北関東の宮彫・寺社彫刻(東照宮から派生した宮彫師集団の活躍)

『日光東照宮のスピリッツ』を受けついだ宮彫師たち

今市屋台まつり-今市(日光市)の彫刻屋台-

2019年04月19日 | 総論 
彫刻屋台というと鹿沼のものが有名です。鹿沼よりも少し日光に向かった今市にも素晴らしい屋台があります。現在も10月の第3日曜(変更があり、要確認)に今市駅の前の道で披露されます。6台の彫刻屋台と4台の花屋台になります。このブログは宮彫がテーマですので、彫刻屋台を中心に紹介します。リンクは自由です。

●今市の地図


赤の四角は彫刻屋台の午前の待機場所です。お昼頃に国道119号を追分地蔵方面に進み、JP今市駅前の道(祭り会場)に集結します。そちらは午後は歩行者天国になります。春日2丁目は屋台蔵から、小倉3丁目は道の駅の屋台庫から、小倉1+2丁目も屋台蔵から出発します。






●各屋台の紹介

①住吉町(彫刻屋台)
江戸末期の作で、石塚吉明(他の「礒辺家の系譜」参照)の作






②相生町(彫刻屋台)
江戸末期~明治初期。伝・大出常吉(彫常)作。大出常吉は神山政五郎の弟子。






③春日一丁目(彫刻屋台)
安政六年(1859)後藤音次郎作。






④春日町二丁目(彫刻屋台)
江戸末期頃。神山政五郎と大出常吉。






⑤小倉町一・二丁目(彫刻屋台)
結城の彫工か。






⑥小倉町三丁目(彫刻屋台)
江戸末期頃、彫工不明。道の駅で常時公開。






⑦東町(花屋台)
昭和三十六年。


⑧仲町(花屋台)
昭和二十九年。


⑨朝日町(花屋台)
昭和四年。


⑩大谷向町(花屋台)
昭和四年。



今市は、日光例幣使街道と日光街道が合流する要所で、人が集まりました。



今市の追分地点



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