SIDEWALK TALK

NEBRASKA

ブルース・スプリングスティーンの音楽に初めて触れたのは1980年ごろだったから、
『Nebraska』は初めてリアルタイムで買ったボスのアルバムということになる。
ボスとバンドのフィル・スペクター風ウォールサウンドを期待していた僕は、
当時、このレコードに針を落として、正直がっかりした。
陰鬱なリリック、アコギとハモニカだけの地味な演奏しか、そこにはなかった。


Nebraska Nebraska

 Bruce Springsteen
 価格:¥ 1,890(税込)
 発売日:2005-06-22


後で知ったことだけど、この作品は2年後にリリースされたモンスター・アルバム
『Born in the U.S.A.』とほぼ同時進行で制作された。
このことは、ボスのコマーシャリズムに対する、音楽ビジネスに対する
何ごとかをうかがい知ることができる。


「連続殺人に罪の呵責を感じない殺人犯」
「どん詰まりの状況の中でかすかな希望にすがって駆け落ちする男」
「罪を犯した兄をあえて見逃す警察官の弟」
「高速道理で犬の死骸を突いている男」
and more...

このアルバムに登場する人物たちは、要するにロクデナシばかりだ。


今回、20年ぶりくらいに、このアルバムを通しで聴いた。
当時ガキすぎて理解できなかった事どもが色々みえてオモシロかった。
このアルバムの収録曲たちも、
後にフルバンドのアレンジで演奏されることもあったから、
聞き心地がよくなっていたのかもしれない。


ティーンエイジャーのころにこのアルバムを聴いたせいで、
僕はネブラスカ州ときけば、何か暗い土地だという印象がある。
けれどネブラスカ州は、初めて「インディアンは人間である」と文言に明記された
歴史的な合衆国判決をだした地でもある。


ところで、ネブラスカという地名の由来は何なのだろう?
音感的にはロシア語(東欧語)っぽく僕には響くんだけど...

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コメント一覧

mf >> ノラ猫さん
http://kiribako.net
サッカー日本代表の本田選手の所属チームは、CSKA(チェスカ)モスクワですしね。


日本語のルーツではないでしょうが、ハンガリー語と酷似してるらしいですね。
ハンガリー語は日本語・朝鮮語・モンゴル語などと同じウラル・アルタイ語族いに属していて、
ハンガリー人は姓・名の順に名前をいうらしいですし、
ハンガリーの赤ちゃんには蒙古斑があるそうです。
要するに、元が同じ中央アジア辺りの騎馬民族だったってことでしょう。


女性ボクサーの映画、「ミリオンダラー・ベイビー」でしょうか?
レモンパイは覚えてないですが、もしそうならあの映画は悲しすぎました。
ノラその後
オリンピックで活躍したチェコの体操選手に、ベラ・チャフラスカヤさんと言う方もいました。

東欧にも多い感じがします。

ネィティブアメリカンと、東欧とは、新アメリカ以前につながりがあるかも知れないです。

確か日本語のルーツも、どっかアイスランド?の方に似た言語があると聞いたことがあります。

いい加減で。(^^;)

NHKの英語番組、チャロ1の監修をしていた佐藤良明さんのエッセイには、陽気ながら昔のアメリカを実感出来る留学体験があって、スプリングスティーンの描くアメリカにも、少し通じるかな。

私は、女性ボクサーを描いたあの(題名忘れた)映画のレモンパイの悲しい場面場面を思い出しました。
mf >> ノラ猫さん
http://kiribako.net
オマハ族という部族がいた(いる)んですね。
オマハは、ネブラスカ州の州都(だったか、最大都市だったか)の名前ですよね。
「オマハ」という音感は確かにインディアン言葉のように響きますけど、
「ネブラスカ」は、うーん、ピンときませんね。
もっともインディアン語には、まったく精通してないですが。
「Nebraska」の語尾の「ska」が特に東欧語っぽい、そんな感じがするんですよね。
ノラ猫
お調べしました。歩くウィキ、ノラ猫です。
お調べしました。歩くウィキ、ノラ猫です。

ネブラスカは、インディアンのオハマ部族の言葉で『浅い水』だそうです。(^-^)

先週、優勝した白鵬のモンゴル名前は『月曜日の幸福』月曜日に生まれたからだそう。

また、ご指名お待ちしております。ハイ!(^-^)
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