島 秋人の生涯は短かった。
しかし
死刑を前にしての一日一日は いや 一刻一刻は
実に充実したひかりかがやいた生であったといえよう。
それに較べると
私たちの生は ぬるま湯につかっているみたいだ。
彼の歌は 知的操作でことばを配列したものではない。
魂のうめきというか 歌の形を借りた深い懺悔(ざんげ)であり
・・・ 生への讃歌でもあった。
生きることは 他人へのなんらかの働きかけとするなら
彼ののこした遺愛集が読む人の魂に訴え 魂を目ざめしめる
・・・ そこに いまも彼は生きているのだろう。
白き花つけねばならぬ被害者の子に
詫びたりず悔をふかめし (再掲)
島 秋人
* 2010.11 東ブータンで
しかし
死刑を前にしての一日一日は いや 一刻一刻は
実に充実したひかりかがやいた生であったといえよう。
それに較べると
私たちの生は ぬるま湯につかっているみたいだ。
彼の歌は 知的操作でことばを配列したものではない。
魂のうめきというか 歌の形を借りた深い懺悔(ざんげ)であり
・・・ 生への讃歌でもあった。
生きることは 他人へのなんらかの働きかけとするなら
彼ののこした遺愛集が読む人の魂に訴え 魂を目ざめしめる
・・・ そこに いまも彼は生きているのだろう。
白き花つけねばならぬ被害者の子に
詫びたりず悔をふかめし (再掲)
島 秋人
* 2010.11 東ブータンで