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屋根裏設置アンテナの受信不調

2016-01-08 22:10:11 | テレビが映らない・映りが悪い

一年ほど前に屋根裏にアンテナを設置させていただいたお客様より、受信不調のご連絡を頂いたのでお伺いしてきました。

 

ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

 

設置したときかなり時間を掛けて位置決めしたので、直す事ができるだろうかという不安が募ります。。。><

 

テレビ端子で現状を把握したあと、早速屋根裏へ。

点検口から奥まったところで出入りするのが大変なので、思いつく部材や道具を一通り持ち込んでしまいます。

 

 

さて、アンテナ自体は設置したときと何も変わっていない様子。

測定器に繋ぐとテレビ端子とほぼ同じ数値なので、電波状況が変わってしまったのだと思います。

 

とりあえず向きを少し右に振ってみたら改善の兆候がみえたので、指向性が強いアンテナに替えてみることにします。

 

お試しでパラスタックの20素子アンテナに替えてみたところ・・・

 

 いきなり改善されてきました。^^

ただどうもマルチパスの影響があるような感じです。。。

 

 なんとなくアンテナを傾けてみたら・・・

 

 さらに改善されました。

まだ少しエラーの増減がありますが、これぐらい改善できれば上々です。

 

上々なんですが・・・

 

ここでいろいろと考えて見ます。

 

パラスタックアンテナに替えただけで改善されるということは、斜め方向からの妨害波があるということかと。

(指向性を強くしたことで、斜め方向の妨害波の影響が少なくなった)

 

屋外ならアンテナを替える以上の対策は、スタックを組むとかしか思いつかないのですが・・・

ここは屋根裏。

 

斜めや横からの妨害波の対策は、屋外よりもやり易いです。

 

ということで・・・

 左横や・・・

 

 右横に「同軸ケーブルの中身」の偏組線や紐状のアルミ(シールド)を垂れ下げて、思いつきの妨害波対策をしてみました。

アンテナの近くにいると、自分の体が受信に影響を与えてしまっていることがあるので、
一度下に降りてテレビ端子で確認してみます。 

 

妨害波対策の効果は・・・

しないよりはしたほうがいい?くらいな感じでしたね。

 

作業前はBER:E-2  C/N16dBだったので、受信不調の改善という目的は果たせました。

 

お客様にはしばらく様子を見ていただくようお願いしました。

 

 このまま安定してくれればなによりですが、もしまた不調に陥るようであれば屋根上にアンテナを移動するしかないと思います。

その旨をお伝えして作業完了とさせて頂きました。

 

有り難うございました。

 

 

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