FMで「Blue-Eyed Soul(ブルーアイド・ソウル)」の特集をやっていた。
前週が英国のアーティスト特集だったらしく、
この週は米国編のそれだった。
Original Album Classics Daryl Hall & John Oates 価格:¥ 3,036(税込) 発売日:2008-06-27 |
Blue-Eyed Soul ときいて僕が真っ先に思い浮かぶのは、
ダリル・ホール&ジョン・オーツ。
高校生のころ、LPレコードの収録時間がほぼ45分間で、授業時間と同じということで、
音楽の授業でロック・アルバムを1枚通しで聴くという、
粋な計らいを先生がしてくれた。
そのとき僕のクラスで聴いたのが、ホール&オーツの『Private Eyes』だった。
そのことがきっかけでホール&オーツを聴くようになったのだけど、
当時は Blue-Eyed Soul なんて言葉は知らなかった。
ただ単にそのサウンド・プロダクションのかっこよさに魅了されて、ファンになった。
最近知ったのだけど、Blue-Eyed Soul という呼び名は、当時は蔑称だったらしい。
ダリル・ホールは、若いころ、そう呼ばれるのが嫌で、
「オペラに黒人ディーヴァが登場しても、誰も"Brown-Eyed Opera"なんて呼ばないだろ」
と反発していたらしい。
おそらく今では蔑称ではなく、ひとつのジャンルとして市民権を得てるんだろう。
というか、わざわざ眼(肌)の色で音楽をカテゴライズすること自体、
ナンセンスな時代になっている。
番組で「You've Lost That Lovin' Feeling」がエアプレイされていて、
この曲はホール&オーツがカバーしていたから、僕は知っていた。
オリジナルはエルヴィス・プレスリーだろうと独り合点してたのだけど、
DJ によると、ライチャス・ブラザーズのヒット曲らしい。
そして、プロデュースはフィル・スペクター。
60年代半ばとは思えないほど、今の時代も響いてくる。
ホール&オーツの初期のオリジナル・アルバム5枚をセットしたボックスをみつけた。
しかも、3千円チョイとお買い得。
以前、ブラックビニールで持っていたけど、今は何処にあるのかわからない。
思わずオーダーしてしまったから、
しばらくは青春の Blue-Eyed Soul に浸ってみようと思う。