ニュース、バラエティ、TV ショッピングなどを、昼夜関係なく、微睡みながら鑑賞。
いったい、何時間寝たのかな?
Ray / レイ 価格:¥ 980(税込) 発売日:2006-11-30 |
きのう、やはりベッドの中から、ジェイミー・フォックス主演の映画『 Ray / レイ 』を観た。
“ソウルの神様”レイ・チャールズの半生を描いた、伝記的人間ドラマだ。
ジェイミー・フォックス、スゴ過ぎ。
これは、モノマネじゃなく、同化だ。
この映画の企画はレイ・チャールズの生前中にスタートしていて、
ジェイミー・フォックスはレイ本人のお墨付きをえての主演抜擢だったということだが、
なるほどうなづける。
僕ら世代からみれば、レイ・チャールズは、“ソウルの神様”と呼ばれてるだけあって、
聖人君子的な存在だけど、映画ではレイの実像をこれでもかとリアルに描いている。
ゴスペルと R&B を融合させてソウル・ミュージックを発明するという
ポップ・ミュージック史上最大の功績の影で、麻薬と女に溺れていくレイ。
僕にとってはショッキングな事実だっだけど、
それはナマの人間「レイ」を描くうえで不可欠なエピソードだ。
数々のヒット曲の誕生秘話も描かれていて、
「ホントだろうか?」と思わされるエピソードもあったけど、
レイ自身が企画に携わっていたのだから事実にちがいない。
これらのバックボーンを踏まえてあらためてレイの名曲たちを聴き直すと、
新たな感動がプラスされて、たやすく感情移入をしてしまう。
アメリカ人にとってのレイ・チャールズは、僕ら日本人の想像を絶する偉大な存在なのだろう。
僕にとってのレイ・チャールズは、ビリー・ジョエルと競演した
「 Baby Grand 」がもっとも印象的なナンバーだ。
あのビリーが、ウレシそうに、そしてレイに押され気味に(労るように、というべきか?)、
デュエットしていたのが微笑ましかった。