気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

母 ・・・331. : しつけ ・・・ ハイエナのような親 

2011-02-01 12:00:37 | Weblog
かつて 日本の総合商社は「貪欲なハイエナ」だといわれていました。

「ラーメンからミサイルまで」扱う商社は

  世界の化物(ばけもの)だとヒンシュクを買っていました。

世界の資源を 貪欲に食い散らかしていました。



この商社に代表される日本人が ・・・ 日本の親なのです。

どこに「人間らしさ」があるのでしょうか。


大豆を買い占めて 豆腐を食べられないようにし

木材を買い込んでマイホームをつくれないようにするのが

  同じ国に生き 住んでいる日本人なのです。


座席を奪いあわない心も

よその国の資源を奪いとってしまわない態度も

ヘドロで海を汚さない自制心も ・・・ 根は同じものです。


「しつけ」によって培われる「人間らしさ」が そのブレーキです。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・330. : しつけ ・・・ 親が悪い 

2011-02-01 10:30:59 | Weblog
母は座席を奪いあい 青年は足を投げ出して居眠りを装い

親はゴミを河に捨て 人を押しのけてよくをみたそうとる。


「しつけ」の崩壊は 日本人から「人間らしさ」を奪いとり

  人を愛する能力をとり去ってしまいました。



ある学校で 生徒が運動場のすみで小用をたすので

  校長先生がその塀の下まわりに新聞紙をを全部貼らせたそうです。


ところが 翌朝みると シミだらけで破れていました。


この先生は かって中国で

  このやり方で悪いクセを直したと聞いて実行してみたのですが

  ・・・ 日本では通用しなかったのです。


新聞には「文字」がある。

文字は人間の文化をあらわしている。

まさか 中学生がそれくらいのことに気づかぬはずはない

  ・・・ と 校長先生は考え 信じ 裏切られたわけです。



それが現代日本の子どもらです。

その子をそのように育てたのが ・・・ 日本の親です。

運動場のすみでどうして小用をたして悪いのか 分からないのが

  ・・・ いまの子どもです。


子どもたちは

  食卓に腰かけること

  物を蹴とばすこと

  ツバを吐き散らすこと

  立膝して食事すること

  親や先生にあいさつしないこと が

  ・・・ なぜ人間らしいマナーに反しているか分かっていません。


分からなくしたのは ・・・ 親です。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・329. : しつけ ・・・ やがて訪れてきたもの 

2011-02-01 09:00:38 | Weblog
いままで 「進歩」を装った合理主義万能の発想で

  愛情よりも 契約

  思いやりよりも 打算

  抑制よりも 競争

  我慢よりも 要求

  牛の歩みよりも 馬車馬のような疾走(かけぬけ)

  いたわるよりも おしのける

  ・・・ ことほうが「人間らしい」と思い込み

その考えで 子どもを育ててきました。



古いもの 伝統的なものはすべて悪いという考えが

  一番好きなのは物を売る商売人です。

どんどん新しいものを買わせるには

  いつまで物を大切にされては困ります。

伝統を尊んでいては

  新しい商品も流行も歓迎してもらえない。


経済発展を生命としてきた日本人は

まず打算 ・ 競争 ・ 欲求を

  人生の生きがいだ認めさせることに熱中してきたわけです。

その結果

万人共通のマナーの「しつけ」はふみにじられ

  ・・・ どこかに捨て去られてしまいました。


やがて訪れてきたものは

  無作法 我欲 非情 息苦しさ 貧富の差 伝統の破壊

  文化の衰退 公害 汚染 過密 子殺し 老人の自殺 いらだち
 
  など

  ・・・ カサカサした なめらかさのない世の中でした。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・328. : しつけ ・・・ 切り札 

2011-02-01 07:00:16 | Weblog
子どもは 母のしつけ一つで

  弱い人をいたわることも

  女の子にやさしくしてあげることも

 あるいは

  時間を守ること

  約束厳守

  ルールの尊重

  言葉づかいの美しさを守る ・・・ こともできます。


石原新太郎さんも

  親は しつけの切り札をもつ重要な教師だ といっています。



その「しつけ」が無惨にもこわれてしまったのが

  ・・・ いまの世の中です。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・327. : しつけ ・・・ 潤滑油

2011-02-01 06:00:53 | Weblog
どんな近代的社会 ドライで自由な世の中に生きていても

  「しつけ」という人間のマナーは

  ・・・ 大切に育てなければなりません。


「しつけ」というのは

  人間が複数生きていく場合の爽快な潤滑油です。

正しくしつけられた人間が少ないと

  世の中は気持ちよく滑ってゆきません。

たえず不愉快な思いを味あわなくてはなりません。


しかし 現実には ・・・
 
エチケットを知らない人や

何を伝えたらよいか「しつけ」る内容すら

  ・・・ さだかでない母がふえています。



石原慎太郎さんは

「子どもは 電車の中では立っているものだと教えよ」

  ・・・ といっています。

そういう「しつけ」をしなさい と母にすすめているのです。

争って座席を奪いあい 子どもを座らせようとする母では

  自分の立場を考える自立性のある子を育てることはできない

  ・・・ と叱っているわけです。





* 2010.11  東ブータンで






母 ・・・326. : 求心力 ・・・ 幸せをこしらえる人 

2011-02-01 05:02:23 | Weblog
女性は一般に自分以外の人間に向けられる注意に対して

  ・・・ いやな顔をします。

露骨に不機嫌な表情をみせることもある。


母は 視線や話題が自分から夫や子に移ることをよろこびます。

女と母のちがいともいえましょうね。



その母となりきれぬ不具(かたわ)な 形だけの母 ・・・

それが ・・・
 
夫をおしのけて外へ出ようとし

不満があると離婚をえらび

  子の未来を暗くし 愛の分与をいやがる「女」なのです。



母は 自分ひとりよりも

数多い自分以外の人 夫や子の幸せを誰よりも願い

  ・・・ こしらえてくれる人なのです。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・325. : 求心力 ・・・ 飛躍 

2011-02-01 05:01:31 | Weblog
母は 自分でのびようとしない。

父や子に映しとらせ 自分にとけこませて

  自分を拡大し 飛躍させていく。


だから 母心は無限なのです。


外へと遠心力を働かせず

内へと求心力を働かして家族をひきつけ

  ・・・ 自分をのりうつらせて広い世界へ飛んでゆく。

蝶の羽にのる花粉のようなものです。



母は 一見陰の人のようにみえるが

  ・・・ 実は 家族全員にとびのっているのです。





* 2010.11  東ブータンで





母 ・・・324. : 求心力 ・・・ おおらかな慰安とはげまし

2011-02-01 05:00:48 | Weblog
夫が妻に「母」を描き

疲れた心身を甘えさせてくれとせがむのは

  妻が「母の与える喜び」をもつ人だと思うからです。


ヨーロッパでも

  妻に備わる「母性」への甘えの傾向は強まっているそうです。

外の仕事で神経をすり減らした夫が

  妻に母の慰安を求めてゆくわけでしょう。



「なんです みっともない 四十すぎて」

妻が甘えを拒絶したために神経症におち入った例が

  アメリカの学者から報告されています。



母心は 家族のものすべてに

  おおらかな慰安と励ましを施すものです。

拒むことはないではありませんか。


自分の助力や援助で 父や子が奮い立ってくれるのです。

母心で 無限に人間をつくり出してやったらいいのです。


子を通じ 夫を通じて

幾何級数(おりかさなり)的にひろげてゆく「間接的」な力こそ

  ・・・ 母心なのですから。





* 2010.11  東ブータンで