青空Green倶楽部

時々意の趣くままに・・ミヤンマ―・国際・政治・経済・温暖化or寒冷化・限界集落etc

白シャツに緑のロンジー

2018-04-24 09:34:23 | コラム


  ミヤンマ―、第二の都市マンダレー近郊の村の小学校。制服は男女とも白シャツに緑のロンジーでサンダル履き、肩掛けカバンで明るく元気に登校しています。

伝統的に僧院や寺小屋教育が普及していますがほぼ公立校で1年の幼稚園教育をふくむ小学校が5年、中学4年、高校2年、学部が異なる大学は4年~8年です。全土で小学校の入学率は96,56%で実態はよく確認していませんが毎年進級試験があり出欠には厳しく留年や退学があります。 2016年から12年制から13年制の「受ける授業から考える授業」の新教育制度に変更になったそうです。
 
教育には無見識ですが20数年前中国の瀋陽市近くの田舎の中学校を訪れた時の事を思い出します。3段ベットの12人一室の全寮制で昼間の授業が終わって夕食後又学校の教室で夜10時ころまで熱心に勉強する姿です。政治体制、内容は別にして当時のジャパン イズ ナンバー ワンの日本の子供とは違う熱気を感じました。今日の世界第二位の経済大国に躍進し世界覇権をも感じさせる国の原動力だったのです。
 
ミヤンマ―は植民地政策の後遺症や仏教社会主義政策や価値観の違う国でした。軍政からアウンサンスーチー氏の民主化によりグローバル化の波に飲まれながら教育も変革しています。世界に価値観の違う仏教社会主義の国であって欲しかったのですが世界の現実も現実です。多民族国家ミヤンマ―で各地の村、町を訪れても多くの子供がいて僧院や寺子屋も含め熱心に勉強する姿をよく見ます。
 
ユーラシア大陸の中心で中国・インドの大国に囲まれた国。特異の仏教文化の親日国ですから未来の躍進を期待しましょうか・。
 
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浮島農業と・・

2018-04-14 08:41:04 | コラム


 ミヤンマ―・インレー湖畔の湖の民インダー族。高床式の水上集落に住み浮島農業などをしています。水草が根をはって自然にできた浮島に草をのせ泥で固め長い棒を突き刺し流されないように固定した畑です。                                                  

 栽培される作物はトマト・ナス・トウガラシ・キャベツ・豆類などさまざまです。収穫された野菜は集荷場で選別されマンダレーなどに出荷されています。種子や苗の事は確認していませんが、山々の腐葉土の栄養が湖に流れ野菜はみずみずしく新鮮で美味しくオーガニックで素朴な農業です。                                                                                                                       
 
 野球などに大騒ぎするメディアもほとんど触れないまま日本の食糧安全保障を支えてきた「主要農作物種子法」がこの3月末で廃止されました。 詳しくは検索して頂くとして問題は食糧の根幹、優良種子の提供や価格の不安定化などをもたらし日本農業がグローバル資本種子企業に支配され、食糧安全保障の命運を利益や効率、規模を追求するグローバル企業資本に委ねる可能性があるからです。食糧自給率も37%から14%まで下がると指摘される学者もいます。
 
 遺伝子組み換え種子・食品によるガン・白血病・アレルギー・自閉症など慢性疾患の急増が指摘されています。遺伝子組み換え農作物が枯れない除草剤による地下水汚染、生活用水の使用による疾患も・・母乳や尿からの検出・・鳥や魚の死滅など・・・国連の外部団体LARCはは除草剤ラウンドアップは発がん性のある物質2Aに分類しているそうです。
 
 遺伝子組み換え種子・ハイブリッド種子・除草剤・農薬、化学肥料などそれに添加物加工と「種子を支配するものは世界を制す」「種子を握れば食を支配し命を掌握できる」と。「種子が消えれば食べ物も消える そして君も・・」ベント スコウマ氏の遺訓も・・・
 
 
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