ろくびー

山中清隆 作品日記
Kiyotaka Yamanaka

ゴンドラは気持ちいい

2008-07-02 20:19:45 | 油彩画ベネチア3
      Copyright2008 Kiyotaka Yamanaka.All Rights Reserved.
      「こんにちは」油彩画  3号F  2002年(個人蔵)
      イタリア・ベネチア


ベネチア名物と言えば、ゴンドラを思い浮かべる方がいると思いますが、私もその一人でして、ゴンドラを見るのも乗るのも大好きです。
一度はかっこよく漕いでみたいです。
(漕いだ事はありませんが、隣の島にゴンドラスクールがあるそうです。)

ゴンドラに乗る方法は2つありまして、まあまあお金を払って豪華に運河クルーズするか、小額のお金で大運河の渡し舟(ゴンドラ使用)に乗って、対岸に渡るかです。
運河クルーズは4回ほど、渡し舟は意味無く頻繁に利用しておりました(単純に乗りたかっただけ)。

運河クルーズしていると、ゴンドラからの低い視点で、路地からは見ることの出来ない景色が見れたりします。少し滑るように進む愉快な乗り心地は、
力強く漕ぐゴンドラ漕ぎのリズムと、それを受ける運河の重く滑らかな音と相まって、次第に酔いしれてきます。

運河は路地と同じく交差点があったり、角になってて先が見えなかったりしているのですが、出会い頭の事故にならないよう掛け声を必ず掛けます。
建物が高くて運河は狭いもんですから、その掛け声がよく響いて気持ちがいいです。

「オーイ! マガンド・オーイ!」

「曲がんど・おい?」に聞こえるのは私だけかもしれませんが、標準イタリア語に無いゴンドラ漕ぎ弁だそうです。

サンマルコ広場の海側からゴンドラに乗ると、波にもてあそばれ、ゆらゆら木の葉のように揺られて酔う人もいるみたいですが、私はエキサイティングで好きです。

ゴンドラは黒色に規制統一されているみたいで、どれも黒いのですが、ゴンドラレースの時は特別でして、スペシャルカラーな奴が出てきます。
形は同じなんですが、色に凝ってまして、日本で言うと輪島塗でしょうか・・・?
カキ色渋っピカー みたいな感じです。
200メーター離れたところからでも目に飛び込んでくるぐらい、重量のある深い濃厚な色合いですから不思議に思い、一緒に見ていた大家さんの旦那さんに尋ねたところ、何回も何回も重ねて塗ってる豪華塗スペシャルだそうです。

かちょいい~♪


何回も何回も 塗られてみて~

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