不憫さに やりきれない気持ちになって
涙まで出てしまいました・・・。
読み終えた後も、やり場のない怒りのようなものは
胸の中に渦巻いているのですが、
前向きに生きていこう!
何かを始めるのに遅すぎることなんてないんだ!って
思えるような パワーを少しもらったような気がします。
映画、どんなふうに脚色してあるんだろう。
観るのが楽しみなような、イメージ壊れるのが怖いような。
とにかく、本、面白かったです!
でも、こんな状態で寝たら 夢みそうだなぁ。
私が松子になってる夢・・・イヤだ。
と思うと場面が転換して笙の話になるのも
うまいなぁと思いました。
どうしても映画の宣伝を見ちゃうと
原作とイメージ違うな~と
思っちゃいますよね。普通に映画化すると
かなり悲惨になっちゃうと思うんで
中島監督でよかったのかなという気もしますが
別物になっちゃうのかな・・
私も最後は泣いてしまいました。
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ありがとうございます。
いや~kinoさんの紹介文のほうが
お上手ですね~。
こちらは19日の『ダヴィンチ・コード』公開を控えて
宗教関係者の抗議の嵐が来ているのですョ。
そうすると余計に観たくなるのが人間の心理よね?
ワールドカップもいよいよ来月です!!
記事を拝見して、読んでみてよかったです!
面白かった!!
>>普通に映画化すると かなり悲惨になっちゃうと思うんで
あ、そうか!そうですよねぇ。
原作に忠実なら、シリアスで暗く重い映画だったかも
しれません。あの予告を観ただけで、観たい!と
思わせる雰囲気でしたもんね。
やっぱり楽しみです!
TBありがとうございました。
>エミリアさん
わーい お久しぶり!
「ダヴィンチ・コード」さてさて どうなりますか。
前評判ほど当たらないのでは?という気もする。
サッカー、もうすぐですねー!
デルピエロ観られるかな♪
kinoさんの感想読んだら私も読みたくなったな~
読んだら観たくなるよね・・
又観たい映画が増えちゃう~~
松子になってみる夢みたい
かも~。。(汗)
予告が流れていたので、気にはなりつつ
スルーかな~なんて思ってたのですが
とりあえず本はすごく読みたくなりましたよぉ。
また図書館におねだりしてみます!
面白いですよね~!
中島監督だから原作とはちょっと違うかも知れないけど、
面白い映画に仕上がってそう!
確かに。私も予告はもう飽きた・・・のですが
小説、イメージと全然違ってて、
面白かったです!すぐ読めるので是非!
>ミミヅクさん
小説の松子はかなりハードだけど、
映画の松子ならいいかも!さぁ ご一緒に!
>チェブさん
本、これは絶対図書館にありますよ!
でも、貸し出し中だろうね・・・。
うちで本やDVD、貸し出し業やろうかと 最近思ってます・・・。
(品揃えに偏りあり)
>MAYちゃん
あっという間に読めるでしょ?
これを どんな映画にしてあるのか・・・
脚色と演出が楽しみ。
荒川良々は たぶんあの役だよね。
映画の予告のイメージとかなり違う内容でした。
ぐいぐい引き込まれます・・・。
映画は映画で独自の世界を築いていてすごくオモシロそうです!
楽しみ!!