近所の方が柿を持っていって下さいと頂いた物です。
この柿がどのようになるか、知っているでしょうか?
少しだけど持っていって欲しいといわれ、軽トラック1車頂きました。
日照不足と強風により、傷がついたものです。実はこの柿たち全て捨てられるのです。傷が付いていると商品価値がないからといっています。
実に勿体無いことですね。まだまだ最盛期は、これからです。
まだ、初めての収穫で、この方の畑の50分の1も収穫していない状態でこれだけの量と思いきや・・これは、ほんの少し頂いた物です。
恐ろしい量が捨てられていることになります。
まだまだ、この農家さんは柿の生産者の中では、圃場面積が少ない方ですから・・。
これこそ、柿ようかんやアイスなどなどの加工食品にしたら、この柿たちも救われるのにね~。
かわいそうなことです~。
甘柿のほとんどが岐阜で作られたものからのものです。
有名な富有柿は、岐阜の地で造られました。
手前の柿は、渋柿なので、さわし柿にするか、干し柿にしなければなりません。
何故、渋柿は渋いのか?タンニンが水溶性なのか不溶性であるかで、変わります。
甘柿の果肉は、不溶性タンニンであるので、そのまま食べられますが、渋柿は水溶性の為、口に入れると口の中でイガ虫が刺しているような、とんでんもなく痒みがのこるような感じがします。子供の頃、かじっては、酷い目によくあいました。
いつまでも残り、水で嗽を幾度と無くしてもなかなか落ちないものでした。
その時の私の対処方は、漬物を食べることでした。すると不思議なことに直ぐに痒みが消えて行くからです。今の漬物は、とてもそんな効果は無いですがね。
昔は漬物を漬ける際に錆びた鉄を入れていて、塩を入れ植物のもつミネラルと発酵時に出来上がる酵素により、鉄が還元されて二価鉄が出来上がっていました。
漬物を取り出すと入れたときに真っ赤になっていた鉄が真っ黒になっているのです。この状態が還元されていることになります。
この鉄と植物性の酵素が、水溶性タンニンを吸着し、苦味を消してくれていたように思います。
子供の頃は、いろいろなことをやってみて、だんだん成長していく物ですね。
その頃は勿論、タンニンの吸着をどうさせるか?と考えてやっていたのでは無く、色々自分にやっての体験からですね。
トーマスエジソンは、もっと好奇心ある子供だったのでしょうね~!
子供は、自由に伸び伸びとさせたいものです。