「プロデューサーズ」 これがブロードウェイだ！

公開初日、観てきました。お客さんの入りもまずまずです。
（マシュー＆ウィルのファンの私としては非常に気になるのよ）
わーい　パンフレットがキラキラだー！！
（ホログラム？でキラキラの星が浮かび上がってる。
舞台版のことも詳しく書いてあるし、600円だったので初心者にはオススメ）

これはhiyokoさんの記事に詳しいように、
ブロードウェイで大ヒットしたミュージカルの完全映画化!
キャストも、オリジナルメンバーが多く出演してます。

落ち目のプロデュサーと、プロデューサーを夢見る小心者の会計士が、
”サイテーの舞台を作り、資金を持って逃げちゃおう！”という計画のもとに
ヒトラー信奉者の脚本家、お色気だけがウリのスウェーデン美女、
ゲイの演出家などなど、胡散臭い人々を寄せ集め、
「春の日のヒトラー」なんて　とんでもないミュージカルを作り上げるが・・・

う～む
私は大スキですよ。
ブロードウェイのお芝居をそのまま観てるようなゴージャス感と、
昔ながらの雰囲気の歌と踊り。ベタな展開。
いかにも舞台向きなハイテンションな演技の応酬！
近年、舞台にハマってる私としては、ブロードウェイの息吹を感じて
ワクワクしてしまいましたわ。

マシューとネイサン・レインはアタリ役を嬉々として演じてるし、
ウィル・フェレルのドイツ語なまりもおっかしー。（鳩もおかしい）
いつも、あんまりキレイだと思ったことのなかった
ウマ・サーマンも、とってもキレイでした！！（でもデカイ！）
ゲイのカップル、ロジャーとカルメンも最高！！（この2人大好き！！）
ロジャーのお家はめっちゃ楽しそうやなぁ（笑）
クライスラー・ビルみたいなドレスもとってもお似合い。

でも、ミュージカルが苦手な人には正直きっついでしょう。
案の定、ウチの旦那は”しょーもなかった。寝そうになった”と。

あんまりキャッチーな歌がなかったからかなぁ？？
出演者があんまり一般ウケしない人だからかなぁ？？
あまりにクドくてコテコテだからかなぁ？？

ストーリーは"心に迫ってくる”とか”感動で涙が出た!”という
タイプの話じゃないから、馬鹿馬鹿しく明るく楽しい、
ミュージカルの世界を楽しめたらいいんじゃないかなー。
ねぇ。（って誰に言ってる？）

惜しいのはやっぱり、英語のセリフの面白さを
十分楽しめないことかな。
アメリカンジョークっていうんでしょうか。下ネタも含め（笑）
ドイツ語訛り、スウェーデン訛り、アイリッシュ訛り、
そういうのの面白さも　字幕ではいまひとつ伝わってこなかった・・・。
観に行った映画館では、あんまり笑いが起こってなかったのよ。
日本でヒットするかなー。ちょっと難しいか？！
私はもう一回観てもいいな。

なんといっても、ウマ・サーマンがよかったわぁ。
ブルー系のドレスがとってもよく似合ってて、
いつもは　やたらひょろ長く見える手足も、
今回はあまり気にならず。ちびっこなマシューとの
アンバランスささえ微笑ましかった。
コミカルな頭の軽い役が案外似合うのねっ。
（ラブコメの「プライム」でもいい感じだったから、
彼女の新境地かもね。）

それにしても、マシューの出番を観てると、
なんかドキドキするんですよ（笑）
がんばれー！！と。

皆さん、エンドロールは席を立たないで最後まで観てね！！
ウィルの歌、最高だから！！