UHFブースター 蓋が開いていて故障

 テレビが映らなくなってしまったとお電話頂き、綾瀬市内のご近所でしたので当日夕方にお伺いしてきました。

 

ご依頼ありがとうございます。

 

お話では、「デザインアンテナの下のブースターの蓋が開いてしまい、雨風で故障してしまった様子」と
お聞きしていました。

 

到着時には蓋が閉まっていたのでお聞きすると、ご主人が上がって閉められたそうです。

梯子無しでの昇り降りされる勇気に感服します。。

 

アンテナが凄く高いところについていますが、頑張って近づいて検証しました。

 

蓋が開いていたことで内部に水が入り、完全に故障していました。

出力側の接栓も若干の水分の浸入があった様子ですが、ショートには至らなかったようです。

故障している状態なのを検証を交えてご説明し、交換工事を承りました。

 

 

測定器から電源を送り、問題なく作動していることを確認しておきます。

 

 日没前になんとか屋根上の作業が終わりました。

 接栓の締め忘れや蓋の締め忘れがないか、何度も確認したので大丈夫でしょう。

 

同軸内に水分の浸入があったのなら、ここのジョイント部分を点検しておきたいですね。

 

作業車のルーフキャリアの上に梯子を掛けて、ようやく届く高さです。。

高所でチマチマと防水テープを剥がしていたら日が暮れてしまうので、カットして新規に繋ぎなおしておきました。

 

下に降りてから確認したところ、ジョイント部分への水分の侵入はありませんでした。

結果としては点検した意味が無かったわけですが、問題ないという安心感を得られたのは収穫です･･^^

 

 

 電源部も交換して無事復旧作業完了となりました。

 

さてブースターの故障の確認ですが･･･

 

 

パイロットランプ(赤い丸で囲んであるところ)が点灯せず、受信レベルも反応無しになっていますね。

別のブースターで試して見ましょうか。

 

 

正常ならパイロットランプが点灯し、レベルも多少の反応があります。

故障の仕方によってはレベルだけ上がっても信号品質が駄目になってしまうということもありますが･･･

 

 

別ので試しても同じような結果ですね。

雑音成分を「増幅」した後ですから、この程度のレベルは出ているはずなんです。

 

 

こういった突然のご依頼にもお応えできるよう、なるべく予備の部材を用意しておくように心がけています。

ただどうしても当日に時間を作れない際は、翌日以降となってしまいますのでご容赦ください。

 

お子様がテレビドラマを楽しみにされているそうですので、当日中にお伺いできてお喜びいただけました。^^

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

ご依頼ありがとうございました。