ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

コウモリ

2008-09-08 23:35:12 | 透明水彩画インド
Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved. 
「屋上の電灯」透明水彩画 4号F 2006年作
インド・ラジャスターン州、ジョードプル・ホームステー先の屋上


ホームステイ先の2階建てのお家には屋上がありまして、よく夕涼みをしました。
目の前には遠くメヘランガル城塞が見えます。その反対側がこの絵の風景です。
屋上への階段の上がりに電灯が1つ付いてまして、よくここに胸が少しオレンジ色の可愛らしい小鳩が、止まって鳴いていました。ここで絵を描いていると、周りの屋上からよく声を掛けられます。

かなり遠くてもジェスチャー語で容赦なくです。

「オーイ何してんだ!」

「なに人だ?・・・・名前は?・・・・親の名前は?・・・・兄弟は何人だ?・・・・兄弟の名前は?・・・・何しに来たんだ?・・・・・」

などなどと、一度喋ってしまうと終わりません。
困ったことに、たぶん皆さん暇なんです。

やっとインド人から開放されようと、ウジュワール(ステイ先のちびっ子)にも見つからないように、こっそり屋上に上ったのに・・・・。

諦めて夕暮れを眺めていると・・・・遠く向こうの空から大きな、そしてゆっくりとした羽ばたきの鳥らしき物体が飛んできました。

んんん?  なんだろう?  視力2.0の夜目能力フル活用で見つめました。

トンビはもうこの暗さでは飛んでいませんし~ 飛び方がコウモリみたいだけど~
日本のカラスよりデカイし~ 

あっ 来た来た こちに向かって♪


「ひえええええ~っ!!!  血ぃ吸われる~!!!」

「ドラキュラや~ マジ怖え~!!!」


ショックでした。あんなにデカイコウモリが、頭のすぐ上をかすめ飛んでいったのですから・・・・。
私の頭をかすめて飛んでいったのはオオコウモリで、すぐ側にある大きな木を旋回しながら 「ばっさ~ぁぁぁぁ!!」 っと大きく木を揺らして、しがみつくように止まりました。木の実なんかを食べてるみたいで、日が沈んで暗くなる手前に飛んできます。
慣れるとゆっくりとした羽ばたきが、美しく見ごたえがあって、飛んでくるのが楽しみになります。特にどんくさく止まるときの木の揺れ方が尋常でなく 「ばっさ~ぁぁぁぁ!!」 なんです♪


けっこう辛いのかな~ 「ばっさ~ぁぁぁぁ!!」 





コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インド・ジョードプルの  「... | トップ | インド・ウダイプルのディワ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
サン・ミケーレ宮様 (ろくびー)
2008-09-16 00:03:16
薔薇投げ王子がここで活躍してくれないと・・・・
私には出来ないんですから~!!!
でもナプキンとフォークとナイフと箸とグラスは私も持って行きますよ♪
例のお料理を食べたいですからね♪
返信する
残念ですが (サン・ミケーレ宮)
2008-09-15 23:44:30
僕はお花は持って行きません

その代わりナプキンを持って行きます
ナイフとフォーク、お箸は現地調達。

フラッシュの中、一人で食べ続けます。

ロクビーさんはどうぞ花瓶の世話でもなさっていてください

返信する
micamicami様 (ろくびー)
2008-09-09 10:18:59
いやいや
micamicamiさんの「さ・やていの食卓」料理本の方が先ですよ!
サイン会お花持ってミケさんと行きま~す♪

フフフフフ・・・・
返信する
Unknown (micamicami)
2008-09-09 05:10:02
ほんと~に本だしてください。
おもしろすぎる。

返信する

コメントを投稿

透明水彩画インド」カテゴリの最新記事