新型コロナウイルス感染症危機の現況や経緯など多くのメディアや専門家の論調が報道されています。ワクチンの開発は3^4か月のトランプ大統領発言や18か月説や副作用の検証期間を考えれば8^10年後発言など混迷しています。早期の感染症終息を願っています。
地球自然の中には約360万種のウイルスが存在しているそうです。歴史的にもペストや天然痘、マラリア、スペイン風邪、エイズ、豚コレラetc多くの感染症が人類を襲い猛威を震いました。その都度、多くの犠牲者を出しながら人類の英知である程度又は完全に克服してきました。
感染症リスクも地球自然と人間のかかわり、多くはグローバルな人為の経済活動や生活スタイルに起因しています。前記事の過度なグローバル化リスク参照。グローバルな情報や移動、集中や密集、開発や巨大化、同質化など多くの問題が浮揚します。気候風土、歴史、文化。食の違う国々の同質化は地球自然や資源、食糧危機や枯渇リスクにも繋がります。自然保護、分散、定住、多極化、縮小、異質がキーワードです。
現実社会は物欲や競争を煽(あお)る過度な商業主義、経済成長、新自由主義社会に問題が内包しています。自然と共生、寛容、功徳の上座部仏教社会主義の筆者からすれば異様にも見える情景です。一局集中の都市開発、化石燃料車や密室、密集の飛行機移動。物品の大量生産、大量廃棄。住宅やビル、店舗の新築廃棄、不必要と思われる短絡公共工事などなど。
影響力のあるTVメディアは似たような芸能人の新製品や美食、企業宣伝のプロスポーツ選手etc競争や多欲を煽っています。多様な分野の優れた人が見えない。芸能人やプロスポーツ選手の収入や衣服や車の豪華さを煽り、地球自然の営みと真逆の価値観を風潮し、それが社会に席捲(せっけん)しているのです。感染症や気候変動に謙虚に向き合い生活している多数の国民が犠牲になっているのです。
そうは言っても、生きている間は楽しく便利で多欲で幸せに生きたいのも人間です。虚飾を慎み破壊や廃棄を最小化し自然環境に謙虚に向き合い適応しながら生きるのが正道でしょう。約100年前アメリカ先住民のホビ族の岩絵に描かれた二つの道、ロードプランを参考にしましょうか。
単純明快です。上の道は「欲望のまま生きる道」です。下の道は「慎(つつ)ましく生きる道」です。人類が上の道を選べばジグザグ線で描かれ、混乱の道を歩みその先はないのです。人類が下の道を選べば未来永劫(みらいえいごう)幸せがあるのです。
写真はHistory of Pandemics転載