エイサーが本土でも定着したのかも知れない。本日、地元紙の声欄に本土でエイサーに関わる男性の感想が掲載されている。曰く、自分の地元でエイサーに精出すグループがあるが、沖縄出身が一人もいないのだという。沖縄市のエイサー団体から教えを乞うて以来、日々練習を欠かさないのだという。それどころか地元の小学校では情操教育の一環でエイサーが授業に取り組まれている由。旧盆の時期がくると件の男性はエイサーどころの沖縄市を訪ね、本場のエイサー道ジュネーを体験するのだという。そういえば、東京暮らしの数年前、新宿西口の公園でエイサーの練習に励む一団を見かけたことがあるが、通行人は珍しい光景でもないらしく、踊る面々も普通にラジカセの音量に合わせて踊っている。エイサーが自然な光景になっているのだ、何という隔世の感。７月下旬の土曜日に歌舞伎町などで披露される新宿エイサーは毎回演舞希望の団体が多くて抽選で参加団体を決めると聞いた。沖縄から参加するのはせいぜい１団体だ。エイサーで町興しという当初の目的は十分果たされているようだ。なにしろ１００万人単位の観客が詰めかけるというからスケールが大きい。さて、今度の土日は沖縄市運動公園で伝統の全島エイサー。