ミヤンマ―、第二の都市マンダレー近郊の村の小学校。制服は男女とも白シャツに緑のロンジーでサンダル履き、肩掛けカバンで明るく元気に登校しています。
伝統的に僧院や寺小屋教育が普及していますがほぼ公立校で1年の幼稚園教育をふくむ小学校が5年、中学4年、高校2年、学部が異なる大学は4年~8年です。全土で小学校の入学率は96,56%で実態はよく確認していませんが毎年進級試験があり出欠には厳しく留年や退学があります。 2016年から12年制から13年制の「受ける授業から考える授業」の新教育制度に変更になったそうです。
教育には無見識ですが20数年前中国の瀋陽市近くの田舎の中学校を訪れた時の事を思い出します。3段ベットの12人一室の全寮制で昼間の授業が終わって夕食後又学校の教室で夜10時ころまで熱心に勉強する姿です。政治体制、内容は別にして当時のジャパン イズ ナンバー ワンの日本の子供とは違う熱気を感じました。今日の世界第二位の経済大国に躍進し世界覇権をも感じさせる国の原動力だったのです。
ミヤンマ―は植民地政策の後遺症や仏教社会主義政策や価値観の違う国でした。軍政からアウンサンスーチー氏の民主化によりグローバル化の波に飲まれながら教育も変革しています。世界に価値観の違う仏教社会主義の国であって欲しかったのですが世界の現実も現実です。多民族国家ミヤンマ―で各地の村、町を訪れても多くの子供がいて僧院や寺子屋も含め熱心に勉強する姿をよく見ます。
ユーラシア大陸の中心で中国・インドの大国に囲まれた国。特異の仏教文化の親日国ですから未来の躍進を期待しましょうか・。