ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

モロッコ・シャウエンの山羊

2009-01-08 23:12:56 | 透明水彩画モロッコ
Copyright2008-2009 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
「丘の上の教会」透明水彩画 4号F 2007年作(個人蔵)
モロッコ・シャウエン

シャウエンの丘では山羊飼いの人がたくさんの山羊を引き連れ、山や丘をどんどん移動している風景を見ることが出来ます。草が食べつくされないように毎日コースを変えたり、雨季が終わって雨が降らなくなり草が少なくなると、山の上の方にまで山羊を引き連れ移動していました。

たいがい番犬も一緒に来ていて、私みたいな見慣れない人に出会うと凄い勢いで吠えまくられ囲まれます。アルプスの少女ハイジに出てくるペーターみたいな少年がそこに急いで現れ、口笛を吹いたり石を投げたりして助けてくれるので安心です。
が、たまに来ないときもあります。

山羊飼いが、おばさんやお爺さんだと非常にゆっくりとした移動スピードになりまして、行動範囲も狭く山羊の数も少数になります。もっぱら石を投げて山羊の行動をコントロールしていました。
山羊は日の良く当たるところの草を好んでたべていまして、いつも日陰の中にある草は美味しくないのかして、日向の草が無くなるまで手を出しませんでした。

町の中でもたまに山羊に会うことがあります。

町の谷川の崖っぷちにナスターチウム(キンレンカ)が川まで垂れ下がって、オレンジ色の花を綺麗に咲かせていました。誰が植えたのか自生してるのかはわかりませんが、かなりの見ごたえで毎日ここを通るたびに眺めて楽しんでいました。

が、ある日突然綺麗サッパリ無くなっていまして、何事かと側まで行くと、動物に食べられたみたいな痕跡です。足元には山羊の糞がポロポロ落ちていたので、犯人は山羊だと思いますが、気になるのはナスターチウムの可愛らしい葉っぱに見事にたくさん並んで付いていた、刺されると痛そうな毛虫たちも一緒にいなくなっていたことです。

2、3匹は川下の岩にひっついていましたが、果たして食べたのかどうか・・・?


どっちかな~ 気になるな~♪



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« モロッコ・シャウエンの 緑... | トップ | モロッコ・シャウエンの憧れの山 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

透明水彩画モロッコ」カテゴリの最新記事